小説『グラディーヴァ』で徹夜作業の疲れを癒します
昨日は、ホントに組合の書類作りで徹夜となった。
まあ、作業に取り掛かり始めた時間が遅くて、夜の九時頃だったこともある。それから、作業に没頭し、一定の目途がついたのは、未明の四時前。
← ヴィルヘルム・イェンゼン (作)『グラディーヴァ ポンペイ空想物語 精神分析的解釈と表象分析の試み』(山本 淳 (訳+著) 松柏社) (画像は、「hontoネットストア」より)
但し、議案書なので、会計報告も必要だし(これは、会計担当の方に任せる)、来年度の運動方針案も書かないといけない。
思いがけずその任を担うことになった執行委員長代行職なので、にわか作りの方針案しか作れない。
作る以上は、責任も生じるので、これは時間をおいて、頭を冷却して、改めて取り掛かることにした。
未明にベッドに潜り込み、とろとろ居眠りのような仮眠をとって、朝の八時前にはベッドを離れた。
眠れるなら一気に昼前までも眠りたいが、年のせいなのか、ぐっすり眠るなんて、夢のまた夢である。
断続的に寝たり起きたりが今の自分なのである。
結局、前夜の徹夜疲れの負荷がそれなりに体から抜けたなと感じたのは、夕方近い四時過ぎ。この時間になって、やっと本を読み始めても、二頁も読まないうちに目が閉じていく…なんてことはなくなって、本日の読書開始は、だから、四時過ぎからようやく、ということになる。
→ 監督:アラン・ロブ=グリエ「グラディーヴァ マラケシュの裸婦 [DVD] (アットエンタテインメント ヴェネチア国際映画祭金獅子賞受賞作品) 「フロイト、ダリなどの先駆者に多大なる影響を与えた幻想小説「グラディーヴァ/妄想と夢」を完全映像化」というが、「ドラクロワの絵画の研究でモロッコを訪れた美術史家のジョンは、マラケシュの旧市街地メディナで、光り輝くブロンドの美しい女性を見かけ、思わず後を付けるも、迷路のような路地でその姿を見失ってしまう。彼女の行方が気になりつつ、美術愛好家・アナトリの元へ向うと屋敷の中には軟禁された少女たちの姿が―。そこでは彼女たちを調教し、無垢な身体を使って官能的な絵画を再現されていた」…と、随分と離れた内容に。というより、「ヴェネチア国際映画祭金獅子賞受賞作品「去年マリエンバートで」のアラン・ロブ=グリエ が挑んだエロティシズムの極み!」という観点から楽しんだほうがよさそうだ。 (情報及び画像は、「Amazon.co.jp: 通販」より)
朝の八時前から夕方近い四時までの間に、食事もしたし、買い物にも出かけている。なんとなく起きている間に、つまり、細切れな睡眠の合間に日常の雑事をこなしている、というわけである。
さて、大西巨人著の『神聖喜劇 2』をようやく読了し、今日から『神聖喜劇 3』へ。『神聖喜劇 2』を読んでいる最中に、司馬遼太郎著の『播磨灘物語』(全四巻)を読んだこともあって、『神聖喜劇 2』を読み終えるのに一か月以上を要してしまった。
それでも、この戦後日本を代表する大作を、中途で挫折もせずに、ボチボチながらも読み続けられるのも、年の功というのか、あっさり投げ出したりしない根気が出てきたからなのだろうか。
馬齢を重ね、老い先短くなってきているのに、気が長くなってきた…。
アイロニーなのかな?
← ヴィルヘルム・イェンゼン/ ジークムント・フロイト著『グラディーヴァ/妄想と夢』(種村季弘 訳 平凡社) (画像は、「グラディーヴァ/妄想と夢 - 平凡社」より)
一方、今日からは、ヴィルヘルム・イェンゼン 作の『グラディーヴァ ポンペイ空想物語』(山本 淳 (訳+著))を読み始めた。ヴィルヘルム・イェンゼン 作の小説『グラディーヴァ』については、ヴィルヘルム・イェンゼン/ ジークムント・フロイト著『グラディーヴァ/妄想と夢』(種村季弘 訳 平凡社)の形で、学生時代に一度、社会人になっても一度、その後、比較的近年にも読んでいる。都合、三回、読んできたわけだ。
今回、ヴィルヘルム・イェンゼン (作)『グラディーヴァ ポンペイ空想物語 精神分析的解釈と表象分析の試み』(山本 淳 (訳+著) 松柏社)と、違う形で読む。
→ 入り口付近、蔵の雨樋にセンサーライトを設置した。誰かが通り過ぎると、反応して数秒間、点燈する。まあ、防犯と、帰宅時の安全のためである。
フロイトによるイェンゼン作の『グラディーヴァ』に対する精神分析的読みについては、既に批判的検討の長い積み重ねがある。それはそれとして、小生は、イェンゼン作の小説『グラディーヴァ』を虚心坦懐に楽しみたいと思っている。フロイトらの書簡類も訳出されていて、興味深いし。
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