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2014/09/12

富山県の女性タクシードライバー事情

「政府は女性が活躍する社会の実現に向けた機運を高めようと、12日から3日間、東京などで、IMF=国際通貨基金のラガルド専務理事や、アメリカのケネディ駐日大使など、国内外の女性リーダーらおよそ100人を招いた国際会議を開いてい」る(「首相 女性活躍へ切れ目なく政策を NHKニュース」より)といったニュースを夕方、仄聞した。
「安倍総理大臣は「女性がいつでも誰でも夢にチャレンジできる社会を2020年までに実現すべく、切れ目なく政策を打ち出し、まずは来月、有村女性活躍担当大臣を中心に『すべての女性が輝く政策パッケージ』を取りまとめていく」と述べ」とも。
 だったら、従軍慰安婦問題にもっとまともに向き合って、日韓、日中関係を正常な状態に戻すべく、頑張れよと言いたくなるのは、グッと堪えて、富山のタクシー業界における、女性ドライバー事情の一端を調べてみた。

 すると、以下のニュースをネットで見出した(八月の情報なのが情けないが):

北國・富山新聞ホームページ - 富山のニュース」によると:
 富山県のタクシードライバーの女性比率が昨年、15年連続でダントツの日本一だった ことが、全国ハイヤー・タクシー連合会(全タク連)のまとめで21日までに分かった。 女性ドライバーのきめ細やかなサービスは、特に介護タクシーなどで大きな武器になって おり、勤務を日中に限定するなど、女性の働きやすさに配慮する企業もある。北陸新幹線 開業後に観光客をもてなす場面でも、女性ドライバーが力を発揮しそうだ。
 昨年3月末現在、富山県内のタクシー事業者で働くドライバー1111人中、女性は9 2人で、比率は8・3%だった。全国では7177人の女性ドライバーが働いており、平 均比率は2・3%となっている。

 2位は島根県で5・6%、3位は山形県で5・1%と、富山が大きく水を開けている。 全タク連によると、都道府県別の順位を集計し始めた1998年以来、富山は日本一の座 を譲ったことがない。


 富山県のタクシードライバーの女性比率が長年、ダントツの日本一であることの理由について、上掲のニュースによると、「富山県タクシー協会は「富山の女性が働き者だか らではないか」と推測している」。
 だが一方、「女性ドライバーの実数は、127人だった07年の約4分の3にまで落ち込んで」いるのは、理解しがたい。富山の女性が急に怠け者になったはずもないだろうし。
「新幹線開業を見据え、「女性ドライバーを確保していくためにはもっと積極的な支 援が必要」(富山市内の事業者)との見方も出ている」というが、女性には居づらい、具体的な理由があるのではなかろうか。
 ちなみに小生の会社には、女性ドライバーは一人だけ。理由はいろいろあろうが、女性専用のトイレや化粧室がないこと理由の一つのような気がする(女性事務員が二人いる)。あるいは二階の事務棟のトイレを利用しているのか。

 タクシードライバーの平均年収の低さは、もはや常識となっている。年収で300万を超えると、いいほうである。
 東京がやはり高い(物価も高い)が、地方はおしなべて苦戦している。
タクシー運転手の年収(給料)調査-年収ラボ」など参照。

 仄聞するところによると、東京の営業売り上げが(地方に比べ)高いのは知られているが、富山は地方としては比較的売り上げも善戦している。
 とはいっても、他の業界、バスや電車などの公共機関に比べ、乗務員の年収は比較する気にもならないほど、低い。しかも、勤務時間(営業時間)は、かなり長めになっている。残業を相当程度にこなして、上記程度の収入なのである。

 それなのに、富山県(や富山県タクシー協会)が主導する、「おもてなし優良タクシードライバー 」養成や、介護タクシー、観光タクシーなど、タクシードライバーに求められるサービスや資質は、高まる一方である。
 若い人が見向きもしない業界であるタクシー業界であることを放置したままで(業界など当時者に自助努力を求めるだけで)、求めることだけはあれこれ高める。
 求めるものが高くなるというのなら、それに見合う待遇があってしかるべきで、業界の自助努力だけに待遇改善を求めるのは限界があるのではなかろうか。

 そんな中だからこそ逆に真面目にコツコツ働く、高齢者など人に優しい女性ドライバーは、時代のニーズに合っているのかもしれない。
 若い男性のタクシードライバーへの視線は冷めたままだが、女性は案外と熱視線を業界に向けているのかもしれない。

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コメント

お久しぶりですね。
ブログなどにも書きましたが、ずっと入院していました。入院費もかなりかかった、ああいたい。
ところで東京のタクシードライバーと同室だったので話をしましたが、稼ぐにはコツがあると。
東京ドームで巨人戦でもタクシー待つ位置があるんだと。
変なところで待っていると神保町まで、御茶ノ水までなんて客に当たると。
あとは、やはり銀座で、銀座の客はやはり長距離が多いとかね。
そのドライバーは優秀で会社の売り上げ上位20人に入っているとか。
弥一さんは富山に帰られてから、売り上げはアップされましたか?
女性のドライバーにたまに乗ることありますが、やはり、運転も丁寧だし、リラックスできますよ。もっともっと、女性ドライバー増えるといいけどいろいろ難しいんでしょうな。

投稿: oki | 2014/09/13 22:42

oki さん 御帰り。なんだかんだといっても、体が資本。ご自愛を。

タクシードライバーは、小泉規制改革で業界が疲弊した。
結果、会社とドライバーは利益の上で背反するようになった。会社は台数さえ揃えれば、なんとか経営が成り立つ。
ドライバーが低賃金でもね。
この頃、やっと規制緩和はやり過ぎだったと、行き過ぎた振り子を少し戻そうとしているけど、竹中平蔵は相変わらず、緩和して利用者が利益を得ることを最優先している。
消費者目線。
でも、これが、スーパーの安売り競争に、つまりは従業員の賃金の低下につながっていることを眼中に置かない。
安売りを徹底すれば、それだけ派遣やアルバイトは苦しくなる。
富山でも、タクシードライバーの年収は惨憺たるもの。
なのに、来年は新幹線がやってくるとかで、タクシードライバーは観光客と対面する対処の富山人とかで、サービスやおもてなしの重視を知事自らが旗を振っている。
これだけ待遇が悪い中で、サービスばかり、高く強く要求する。
これって、県知事がブラック企業的な指示をタクシードライバーに要求しているってことではないのか。

女性ドライバー、小生は乗ったことがないです。そもそもタクシーに客として乗らないしね。

投稿: やいっち | 2014/09/14 22:04

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