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2014/09/29

臆の夢

(前略)神の慈愛に満ちた眼差しはとりあえず今、生きている存在 者たちに注がれるだけでなく、土や埃や壁や海の水や青い空に浮かぶ雲や、 浜辺の砂やコンクリートやアスファルトやプラスチックやタール等々に、均 しく注がれているはずなのである。

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← お絵かきチャンピオン 作「パブロン」 (以下、作者ホームページ:「小林たかゆき お絵かきチャンピオン」)

 神の目から見たら今、たまたま生きている生物だけが特別な存在である理 由など、全くないのだ。あるとしたら人間の勝手な思い込みで、自分たちが 特権を享受している、神の特別な関心が魂の底まで達しているに違いないの だと決め付けているに過ぎないのだ。

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2014/09/27

自由を求めて

 思いは頭の中で沸き立っていた。ただただやたらと淋しい思いが脳みそを引っ掻き回し、体の中を無闇に駆け巡る。
 吐き出したいほどの淋しさがオレを一層の赤い闇へと追いやっていく。

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 居場所などどこにもない。あるのは、ここじゃない、何処か他の場所、黒い丘の向こうに何かある、すぐにもそこへ向かわないと間に合わない、という切迫した狂熱。
 誰かがオレを待っていてくれる。もう、待ち草臥れるくらいにオレを待っていてくれたんだ、それを愚かなオレはこの期に及んでやっと気が付いた…。

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2014/09/26

アールブリュットの作家・澤田真一のことなど

 今日は、一応は休み。一応は、と意味深そうな表現をしたのは、実際には、仕事を終えて帰宅したのは、丑三つ時どころか、未明の三時半過ぎ。それからグズグズしたこともあり(何か軽食を摂ったり、もたもたした時間を過ごさないと寝入れない)、就寝は五時半過ぎ。

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← 過日、自転車を入手した。その日、夕日を追って、神通川の土手へ。

 これじゃ、午前中はもちろんだが、お昼を回っても、ちゃんと目が覚めた状態にならない。細切れな睡眠という悪習に陥っているからだ。午後の二時半を回った頃だろうか、ようやくとりあえず、今日は持つかな、という程度に回復。三時ごろ、外出。


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2014/09/24

ダーウィンやら深井克美やら台所やら

 今日はお昼頃から雨になるという予報もあって、買い物を午前中に済ませた。
 一昨日買ったばかりの自転車を活用したかったという思いがあったのは事実。雨だったら、車で買い物へ行けばいいわけだし。

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↑ 「バラード ―深井克美と人間像の画家たち」(「北海道立近代美術館」にて) 「身体lこハンディ・キャップを背負い、常に生と死の狭間で葛藤し続け、見るもの全てに圧倒的存在感を与えた悲劇の画家、深井克美」については、「はこだて人物誌 深井克美」など参照。

 それとは別に、午後から組合の用事で会社へ行く必要があり、午後は時間的に窮屈になるかなという思いもあった。
 が、組合の用件は(同僚の手助けもあって)、小生が出張る必要はなくなった。

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2014/09/22

ダーウィンが体験したチリの巨大地震

 一昨日から、チャールズ・R.ダーウィン 著の『新訳 ビーグル号航海記 下』(荒俣宏 訳 平凡社)を読み始めている。

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→ お絵かきチャンピオン 作「THE空間異常」

 たまたまというべきか、録画しておいた「NHKスペシャル 巨大災害 MEGA DISASTER 地球大変動の衝撃 第3集 巨大地震 見えてきた脅威のメカニズム」を観た、その翌日、ダーウィンの上掲書で関連する記述に遭遇したのだった。

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2014/09/20

野菜畑から果樹園へ?

 今日は、組合関係の雑用を午前中に。近々、執行部役員の選任選挙があるので、投票用紙を作成。書式の手本がネットでも見つからず、一から手作りなので、案外と時間を奪われた。

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← チャールズ・R.ダーウィン 著『新訳 ビーグル号航海記 下』(荒俣宏 訳 平凡社) (画像は、「 紀伊國屋書店ウェブストア」より) 本日、上巻を読了し、今日から早速、下巻へ。岩波文庫版から実に55年ぶりの新訳だとか。小生、情けないことに岩波文庫版では読んでいない。長さと(自分には昔は退屈に思えて、ちょっと手にして、すぐに放棄した。確か、『種の起源』も読み通したことはないような。周辺を巡る関連の本は結構、読んできたのだが。

 いざ、作るとなると、どんな書類も想像以上に面倒なもの。相当な時間が費やされると、予想はできたので、ぐずぐず先延ばしし、その間、過日より読み進めていた、チャールズ・R.ダーウィン 著の『新訳 ビーグル号航海記 上』(荒俣宏 訳 平凡社)の残りの数十頁を一気に読了。

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2014/09/19

赤裸の心

 彼は何を見ているのだろう。暗転した此の世、それとも黄泉の灯に浮かび上がる亡霊の叫びなのか。
 彼の目はレントゲンのように、この世の赤裸なる魂の揺らぎを曝け出してしまう。

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← 小林孝至作「作品No.2014_1400」 (画像は、「小林たかゆき お絵かきチャンピオン」より) 今にも崩れそうな詩情…。小生の好きな木版画家・清宮質文を想わせる瞬間がある。でも、彼はそんな詩情なる安寧の境に身をゆだねようという気はさらさらないようだ。(清宮質文については、拙稿「「清宮質文展 生誕90年 木版画の詩人」 ! !」を参照のこと。)

 人は、形も命も心も仮初の時を彷徨っている、ほんの束の間の錯覚に過ぎない、そんな戯言を漏らす輩を打ち倒してしまうのだ。

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2014/09/18

一つの漢字(熟語)で読みが二通り

 あるネット上のサイトで、「末路」の「路」を「期」に直したときにルビもふるべきだったなと、(後で)思いいたった。「まつご」のつもりだったが、「末期」は「まっき」と読むほうが身近だと気づいたといった趣旨の記述があった。
 確かに、自分では、この熟語はこのようなつもり(意味)で読むと(しかも、他の読み方はないと)思い込んでしまうことがある。

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→ お絵かきチャンピオン作「夜を葬る13番街地」 (「異形の画家「小林たかゆき」を知る」参照)

 あるいは、他の読み方もあると分かっていて、でも、わざわざルビを振るのも癪というか、わざとらしいし、脈絡で分かってくれよと、やや祈るような気持ちで熟語の漢字を綴ってしまうこともある。

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2014/09/16

そしてボクは世界の

 真っ昼間。ぽっかり空いた公園。
 ボクを圧倒する眩し過ぎる太陽。白い光が溢れ返っている。
 立ち竦むしかない。薄っぺらな自分が露わだ。

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← 「ブランコ」 (画像は、「ブランコ - Wikipedia」より)

 誰もいない。みんな、何処へ行ったの?
 ボクとの約束はどうなったのか。ああ、そうか、誰とも約束しなかったっけ。誰一人、お喋りする相手もいないんんじゃ、仕方ないね。

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2014/09/14

富山市は平坦な町

 茶の間の窓から、田圃越しに公園が見える。アスレチック広場もあるし、少年野球くらいはできるグラウンドもある、なかなかの公園。綺麗に整備されていて、土日の賑わいはもちろんのこと、週日でも午後遅めの時間ともなると、子供連れのお母さんたちや犬を連れて散歩する姿も散見される。
 小さなかぬ公園を囲むように、木立が並んでいて、できて数年という公園だけあって、まだ若い樹木が多い。したがって、緑豊かというわけにはまだいかない。

 前にも書いたが、小生はこの公園が完成するまでは、しばしば訪れている。というより、雨さえ降っていなければ、連日、通うように行っていた。
 その頃はまだ、定職に就いておらず、運転代行や新聞配達で小銭を稼ぎながら、家事をこなす日々だったのである。つまり、仕事は夜なので、昼間は家事、その合間に、銭湯へ行く、その通り道に、わざわざ若干の回り道になるのも構わず、この公園を通るような道筋を選んでいた。

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2014/09/12

富山県の女性タクシードライバー事情

「政府は女性が活躍する社会の実現に向けた機運を高めようと、12日から3日間、東京などで、IMF=国際通貨基金のラガルド専務理事や、アメリカのケネディ駐日大使など、国内外の女性リーダーらおよそ100人を招いた国際会議を開いてい」る(「首相 女性活躍へ切れ目なく政策を NHKニュース」より)といったニュースを夕方、仄聞した。
「安倍総理大臣は「女性がいつでも誰でも夢にチャレンジできる社会を2020年までに実現すべく、切れ目なく政策を打ち出し、まずは来月、有村女性活躍担当大臣を中心に『すべての女性が輝く政策パッケージ』を取りまとめていく」と述べ」とも。
 だったら、従軍慰安婦問題にもっとまともに向き合って、日韓、日中関係を正常な状態に戻すべく、頑張れよと言いたくなるのは、グッと堪えて、富山のタクシー業界における、女性ドライバー事情の一端を調べてみた。

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2014/09/11

プレミアムアーカイブス 昭和歌謡黄金時代 作曲家・平尾昌晃の世界

 録画しておいた、「プレミアムアーカイブス 昭和歌謡黄金時代 作曲家・平尾昌晃の世界」を視聴した。
 平尾昌晃(以下、敬意をこめて敬称を略させてもらう)のアイドル絶頂期(自身がアイドル歌手だった時代)から挫折を経て作曲家に転向してからの今の彼の活躍まで。

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→ 「星はなんでも知っている (1958年)」(作詞:水島 哲 作曲:津々美洋(平尾昌晃))

 歌を巡っての番組なので、懐かしさもあって、ジッと見入って(聴き入って)しまった。

「昭和歌謡黄金時代 作曲家・平尾昌晃の世界」(2010年11月3日)のものをアンコールで再放送されたよう。
 観た瞬間、そうだ、当時も(多分、全体じゃないけど)観た! と思い出した。

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2014/09/09

せっかくの満月が翳る出来事が

 今日、忙しい中、時間を割いて、庭木の刈り込みなどをした。雑草が生い茂ってきたし、生け垣の枝葉が車道に食み出している(実際には、車道の路肩の溝を含め、我が家の敷地の一部なのだが、公道となっているので、已む無く我が家の責任で刈り込むしかないのである。

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← チャールズ・R.ダーウィン (著)『新訳 ビーグル号航海記 上』(荒俣 宏 (翻訳)  平凡社) (画像は、「紀伊國屋書店ウェブストア」より)

 さて、 ヴィルヘルム・イェンゼン (作)『グラディーヴァ ポンペイ空想物語 精神分析的解釈と表象分析の試み』を読了し、今日から チャールズ・R.ダーウィン著の『新訳 ビーグル号航海記 上』(荒俣 宏 (翻訳)  平凡社)を読み始めた。

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2014/09/07

脂肪の塊

 道路の反対側の雑踏の中でその人を見かけた。見かけた瞬間、あの人だ、という直感があった。
 見間違いなんかじゃない。あの人だ。
 けれど、その人はあっという間に人波に呑まれていった。
 彼女を追う私の足も、行き交う車に遮られ、道路を渡った時には、見知らぬ人と素知らぬ人が通り過ぎていくばかりだった。

 胸が高鳴っていた。息苦しいほどの動悸を覚えるのも久しぶりで、何か新鮮な感動すら感じるほどだった。
 あの人がこの町に居るはずがないと、頭の中では誰かが告げていた。分かっている。でも、あの人を見たという切なる思いをどうしようもなかった。
 週末だからだろうか、若い人たちの姿が多い。どうやら、大手町辺りでイベントがあるようで、電車で、あるいは歩いて、そっちへ向かうようだった。

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2014/09/05

異形の画家「小林たかゆき」再び

 つい先日、遭遇し紹介した「小林たかゆき お絵かきチャンピオン」さんの作品の数々(「異形の画家「小林たかゆき」を知る」(2014/09/01)参照)。
 ドンドン、新作が公表されている。描き殴るようにして描かれているのだろうか。けれど、絵に詩情が溢れている。今日気付いたのは、ユーモラスな雰囲気も漂っていること。

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→ 近所の野良猫が我が物顔に我が家の庭を…

 これなら、大衆性をも獲得するのは時間の問題と思われる。
 彼については、拙稿「異形の画家「小林たかゆき」を知る」(2014/09/01)などでも紹介したが、新作を改めて紹介させてもらう…勝手に!

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2014/09/04

小説『グラディーヴァ』で徹夜作業の疲れを癒します

 昨日は、ホントに組合の書類作りで徹夜となった。
 まあ、作業に取り掛かり始めた時間が遅くて、夜の九時頃だったこともある。それから、作業に没頭し、一定の目途がついたのは、未明の四時前。

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← ヴィルヘルム・イェンゼン (作)『グラディーヴァ ポンペイ空想物語 精神分析的解釈と表象分析の試み』(山本 淳 (訳+著) 松柏社) (画像は、「hontoネットストア」より)

 但し、議案書なので、会計報告も必要だし(これは、会計担当の方に任せる)、来年度の運動方針案も書かないといけない。
 思いがけずその任を担うことになった執行委員長代行職なので、にわか作りの方針案しか作れない。
 作る以上は、責任も生じるので、これは時間をおいて、頭を冷却して、改めて取り掛かることにした。

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2014/09/03

孤軍奮闘じゃないけれど

 今日は休み……なのだが、来月にも開かれる組合の定期大会の準備のため、忙殺されている…はずであった。
 が、なかなか作業に取り掛かれない。

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← イアン・スチュアート【著】『数学を変えた14の偉大な問題―フェルマーの最終定理からリーマン予想まで』(水谷 淳【訳】 SBクリエイティブ) 本日夕方読了。一般向け数学書の無類の書き手。これまで何冊、読んできたことやら。 (画像は、「紀伊國屋書店ウェブストア」より

 とうとう、読み止しの イアン・スチュアート著の『数学を変えた14の偉大な問題』を読了するまで、手つかず。気が付いたら、夕方…どころか夜になっていた。

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2014/09/01

富山の屋根瓦は黒光りする

 過日のこと、夕方近くのこと、お客さんとの雑談の中で、お客さんがふと漏らした感想(印象というべきか)にハッとさせられた。
 その方は名前は伏すが評論家で、富山の肩ではないのに、さすがに富山のことを勉強されておられ、また観察眼も並みではない。

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→ 「天の川」(by kei) (画像は、「屋根の上の猫」(03/07/07)より)

 その方が漏らしたのは、富山の瓦って、黒光りしているんですね、であった。
 最初、何を言っているのか分からなかった。それがどうした、当たり前じゃないか、というのが率直な反応。
 が、話を聞くと、どうやら屋根瓦が黒光りしているのは、富山では当たり前でも、他の地域では必ずしもそうではないらしい。

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