台風に肩透かしを食らって夕焼け空
朝、きっと風雨の音で目が覚める…と思っていたら、案外と静か。外の様子を伺ってみると、雨も風もなし。
洗濯物は微風に心地よさ気に緩やかに揺れているだけ。
すっかり拍子抜け。
でも、浅野時点では、台風は四国に、次いで兵庫に上陸し、石川県を抜けて日本海へという予報だった。
当然、隣県の富山にも影響があるはず。
午前は、台風の進路を見守っていたが、そうだ、台風が近づく前に、外に置いてあったシートを片づけ、畑の野菜を収穫しておこうと、急いで外仕事。
野菜、十日ぶりの収穫で、籠に二山分も。さて、どうしよう。
情報によると、富山は夕方頃、影響が大きいとか。なので、お昼過ぎ、急遽、車を駆って親戚の家へ。家族などが多いので、野菜を届けに。御馳走になっているうちに、雨が降り出してきたので、午後の二時前、その家を後にした。
帰宅して、プルーストの『失われた時を求めて 7』(吉川氏新訳 岩波文庫)を読みつつ、外の様子を伺う。
そのうち、寝入ってしまった。目が覚めたら、部屋の中が赤っぽい。夕焼け!
台風は、一体、どうした?
慌ててテレビを観ると、台風は能登半島の北西の海上へ抜けてしまったと。
富山は夕焼け空で、台風などどこの話なの、という状態。
富山でも南西の山間のほうは、風雨の影響があったらしいが、富山の大部分は、一昨日の台風の遠い雨雲の影響の雨で一部でがけ崩れがあった程度。
肩透かしを食らったようで、すっかり拍子抜けである。やや緊張していた神経がグッと緩んで、なんだか疲れが出てきたような。夕焼けがその拍子抜けの気持ちを象徴しているようだった。
待ち構え身構えていただけに、気が抜けたようでもあったが、それでも、『失われた時を求めて 7』を読了し、ついで、『紫式部日記』を手にしだした。
↑ 『紫式部日記絵巻』より(五島美術館蔵) (画像や情報は、「紫式部日記 - Wikipedia」より。この絵の場面についての説明も載っている) 「国宝「紫式部日記絵巻」 - 五島美術館」など参照。
この『紫式部日記』は、本書の解説や「紫式部日記 - Wikipedia」によると、「紫式部によって記された日記とされる」ということで、「古写本には表題を「紫日記」とするものが多」い、つまり、作者が紫式部なのか、確然とはしないという。そうだったのか! である。
なお、「『源氏物語』の作者が紫式部であるという通説は、伝説とこの『紫日記』にでてくる記述に基づいている」というのも、小生には初耳。勉強不足ぶりを露呈してしまった。
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