コロンビアつながり?
というわけではないが、昨日から、コロンビアの作家をめぐる本を読み始めた。そう、ノーベル賞作家のガルシア=マルケスである。今年四月十七日、逝去した。享年八十七。
コロンビアに限らず、チリやアルゼンチン、ブラジルなど、どの南米の国にも、底知れない混沌たるパワーを感じる。
← 木村榮一/著『謎ときガルシア=マルケス』(新潮選書) (画像は、「木村榮一『謎ときガルシア=マルケス』|新潮社」より)
鬱蒼と生い茂る密林。何もかもが生命力が横溢している。
日本も湿気があって、生命が満ち溢れているが、それは庭にも代表されるように、苔だ。苔の文化なのである。
一方、南米は、何もかもが過剰にでっかい。生き物も謎も何もかもが。
さて本書、 「開高健や司馬遼太郎を引き合いに出したり、カリブ海の日常生活に潜むユーモアのセンスから『ドン・キホーテ』のスペイン文学、さらにはコロンブスの冒険心にまで溯り原点を探るという、縦横無尽なもの」である(引用は、「謎ときガルシア=マルケス - 選書・編集者のことば」より)。
→ 特製パイプ車庫、ほぼ完成。最後は天幕が風に飛ばないよう、杭を打ち、ビニールバンドでしっかり固定。
言うまでもなく、マルケスが文学表現を開眼というか、その端緒を開かせてもらったカフカ、そしてフォークナーのことも。無類の記憶力と想像力。南米。
それにしても、カフカとマルケス。不思議な取り合わせのようでもある。
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