『黒部の山賊』の世界!
今日も富山は快晴無風。帰宅が丑三つ時と、比較的早かったので、日中は早めに起きることができた。
読書…と行きたいところだが、庭仕事に精を出した。
→ 「三俣蓮華岳」 標高2,841mの山。 (画像は、「三俣蓮華岳 - Wikipedia」より)
ホームセンターで砂利などを購入し、庭の通路などに撒いた。あと何回、同じ作業を繰り返したら、一連の除草剤無用の庭作りが完了となるのか。登山で言えば、やっと五合目ほどか。先は長い。
ま、気長に続けていくしかない。
作業を終えてシャワーを浴び、洗濯。ようやく一服。読書…のはずだったが、疲れ果てて寝入ってしまって、寝ては起きを繰り返し、夕方五時過ぎになってやっとホントに目が覚めたような。
ミネルヴァのフクロウ?
自宅では、伊藤 正一著の『定本 黒部の山賊 アルプスの怪』(山と溪谷社)を読み始めている。
← 槍ヶ岳から望む三俣蓮華岳周辺の山。 こんなところを踏破する人間の気持ちが知れない。畏怖するばかり。まして、生活している! (画像は、「三俣蓮華岳 - Wikipedia」より)
昨日も転記したが、「北アルプスの最奥部・黒部原流域のフロンティアとして、長く山小屋(三俣山荘、雲ノ平山荘、水晶小屋、湯俣山荘)の経営に 携わってきた伊藤正一と、遠山富士弥、遠山林平、鬼窪善一郎、倉繁勝太郎ら「山賊」と称された仲間たちによる、 北アルプス登山黎明期、驚天動地の昔話」といった本。
小説じゃなく、実話。昔語りである。
小生は、山は、それこそ、立山や富士山には上ったことがある。立山黒部アルペンルートの周遊の経験もある。黒部ダム(第四発電所)へも一度ならず、訪ねたことも。ずっと麓ではあるが、有峰湖の湖畔の宿に泊まったことも。
でも、山岳地帯に足を踏み入れたことはない。
父は若い頃、山登りに熱中したことがあった。寝室の押入れの奥に、登山靴など装備品が仕舞われていたっけ。
→ 「水晶岳」 標高2,986 m 別名は、黒岳 (画像は、「水晶岳 - Wikipedia」より)
一方、小生は、オートバイでのツーリングに財産を傾けた。
山は、海と同様、小生には敷居の高い領域。地図で山岳地帯を眺めるだけで、気が遠くなる。想像力の貧困な小生でも、山道…道なき道の山岳を踏破する厳しさのほんの一端は感じる。
ツーリングでさえ、雨の中、雪道、風の日だったりすると、長く走っている間に、寒さと恐怖に怯え耐え辛抱を強いられる。
それが、山の中となれば、ビバークするといっても、簡単じゃなかろうし、想像するだけで怖い。
← 「三俣山荘」 「三俣山荘は北アルプスの最奥部、黒部源流の稜線上、鷲羽岳と三俣蓮華岳の鞍部に位置」する。稜線の一角にへばりつくように建つ山荘。昔の小屋は、吹き荒れる強風に吹き飛ばされることもあったとか。こんなところに暮らす! (画像は、「三俣山荘 北アルプス黒部源流 三俣山荘・雲ノ平山荘・水晶小屋」より)
富山市の中心を車でうろうろする毎日だが、天気がいいと、立山連峰の雄姿が目を楽しませる。
美しい。険しささえもが心底を揺るがすほどの高貴さを醸し出している。
そう、遥か麓から高峰をただ眺めやるだけなのである。
恩恵のほんの一端、お零れを頂いているだけ。
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