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2014/05/23

日本の三大大仏は、奈良・鎌倉そして?

 過日、富山県は高岡市にある大仏さんを観る機会があった。
 日本の三大大仏の一つ、とある。実に久しぶりの対面だった。

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→ 「高岡大仏」 富山県高岡市の大佛寺にある銅造阿弥陀如来坐像。「高岡銅器の職人の技術の結晶と言えるもので、高岡市の象徴的な観光地となっている」。 (情報は、「高岡大仏 - Wikipedia」より) 

 三大大仏の他の二つの大仏は、言うまでもなく、奈良県奈良市の東大寺にある奈良の大仏と神奈川県鎌倉市の高徳院にある鎌倉大仏である。この2尊についは、誰しもが思い浮かぶだろうし、異論もないだろう。
 さて、では、残りの1尊は、となると、首をかしげる人も多いかもしれない。

 実を云うと、「現在では、もう1尊にいくつかの大仏を挙げる説があるが、実質的に日本三大大仏という言葉は用いられない」というのだ(「日本三大大仏 - Wikipedia」より)
 同じく、「日本三大大仏 - Wikipedia」によると、「日本三大大仏の変遷は、京都府京都市の方広寺にあった京の大仏が3尊目に挙げられた江戸時代、兵庫県神戸市の能福寺にあった兵庫大仏が3尊目に挙げられた戦前、3尊目が事実上空位となり、いくつかの大仏が挙げられる戦後から現在の3つの時代に大きく分けられる」とか。

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← 「小杉大仏、庄川大仏と共に越中三大仏の一つである」! これには誰も異論がなかろう。なお、「1933年、歌人の与謝野晶子が高岡を訪れた際に、高岡大仏を「鎌倉大仏より一段と美男」と評したとも伝わり、端正な顔立ちの大仏と言われる」ことだけは、敢えて転記しておく。 (情報は、「高岡大仏 - Wikipedia」より)

 京都の大仏や、「兵庫大仏が供出された昭和時代中期から、日本三大大仏の3尊目が事実上空位となった」!
「現在、3尊目に挙げられる大仏はいくつかあるが、富山県高岡市の大佛寺にある高岡大仏と岐阜県岐阜市の正法寺にある岐阜大仏の2尊が日本三大大仏を自称しているが」とも。
 そうか、自称だったのか。
 小学校だったかの遠足で高岡へ行った際、高岡大仏を拝観し、日本の三大大仏の一つと教えられて、ありがたがった…ような幽かな記憶がある。
 どこまで理解していたかは、定かではない。

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→ 庭先の甕には、ハス(?)が。例年、今の時期から緑が映えるようになる。

 地元だし、せめて地元の初心な子供らには、自慢したかったのだろうし、脳裏にそういった知識を刷りこんでいたのだ。
 実は、過日、高岡大仏を観、せっかくなので日本の三大大仏を改めておさらいしようと、ネットで調べて、この驚愕の事実を初めて知ったのである。
 その時まで、高岡大仏は日本の三大大仏の一つと思い込み、信じて疑っていなかった。

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← 裏庭の小道の路肩にも、ハスが……。じゃなく、これは、石蕗(ツワブキ)である。秋には黄色い花を咲かせる。

日本三大大仏 - Wikipedia」には、最後にご丁寧にも、以下のような記述で以てダメを押されている:
 

 そもそも「日本三大~」の大部分が著名人の私的感想であったり、全国的に知られる名所旧跡二カ所にあやかろうとする、地元民の自称に過ぎないものであり、定義付けすること自体が無意味でもある 。

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コメント

高岡大仏は知りませんでした。
美男の大仏として有名なんですってね。
写真を見るだけでご利益があるようなパワーを感じます。
もし富山に行ったら、ぜひ生で見たいです。
ちなみに、私の携帯の待ち受けは鎌倉大仏ですよ(笑)

投稿: 砂希 | 2014/05/25 12:58

砂希さん

高岡大仏も岐阜の大仏も、地元(だけ)では有名。
ガキの頃は、全国的に有名だと思い込んでいた。

それより、携帯の待ち受けは鎌倉大仏ってのは、びっくり。
どうして、なぜ?

投稿: やいっち | 2014/05/25 21:31

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