たとえ低線量でも、放射能は無視できない
今日は、前日の仕事からの帰りが遅くなったこともあり、外仕事をする気力が萎えてしまった。
やることはいろいろある。でも、今日は敢えてだらけた一日とした。
← 伊藤 正一著『定本 黒部の山賊 アルプスの怪』(山と溪谷社) 今日から読み始めた。 (画像は、「山と溪谷社」より)
とはいっても、洗濯や買い物、食事、多少の庭や畑の見回り、クリーニングの受け取りなど、雑用は多々ある。組合の仕事もこなさいといけない。
本も、読みはしたが、馬力が入らない。
本日、落合 栄一郎著の『放射能と人体―細胞・分子レベルからみた放射線被曝』を読了した。
結構、化学的見地からの専門的は話や用語も出てきて、すんなりと理解したとは言えない。
ただ、本書の趣旨は、帯にあるように、「たとえ低線量でも、放射能は無視できない」ということ、だけは分かる。
身体の外部からの被曝である外部被爆の研究やデータは、十分では決してないが、それなりにある。
内部被爆とは、「放射性物質が空気中などに拡散して存在している場合、その放射性物質が体内に入り込むことによる内部被曝の恐れが生じる」わけで、原爆ならぬ福島原発事故などは内部被爆の可能性が高い(建屋内での作業に携わる場合は外部被爆の危険性が高いわけである)。
→ 今日の朝、庭を観て回ったら、表の庭の隅っこに、我が家からは消え去ったと思っていた、ジャーマンアイリスを発見した。ほんの一株だけ生き残っていた。下手に庭を弄るものだから、庭から貴重な花々が随分と消滅していった。全て吾輩のせいだ。
一方、内部被爆の研究やデータはかなり立ち遅れているということ。よく、政府などがこの程度なら安全という被爆線量を示すが、それらは、外部被爆の研究や実績からの数値。内部被爆はほとんど考慮の外だということは強調しておいていいだろう。
本書を読んで痛感したのは、放射能の人体などへ及ぼす危険性は、未知の領域が多いということ、そして繰り返しになるが、「たとえ低線量でも、放射能は無視できない」ということだ。
夕方近くから、伊藤 正一著の『定本 黒部の山賊 アルプスの怪』(山と溪谷社)を読み始めた。
本書の内容案内によると、「北アルプスの最奥部・黒部原流域のフロンティアとして、長く山小屋(三俣山荘、雲ノ平山荘、水晶小屋、湯俣山荘)の経営に 携わってきた伊藤正一と、遠山富士弥、遠山林平、鬼窪善一郎、倉繁勝太郎ら「山賊」と称された仲間たちによる、 北アルプス登山黎明期、驚天動地の昔話」だとか。
本書はもともと『ハイカー』(山と渓谷社)に連載され、昭和39年に実業之日本社より刊行。平成六年新版『黒部の山賊』が刊行された。が、近年は、三俣山荘グループのみで販売されてきたという。
それを再構成し、定本として今年刊行されたもの。
← 落合 栄一郎【著】『放射能と人体―細胞・分子レベルからみた放射線被曝』(講談社ブルーバックス) 本日、読了。(画像は、「紀伊國屋書店ウェブストア」より)
小生は新聞の書評で本書の存在を知り、関心を抱いていた。
一昨日、ワイシャツを買いにショッピングセンターへ行った際、書店に立ち寄ったら、本書を見かけたので、衝動買いした。題名だけだと、小説のようでもあるが、登場人物たちは実在しているし、リアルな話が載っているらしい。
富山県人としては、読まないわけにいかない。
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