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2014/04/17

いのち吹くかくあれかしと思うなり

 

あらたふと青葉若葉の日の光      芭蕉

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← おそらく、「もみ」の木。つい先日まで、枯れ木のようだったのに、いつのまにか若葉が。

 この句は、初夏のものだとされているようだ。毀誉褒貶の多い句:「奥の細道日光
 なるほど、きっと初夏になれば、濃淡に渡る樹木や草の緑が印象深く感じられるのだろう。

 古典(国語)の世界では、若葉と「新緑」が対応するように青葉には「深緑」が対応するらしい:「日本国語大辞典第二版オフィシャルサイト:日国.NET

 しかし、今、春である。まさに青葉若葉の芽吹くころそのものだ。緑といっても、生き生きとした黄緑色の葉っぱが目に眩しい。
 だからこそ、青葉若葉は初夏であり、今頃の時期に使うには早すぎるということなのだろう。

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→ 三重カナメの成長の速さに驚き。

 先月までは、あるいは今月の半ばまでは、枯れ木のようになっていた木々が一気に芽吹き始めている。
 カエデもモミもドウダンツツジも何もかも。
 常緑樹の木々には花が咲き誇り、枯れ木には緑の葉っぱが芽吹き出す。
 畑仕事へ行こうと、裏の道を通ったら、寝室の外のコンクリートの段の隙間から生えてきているカエデに目が向いた。

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← ドウダンツツジも芽吹きだし、鈴蘭に似た小花も咲き始めている。

 この小さなカエデは、まさに我が家のど根性カエデなのである。コンクリートの石段の隙間を縫うように、細い幹が顔を出し、枝をも張り出している。
 この数年、春になると芽吹きだし、やがて緑へ、そして紅葉へと変化し、晩秋あるいは初冬には枯れたように枝や幹だけの状態になる。
 つい最近まで、そんな哀れな状態で、まだ生きているのかなーとちょっとは気にかけていたのだが、それが今朝見たら、ちゃんと芽吹いているのだ。

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→ 「八尾カントリークラブ」に至る道の両側に桜並木。

 樹木に限らず、植物の生命力の凄味を感じる。
 まあ、考えてみるまでもなく、人間に限らず動物に比べたら、もっと長い年月を生き延びてきたのだ。ずっと厳し環境をも潜り抜けてきたのである。逆に、心配しているこちらのほうこそ、儚い命や体を恨むことになるのだろう。

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