富山湾の旧名は有磯海(ありそうみ)
仕事柄、お客さんに、富山の食べ物屋さん(主に魚関係)にいい店はないかと聞かれる。寿司屋さんや旬菜など。季節の魚料理、今、旬の魚は、とか。
→ 射水市海老江の海水浴場。富山には遠浅の浜辺は皆無(に近い)。海水浴場にはテトラポットが付き物。浜辺は一気に海の深みへと沈み込んでいく。
他にも、いい観光地はとか、あるいはいい飲み屋とか、クラブ、キャバレー、カラオケ店などなどについてもお客さんに訊かれる。富山市には桜木町という飲み屋街がある。近くに市役所や県庁があり、オフィス街もあるので、接待の町として発展したようだ。こちらは、小生、最も苦手とするところだが、後日、本ブログで扱うかもしれない。
高校を卒業して富山を離れること36年。正月や盆などに帰省するだけだし、帰郷してからも、デイサービスや病院通いで、外食など皆無に近い。まして観光など。なので、富山は地元なのに、知識は並の高校生以下である。
恥ずかしいが、富山(地元)では、一人で寿司店にも入ったことがない! 恥ずかしいというより、惨めである。
今日は、富山と言えば、魚料理なので、勉強のため、ちょっとだけ、関連する話題に触れてみる。
まず、魚と言えば、川であり海である。
川の水は立山連峰から流れ、海へ注がれる。
海も川も、つまりは水は立山の賜物の一つなのである。
過日、報告したように、「世界で最も美しい湾クラブ 富山湾が加盟内定」(北陸発北陸中日新聞から)といったニュースが十日ほどまえにあったばかりである。
ニュースによると、「石井知事は、グル理事長が雨晴海岸(高岡市)を訪れた際、立山連峰を背にした海の美しさに感動したことに触れて「天が味方してくれた」と喜んだ」とか。
富山湾は独特な環境を呈している。
「富山のご紹介|富山県鮨商生活衛生同業組合」などに詳しい:
富山湾の表層には、日本海側を北に流れる対馬暖流の一部が能登半島に沿って入り込み、この流れに沿って暖流系の魚が入ってきます。一方、水深300m以下に存在する日本海固有水(深層水)と呼ばれる海水は、常に水温が2度以下と冷たく、そこには冷水系の魚がすんでいます。
このように富山湾は、暖流系と冷水系の両方の魚がすめる環境となっており、日本海に分布するとされる約800種のうち約500種の魚が泳ぐ、水産資源の宝庫となっており、加えて、大小の急流河川が注ぎ、常に新鮮な栄養が補給されること、沿岸から急激に深い海となり、漁場と漁港が近いことなども特徴で、美味しい魚を抜群の鮮度で供給できる、それが富山湾が「天然のいけす」と称される所以です。
← ブログ「富山のサカナちゃん日記」(右)「うまさ一番 富山のさかなキャンペーン」シンボルマーク(左) 「「富山のさかな」ブランド化へ うまさ一番 富山のさかなキャンペーン」参照。「ブリ、ホタルイカ、シロエビを始めとした、新鮮で美味しい「富山のさかな」の魅力を広くPRするため、県では「うまさ一番 富山のさかなキャンペーン」としてさまざまな取組みを進めてい」る! (転記文及び画像は、「全国知事会ホームページ 都道府県だより」より)
富山の海や湾、特に「富山県のさかな」 である、 ブリ、 ホタルイカ、 シロエビの3種については、「富山のご紹介|富山県鮨商生活衛生同業組合」などを参照願いたい。
これらの魚の旬の時期、そして魚料理の店を知悉ておくのが観光案内の壺(の一つ)である。
ブリは、「11月から1月にかけて最も脂がのり美味しくなった頃に富山湾にやって」くる。
ホタルイカは、「夏から冬の間、日本海の深いところで生活していたホタルイカは、春先になると産卵のために富山湾沿岸に来遊して」くるということで、三月早々に漁が解禁となる。
シロエビは、「4月から11月にかけて底曳き網で漁獲され」るということで、これからが旬である。
→ 富山県の魚 シンボルマーク 「「富山県のさかな」 は、 ブリ、 ホタルイカ、 シロエビの3種で。 1996年10月に選定され、 12月にはシンボルマークも決ま」っている。 (引用文や画像は、「富山のご紹介|富山県鮨商生活衛生同業組合」より)
「富山県のさかな」 なる頁によると、 「富山県のさかな」 は、 ブリ、 ホタルイカ、 シロエビの3種であり、枕詞(まくらことば)を添えると、 「富山湾の王者 ブリ」、 「富山湾の神秘 ホタルイカ」、 「富山湾の宝石 シラエビ」 となるとか。
他に富山の魚というと、バイ貝、ハチメ(メバル)、ニギス、サヨリなどが有名である。これらについても、「富山のご紹介|富山県鮨商生活衛生同業組合」を参照するのがいいだろう。
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