悪夢と読書の日々
このところ、変な夢、嫌な夢をよく見る。よほど体調が悪いのか。本人が自覚している以上に、体の内部が悲鳴を、あるいは危機を訴えているのか。
今日も、吾輩が入院の憂き目に遭っている夢を見た。
→ 映像は、弥陀ヶ原を通る立山黒部アルペンルートの立山有料道路、奥大日岳から望む。 「弥陀ヶ原は立山の麓から常願寺川水系称名川の左岸にかけて、東西4km、南北2kmに広がる溶岩台地である。現在では立山カルデラとなった火山の噴出物によってできたと考えられている」。「2012年(平成24年)7月3日、ラムサール条約に登録された」。 (画像や情報は、「弥陀ヶ原 (立山) - Wikipedia」より)
入院と言いながら、最後の入院であり生きての退院は望めないことを自分も家族を含めた親族が知っている。
そんな事情があるからか、みんなが我が家に集まり、入院への出家を見守ろうとする。
吾輩はギリギリになっても家の一角に籠って、できれば悪夢であり、何かの間違いであることを自分に思い込ませようとしている。
そこへ母がやってきて、タクシーが待っていることを告げる。
いよいよ乗り込んで…。
← リチャード・フォーティ 著『生きた化石 生命40億年史』 (矢野 真千子 翻訳 筑摩選書) 「90%もの種が死に絶えた環境の激変をものともせず、太古の昔から姿も変えずいまなお生き残っている生物がいる!いったい彼らはいかにして生き延びたのか。絶滅する者と生き残った者、何がその運命を分けたのか。彼らが伝える古代の地球の姿とは」。 (画像は、「筑摩書房 〈生きた化石〉生命40億年史 」より)
昨日は、快晴無風。こんな日は、日中、仕事が暇だったもので。街中を走っても…。お蔭で、車中にての待機中に、ヴォルテール作の『カンディード 他五篇』(植田 祐次【訳】 岩波文庫)を一気に読了。
→ 弥陀ヶ原湿原に広がるワタスゲと大日連山 「なだらかな溶岩台地の上に広がる「立山弥陀ヶ原・大日平」は、標高1,040~2,120mと、国内の条約湿地では最も高いところに位置してい」る。「雪解け水でできる雪田草原であり、1年の約半分が深い雪に覆われてい」るとか。 (画像・情報は、「ラムサール条約|立山町観光協会」より) 周辺の観光情報については、「弥陀ヶ原エリア | エリア別ガイド | 見どころ・四季 | 立山黒部アルペンルート オフィシャルガイド」を参照のこと。
一方自宅では、昨日未明、ゴンチャロフ著の『断崖』(全五巻)を読了し、大作を読み終えた満腹感と、そのあとの虚脱感。
と言いつつ、次は何を読むかと物色、リチャード・フォーティ 著の『生きた化石 生命40億年史』 (矢野 真千子 翻訳 筑摩選書)を選んだ。
フォーティの本はこれまで、『生命40億年全史』 ( 渡辺 政隆訳)『地球46億年全史』 (渡辺 政隆、 野中 香方子訳)などと読んできた。本ブログでも扱ったはず。
← ヴォルテール【作】『カンディード 他五篇』(植田 祐次【訳】 岩波文庫) 「当時の社会・思想への痛烈な批判を、主人公の過酷な運命に託した啓蒙思想の巨人ヴォルテール(1694‐1778)の代表作」などを所収。 (画像は、「 紀伊國屋書店ウェブストア」より)
昨日、ラジオで富山県知事へのインタビュー番組を聞きかじった。
その中で、弥陀ヶ原湿原が国内の条約湿地では最も高いところに位置していることを知った。
なので、いつかは行ってみたいということで、ちょっとだけ、弥陀ヶ原湿原(高原)を紹介してみた。
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コメント
やはり、タクシーが出てきますね。
夢、やはり一切意味がないと言い切るのは違うな。
精神科医のバックボーンにある思想を知りたい。
夢に一切意味がないと外国の高名な学者が発言したのか?先生はその教えを受けたのか?
話は変わりますが、消費税8%でみんなワイワイやってますね。
本は当然値上がりするから、今のうちにまとめ買いする方がイイかな。
医療費は値上がりしない、郵便は値上がりする、52円だ、82円だ、忘れちゃいますよ。
タクシー料金って、消費税入っているのですか?
投稿: oki | 2014/03/05 23:14
okiさん
タクシーが夢に頻出するのは、生活の中身が貧困で、人間関係が薄く、タクシーくらいしか夢に出て来ようがないのでしょう。
夢の内容と現実とは、直接的な関係はあるともないとも云いかねますね。
ただ、夢を見た際の切迫感には、何か心身の危機感があるような。
その意味で現実感は否定できないでいます。
消費税が上がる、買い控えとなる、売り上げが下がる、売り上げたい、値下げする、といった循環が税率アップ以降に始まり、結果的に税率が上がったにも関わらず、商品の値段が変わらない、あるいは下がるという現象が生じる、という話を新聞で読んだことがあります。
投稿: やいっち | 2014/03/06 17:20