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2014/01/20

奥の間を人形の部屋に

 雪は思ったほどは積もらず、今朝にしても零下にはなったが、昨日ほどにはカチンカチンの状態ではない。
 雪掻きのほうも、玄関先に屋根から落ちた雪をスコップで払いのける程度。除雪で疲労困憊という最悪の状況には至っていない。

Beyonc1

→ ビヨンセ (画像は、「マダム・タッソー館 - Wikipedia」より)

 とはいっても、降雪の冬はこれからが本番。油断はしない。油断したところにドカッと降ると、ショックが大きいからね。
 今日は休みの日。
 除雪の要もそれほどなくて暇な一日だった…はずだが、家の中の片づけで結構、時間を費やした。
 といっても、片づけ作業をやったのは、奥の部屋一部屋だけ。

 ことは昨年末の出来事に始まる。親戚の家を挨拶がてら訪問した。お土産は家の庭のミカンの木から採れたミカンを山盛り。
 よもやま話の中で、ふと、ただの思い付きで、我が家の奥の部屋を人形の部屋にしようかと呟いたら、親戚のものが思いがけず話に乗ってきた。
 人形の部屋といっても、「マダム・タッソー館」を我が家に作ろうとか、そんな話ではない。
 それはそれで面白そうだが…。

 実は我が家の蔵にて、親戚の家のお雛様(ひな壇)をそっくり預かっている。我が家には蔵置する場所だけはあるので、二つ返事で預かっている。
 ふと、脳裏に3月のお雛様の日が浮かび、ホントにただの思い付きで(雑談の中の話題提供のつもりで)、家の奥にお雛様を飾ろうかと口走ってしまったのである。
 それに親戚の者が乗っかった。飾るときは言ってね、みんなして手伝いに行くから。
 となると、否とも言えない。引っ込みがつかなくなった。
 断る理由もないし。

 実際、我が家には、その親戚の者が作った人形も十体以上預かっている。他にも買い求めたと思われる人形もあるので、ひな壇と併せると、結構、人形の部屋として体裁が整うことが期待されるのである。

 奥の部屋(仏間の西隣の部屋)ということで、親戚の者が脳裏に浮かべた部屋は、我が家のどの部屋のことなのか、両者に思惑の違いがあるやもしれない。
 少なくとも小生が浮かべた部屋は、まさに奥の部屋で、東京在住時代などの帰省の折、一時的に居住する部屋。
 今は、全く使われていない、南西の角部屋である。西側には廊下があって、台所に繋がっているが、途中のドアは閉め切り状態。
 父母が亡くなり、また三回忌も済んで、家の中はかなり整理したのだが、実はその使う予定のない部屋だけは、一応は片づけたものの、他の部屋を大整理した時に、捨てることもできず、持って行き場のない荷物類を放り込んだままの状態になっている。

 埃だらけだし、半端な荷物が山積み。父母の衣類やら、桐箪笥やら母の鏡台、母の三味線の台、3年前の葬式時の熨斗袋、サッカーボール、ダトミントンセット(共に未使用)、机(屋根裏部屋から降ろしてきた)、古箪笥(衣類がいっぱい)、吾輩の日記類、卒論の下書き、手紙類、ポリ容器、未使用の鍋類、ガスボンベ、古着、お盆数枚、羽織り、故障したパソコン類…などなど。

 その部屋は、あまりに長く放置されてきたもので、畳の部屋の隅が虫に喰われてボロボロになっている。その上にあった文書類もボロボロに。
 卒論の写しや日記、手紙類も虫に喰われ読めない状態になっていた。
 
 とにかく、この部屋を思いっきり整理したわけである。マスクと手袋を着用して、せっせと作業したのだった。
 虫食いの文書類も、思い切って捨てることにした。捨てるかどうか迷うようなもの(例えば父母の衣類など)は、うまい具合にその部屋にも押入れがあるので、その中に突っ込んだ。

 その部屋の西側は、上記したように廊下である。
 当然、障子で仕切られているのだが、それこそ30年以上は昔の障子のまま。障子紙は褐色を超えて茶色いし、息を吹きかけるだけで破れそうな感じ。
 しかも、床だって歪んでいるのだが、障子も開け閉めが困難な状態になっている。
 思い切って外すという手も考えられるが、外すと屋根の重みで敷居が一層、歪みそうなので、嵌め殺しの状態にした。

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← トーマス・マン著『ファウスト博士 〈中〉』(関泰祐訳 岩波文庫) 今朝未明、上巻を読了、今日から中巻に。「芸術の不毛と孤立とを娼婦からの病毒感染による霊感という「悪魔との契約」によって乗りきろうとして破滅する主人公.ナチズムの毒に冒され破滅へむかってつき進むドイツ,重い時代の流れがたくみに描かれる」という作品。本巻の半ば近くから、描かれる主人公のメモ(日記)が紹介される。いよいよ、山場(?)となる。

 汚れた部分は、カーテンを吊るして隠す!
 虫が喰っている畳などは茣蓙などで隠す!
 捨てきれないものは押入れに隠す!
 臭いものには蓋(!)に尽きるわけである。
 とにかく、片づけだけは終わった。後は掃除機をかけ、カーテンを吊るし、茣蓙を敷いて、親戚の者(姪たちやその親御さんたち)を待つだけである。
 後は任せたぞ!

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コメント

お雛様、いいじゃないですか~!
人形は、年に一度くらいは、箱から出してあげないといけないと聞いたことがありますよ。
きっと喜びます。
やいっちさんにも、いいことがあるんじゃないのかしら。
タイトル「雛の恩返し」
ああ、何だか創作意欲が湧いてきました!
やいっちさんも、ぜひ一篇書いてください(笑)

投稿: 砂希 | 2014/01/21 20:44

砂希さん

ひょんなことからお雛様の部屋。実現に向けて一歩。
他にもお人形が数十体あるので、人形の部屋となるかも。

タイトル「雛の恩返し」!
昨日から気になっています。
いい話、できそうですね。

投稿: やいっち | 2014/01/22 21:07

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