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2014/01/17

私の作品がない!

 ある会場に立っていた。傍には知り合いもいるような気がする。
 そこは何処かの学校の教室、あるいは公共の建物の一角にある教室を思わせるほぼ正方形の部屋。
 展覧会が行われている。恐らくは絵画教室の発表会。あるいは、美術の時間か何かに描いた生徒たちの作品展。
 私もその一人らしい。
描いたのは、みんな同じような場所である。お寺の境内らしき一角を俯瞰する場所からみんなして描いたのだ。題材は基本的に同じ、というわけである。あとは生徒たちがどのような描き方をするか、どの一角を切り取って描くか、構図はもちろんだが、技術力の試されるところである。

 部屋の手前左角に立っている私。その左の壁面には、入賞した作品が展示されている。
 私も入賞しているはず、だからそこに展示されているはず、という根拠のない確信がある。
 作品を一つ一つ見ていくが、それなりに上手い作品の数々。私の作品はそれらに負けるはずがない出来のはずなのだ。
 けれど、どの絵を観ても私の作品ではない。私の署名が見当たらないのだ。実際、自分が画いたよう記憶がない。
 少なからぬ落胆の念を抱きつつ、その右側、つまり、当初私が立っていた場所からすると向かい側の壁面に向かう。
 ここには入賞は逃した作品が並ぶ。さすがにここには私の作品があるはずなのである。
 一つ一つ眺めていく。ない! 私が描いたはずの絵がない。思い当たる絵がない。署名も見当たらない。
 その壁面の右端の絵が素晴らしかった。鐘衝堂らしき建物。その堂を背後の灯りが照らしだし浮かびあがらせている。構図が見事なのだ。こんな絵はこの部屋には一つもない。大抵の絵は似たり寄ったりの構図なのである。
 さすがにこんな絵は私には描けない。
 ついで、その隣の壁面、さらに私が最初に立っていた一角の背中側の壁面と、ずっと見て回ったが、私の作品がとうとう見当たらないのだ。
 私はまだ、自分が入賞を逃したことが信じられないでいる。
 この部屋のどこにも私の作品が見つからなかったということは、そもそも展示するのを忘れたのではないか ? !
 けれど、シャイな私は主催者(側)の人に何も言えない。
 代わりに、一緒に来ていた誰かが係りの人に問い合わせてくれた。 
 係員は、慌てて駆け付け、大急ぎで探してくれた。
 しばらくして、係り員がやってきた。申し訳ないけど、展示し忘れた作品はないはず、とのこと。
 となると、やはり、この会場の何処かの壁面に貼ってあるはずなのだろう。
 私は再度、観て回った。けれど、見つからない。私は落胆し途方に暮れる気分で会場を後にした。
 私は自分の作品が入賞するはずなどありえないことが最初から分かっていた。そもそも絵の練習などしたことなどなかったではないか。まして、あの鐘衝堂の絵のような構図など、到底、思いつきはしない!

 私は、今、自分が居る場所が何処か分からない。なんとなく左のほうに思える。
 やってきたバスに乗った。乗客は数人。バスの向かう方角が私の期待とはまるで違う。運転手に降りる旨を告げ、私は慌てて降りた…?

[最近、よく夢を見る。変てこな夢で、自分でも理解不能な夢。上掲の夢は17日の未明に見ていたもの。比較的分かりやすいような気がする。]

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