歩かなくなって久しい
久しく夜道を歩いていない。散歩していないのだ。
というか、そもそも歩くこと自体が減ってしまった。
← シニード・オコナー「蒼い囁き」( EMIミュージック・ジャパン) (画像は、「Amazon.co.jp: 蒼い囁き 音楽」より) 昨夜、ラジオでたまたま聴いた「nothing compares 2 U(too you)」(邦題は「愛の哀しみ」かな)が素晴らしく良かった。 プリンスのカヴァー曲だとか。シネイド・オコナーと表記されることも。「シネイド・オコナー - Wikipedia」や、特に「シネイド・オコナー バイオグラフィー」が詳しい。参照。「Sinéad O'Connor - Nothing Compares 2U - YouTube」で視聴できる。
近所での買い物だって、自転車を駆る。雨だったら車。雨の日には、用事があっても、傘を差して、なんてことはついぞしない。一か月に一度あるかないか。
こんなに歩かなくなったのは、この数年のこと。
つまり、帰郷してからのことである。
東京在住時代は、散歩というのではなく、サンバパレードの追っかけをやっていたので、一時間どころか二時間も、人ごみの中、お気に入りのターゲットを追って、あっちへこっちへと、うろつきまわる。
サンバパレードは大概、熱い時期に行われるから、立っているだけでも汗が滲んでくる。それを動き回るのだから、なかなかの運動量かもしれない。
さらに、東京在住時代は、営業中に、気になる風景を見つけると、ふと仕事の手を休めてみたり、それでなくても、何処かの公園の脇などに車を止めて星空を眺めてみたりしたものである。
東京には眺めていたくなるスポットが随所にあった。
富山にだって、眺め入るに値するスポットはある…はずである。
だが、実査に走る営業のエリアは市内のごく限定されたもの。似たような場所をぐるぐる廻っているだけ。ちょっと遠出したら、いい風景に出会えたなんて、嬉しい機会にはまず恵まれない。
それに、車にはGPSが付いているので、何処かの公園の脇に車を止めて一服なんて、そんな悠長なことは許されない。すぐに、「そんなところで何しとんがけ!」と御叱りの無線が飛んでくる。
そうはいっても、今の仕事に携わって全く歩かなくなったわけではない。
むしろ、東京のように流しの営業じゃなく、無線迎車のスタイルなので、無線で車がお客さんのところに振られると、現地で車を降り、お客さんに到着を告げ、ホテルじゃないけど、後部のドアを開けてお客さんの安全を確認しつつ乗ってもらう。つまり、日に25回、営業があれば、少なくとも25回は、車の乗り降りをするわけである。
荷物があれば、積み下ろしの手伝いもする。
お客さんがテナントの二階・三階にいるなら、階段をえっちらほっちら上り下りする。
案外と運動しているわけである。
洗車も営業後に行っているし、タクシードライバーは運動不足気味ってのは、案外と的外れかもしれない。
ただし、散歩ということを宛もなく、ただのんびりと、なんてことが含意されているとすれば散歩ではなく、足(下半身)を使っているというだけのことなのである。
このところ、極めて発想が貧弱になっているが(その典型は夢の内容の貧相さに如実に現れている)、歩かなくなったことと深く相関しているに違いない。
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コメント
僕は万歩計付けていますが、一日12000歩くらい歩きますよ。
車で移動しないで、公共の交通機関を使うと、どうしても目的地と家の間に、バス停なり、電車の駅があるわけで、そこまで歩く、歩かざるを得ない。
痩せた体で重い荷物を持って歩くから、結構疲れます。
けど、不眠は解消せず、眠り薬のお世話になる。
弥一さんは夜眠れてますか、なんか、呼吸関係で、浅い眠りとおっしゃってましたね。
やはり心の病を経験した親戚は、朝一時間くらい散歩する日課らしいです。
朝、太陽の光を浴びるとセロトニン不足には良いみたい。
弥一さんは、セロトニン不足じゃないでしょうがー。
投稿: oki | 2014/01/22 21:55
今は必要に応じて体を動かすだけで。春からは草むしりやら畑仕事やら。
太陽の光は、これでもかというくらい浴びています。
晩秋は落ち葉掃除。冬場は、除雪。
今年は富山は異常に雪が少なく、助かっているのですが、運動不足気味に。
降ってほしいような、やはり困る!
睡眠時間は細切れで、合計すると足りているのかな。
投稿: やいっち | 2014/01/23 20:24