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2013/10/05

私は海

 夢の世界に居る。真っ青な海の中。自分が海の真っ只中にいて、時に浮かび、 時に潜って行く。
 そう、潜って行くのである。決して沈んでいくわけではない。
 なぜなら、不 思議な浮遊感が自分の体を満たしているのが分かるからだ。海の水が体を浸潤 している。目の玉にも耳の穴にも鼻の穴にも、尻の穴からだって、尿道口から でさえ、水は遠慮なく入り込んでくる。
Agate
 まして、口内を満たした命の水が喉から胃袋へ、あるいは肺にまで浸透し満ち溢れ、やがては我が身体を縦横無尽に走る毛細血管もリンパ管も神経の無数の筋をも充満させ、気が付くと、海水で膨らまされた気泡にまで変えてしまっ た。
 そうだ、今は一つの泡なのだ。私とは、泡の膜なのだ。それ以上でもそれ以下でもない。

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2013/10/04

気が付けばホトトギスの季節に

 今日は、畑のほうは一休みして、庭木の手入れを少々やった。
 玄関にチェーンソーとヘッジトリマーをこれ見よがしに(?)置いてある。

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→ 庭仕事のため、庭を見て回った。すると、杜鵑草 (ほととぎす)の花が咲いているのに気付いた。少なくとも二か所で。今年も秋なのである。「季節の花 300 杜鵑草(ホトトギス)」によると、「杜鵑」とも書く。 鳥のホトトギスの方は「不如帰」と書くとか。これが、「杜鵑花」と書くと、「さつき」と読み、まるで違う樹木名となってしまうから、ややこしい。

 チェーンソーは、年初、南西角にある杉の巨木の幹が雪の重みで縦に裂けていて、もう少し、雪が積もったら今にも折れそうで、切り倒すために敢えて購入したのだった。

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2013/10/03

オットー・ディクスのリアルなる闘争

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← 出典3.bp.blogspot.com (画像は、「Otto Dix - オットー・ディクス 作品まとめ - NAVER まとめ」より)

 一昨日の日記では、種村秀弘著の『魔術的リアリズム―メランコリーの芸術』(ちくま学芸文庫)を読み始めたこともあって、魔術的リアリズムを話題の遡上に載せるつもりが、新即物主義すなわち、ノイエ・ザハリヒカイトなる言葉に惹かれ、さらには、ネット検索していて、偶然、発見したジョヴァンニ・セガンティーニの世界に引き込まれていってしまった。

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2013/10/02

組合の雑用係です

 春先から秋口にかけて、ずっと草むしり作業に追われる日々にケリを付けようと、昨年の晩秋、庭や畑に可能な限り防草シートを張りまくった。 

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← 畑の隅っこに今春、植えたクリの木。先日、こんな穂が出てきた。

 店で売っている防草シートだけじゃなく、遮光シート、さらには、板切れ、ゴムマット、ウレタンマットと、地面に敷けるものは何でも敷いていった。
 お蔭かどうか、今年度は、草むしりの回数は、昨年までに比べ、ぐっと減った。
(庭木の手入れ作業などは、これまで通りだし、畑仕事も従前通りである。)

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2013/10/01

魔術的リアリズムのはずが

 種村秀弘著の『魔術的リアリズム』(ちくま学芸文庫)を読み始めた。車中の徒然にちょうどいい。

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→ 種村秀弘著『魔術的リアリズム―メランコリーの芸術』(ちくま学芸文庫) 「1920年ドイツ。表現主義と抽象全盛の時代に突如現れ、束の間妖しく輝き、やがてナチスの「血と大地」の神話の陰に消え去った、幻の芸術があった。歴史の狭間に忘れ去られた画家たちの軌跡を克明にたどり、仇花のごとき芸術の誕生と死を通して、ある時代の肖像を鮮やかに描きだした名著」とか。

 種村秀弘著『魔術的リアリズム』(ちくま学芸文庫)を手に取ったのは、過日、「魔術的リアリズム」ということで、展覧会が催され(「現代スペイン・リアリズムの巨匠 アントニオ・ロペス展」 Bunkamuraザ・ミュージアム )、関心を久々惹起されたので。

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2013/09/30

鳥類学者 想像の翼を羽ばたかせる

 川上和人著の『鳥類学者 無謀にも恐竜を語る』(技術評論社)を読了した。
 面白かった。
 鳥類学者が恐竜について語るのは、越権行為。

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→ イラストレーター えるしま さく さんの手になるイラスト。 本書の末尾のイラスト。ユーモラスなイラストが多い中、最後のこのイラストだけ、危機迫る(?)。筆者は自分がヒーローになって、助けに行かんとするのだろうか!  (画像は、「鳥類学者恐竜本のイラストレーター えるしま さく さん inspi」より)

 だけど、鳥類は恐竜から派生(進化)した飛翔類の一つだし、恐竜の真っ当な(?)子孫なのだから、現に化石以外に恐竜の有様や生態を知る手掛かりがほとんどない以上、ある意味、鳥類から恐竜を考えるのは、それなりに筋が通っているのでは、と、筆者は<開き直って>いる。

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2013/09/29

『世にも奇妙な人体実験の歴史』はマッドの極み

 車中でトレヴァー・ノートン著の『世にも奇妙な人体実験の歴史』(赤根洋子訳 文芸春秋社)を読んだ。
 訳が平明で読みやすいこともあって、仕事を忘れて読み耽ったりも。

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← トレヴァー・ノートン著『世にも奇妙な人体実験の歴史』(赤根洋子訳 文芸春秋社) 「梅毒の正体を知るため、患者の膿を「自分」に塗布!急激な加圧・減圧実験で鼓膜は破れ、歯の詰め物が爆発!!…ほか、常識を覆すマッドな実験が満載」だって! (画像・情報は、以下すべて「紀伊國屋書店ウェブストア」より) 

 惜しむらくは、図や写真などが一切、ないこと。
 といって、中身が濃いから、図像を挿入すると、定価1,800円が3,000円ほどになっているだろう。となると、小生は買って読むのは論外になる。痛し痒しである。

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