明日はどうなることやら
このところ、雪模様の日が続く。
一昨日は真っ白な世界。昨日の日中は、降っても雨だったが、次第に霰や霙、やがて夜になって雪に。
← Depiction of Spanish atrocities in the New World, as recounted by Bartolomé de las Casas (画像は「Theodor de Bry - Wikipedia, the free encyclopedia」より) ラス・カサスが著した本の翻訳本に添えられた、テオドール・ド・ブリ(Theodor de Bry)による挿画(版画)。ラス・カサス【著】『インディアスの破壊についての簡潔な報告 (改版)』(染田 秀藤【訳】 岩波文庫)にも載っている。金などの財宝に目が眩んだスペイン人による現地人に対する虐殺を縷々描く。拙稿「コンキスタドール」参照のこと。
今朝、目が覚めてカーテンを開けてみると、白銀の世界。
冬の世界よ、今年こそは夢で終わって欲しいと、儚い望みを密かに抱いていたが、やはり、無為な思いに過ぎなかった。
→ Engraving of Columbus, the discoverer of the New World, 1594 ド・ブリの絵には信憑性は必ずしもない。しかし、絵の迫真性がヨーロッパなどに与えた影響は大きい。マルキ・ド・サドが敬愛した男、ジル・ド・レ。言うまでもなく、『青髭』のモデル。学生時代、サドの本を読んで、想像の世界の凄まじさに圧倒されたが、人間は想像を絶することを平気で、あるいは楽しんでやることを歴史が、そして現実が教えてくれる。(画像は「Theodor de Bry - Wikipedia, the free encyclopedia」より)
昨日、金曜日は、日中はそこそこだったが、夕方にそして夜になるにしたがって、慌ただしいどころじゃない忙しさとなった。休憩どころか、食事どころか、トイレさえ、いつ行けばいいか、機会を見つけるのが困難なほどに。
忘年会真っ盛り。
盛況? とも言い切れない。月曜から水曜や木曜は、普段の月と変わらない。
忙しさは週末だけなのである。しかも、サラリーマンの姿は少なく、若い人ばかりが目立つ。
← こうした版画を作ったテオドール・ド・ブリ(Theodor de Bry)自身は、出版屋であり、本が売れるための挿画を描いた。スペイン人は、新世界を支配したり、インディオと称される先住民を奴隷にしたり、虐待するにあたって、その正当性を示すため、先住民はこんな野蛮な連中だと示す必要があった。(画像は、「Theodore de Bry La Oreja Roja」より)
深夜の2時を回っても、営業所にはタクシーを呼ぶ電話のベルの音が次々と。小生は、前回の営業の疲れが尾を引いていて、2時半の営業で自らストップを配車室に告げた。少なくともあと一時間は、繁忙の時間帯が続いてただろう。
稼ぎ時だとは分かっているが、体が持たない。
→ スペイン人(だけではないが)は、新世界を侵略するに当たっては、アリストテレスの哲学をも援用した。「ニコマコス倫理学」(第8巻第11章)には、「主人と生命ある道具としての奴隷の間にはいかなる正義も愛も成立しようがない」とあるし、「政治学」(第1巻第4章)には、「奴隷は一種の生命ある所有物であり、すべて下僕というのは道具に先立つ道具といったものだ」とある。 (画像は、「Theodore de Bry La Oreja Roja」より)
昨日は夜半を回っても、気温は零下にならなかった。お蔭で、雪が降って数センチの積雪になっても、雪が固まることはなく、走行していても、ややスピードを落とし気味に走れば、滑ることはないと確信が持てた。
しかし、明日以降はどうなるか、心配は尽きない。
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