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2013/11/14

それはそれで楽しからずや

 柏原兵三著の『長い道』(桂書房)が実に面白い。読む手が止まらないほどである。
 とはいっても、庭仕事や洗濯そして買い物などの家事が待っているし、仕事の疲れがあったりして、途切れ途切れ。

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 実際、今日も松の木などの枝打ちや剪定作業を、主に高枝鋏を使って行った。
 手を伸ばして、高いところの枝を切る。結構な重労働である。

 実は、前夜も帰宅が遅かったので、ほんの30分もやったら切り上げるつもりでいたのだが、やはり、やり始めるとムキニなってしまって、とうとう2時間以上、蜿蜒とやりつづけてしまった。

 ところで、『長い道』の小説としての面白さの性格は、芥川賞的というより、直木賞的な、つまり、物語としての面白さ。映画化に駆られるのも、無理はない。
 少年たちの苛めの世界の複雑微妙な人間関係をきめ細かく描いていて秀逸である。

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 車中で読んできた三木成夫著の『胎児の世界』(中公新書)だが、残り少なくなったので、自宅に持ち帰って、今朝読了。もう、少なくとも3度目となるので、今回は本書を読んでの印象が随分と変わった。
 例の卵の中での変態していくドラマチックな観察や、人間の胎児に見る、魚類、両生類、爬虫類、そしてやがては哺乳類への変貌のプロセスはやはり感動的だったが、本書(に限らないが)では、三木節の飛んでるぶりを達観するように読めた。

 さて、一昨日、我が家の庭の隅っこにある柿の木が渋柿なんかじゃなく、実は次郎柿であり甘柿であるという衝撃の事実を知った。

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 小生はずっと渋柿だと思い込んできた。近所の人も渋柿に決まっているというし、親戚のものもそういうので、敢えて齧って確かめることを敬遠してきた。カラスなどの野鳥たちだって、渋柿だから敬遠しているものと決めつけていた。

 が、一昨日、親戚のものが来て、これは次郎柿であり甘柿だと教えてくれたのである。
 その日、お礼の意味もあって、親戚一家にたっぷり柿の実をあげた。

 今日は、近所の方(昔は我が家の田圃だったのを畑として使っている方)に、早速、この柿のことを教え、柿の実をあげた。
 つい先日も、あれは渋柿だろうねー、なんてお喋りしていたのだ。
 が、甘柿だと分かった以上は、日ごろお世話になっているし、あげないわけにいかない。
 どうぞ、お仲間に分けてあげてくださいと、たっぷり取って差し上げた。

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→ 立山連峰も冠雪。すっかり冬の装いである。

 柿の実は、熟し過ぎる直前で、固さも適度。あとほんの数日、日にちが経ったら柔らかくなり、歯ごたえもなくなってしまうに違いない。
 ある意味、収穫の時期を逸するギリギリの時点で、あの柿の正体が分かったというわけである。

 尤も、渋柿だったら、それはそれで干し柿にするのも乙なものである。昔は近所のどの家もそうだったように、軒先に吊るしておいて、その変貌ぶりなど眺めるのも楽しからずや、なのだから。

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