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2013/10/04

気が付けばホトトギスの季節に

 今日は、畑のほうは一休みして、庭木の手入れを少々やった。
 玄関にチェーンソーとヘッジトリマーをこれ見よがしに(?)置いてある。

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→ 庭仕事のため、庭を見て回った。すると、杜鵑草 (ほととぎす)の花が咲いているのに気付いた。少なくとも二か所で。今年も秋なのである。「季節の花 300 杜鵑草(ホトトギス)」によると、「杜鵑」とも書く。 鳥のホトトギスの方は「不如帰」と書くとか。これが、「杜鵑花」と書くと、「さつき」と読み、まるで違う樹木名となってしまうから、ややこしい。

 チェーンソーは、年初、南西角にある杉の巨木の幹が雪の重みで縦に裂けていて、もう少し、雪が積もったら今にも折れそうで、切り倒すために敢えて購入したのだった。

 杉の樹が大き過ぎ、幹もだが、枝葉も茂り過ぎていて、小生の手には負えず、業者を呼んで伐採してもらった。
 なので、チェーンソーは使わず仕舞い。

 春先になって、ユリノキの枝葉が茂り始め、隣家から葉っぱが散ってきて迷惑との苦情が入り、せっかくなので、チェーンソーで上部数メートル分を伐採した。
 以前ならノコギリだけだったので、太い幹を切るのに、足場の悪さも手伝って、一時間では切り倒せなかったはず。
 それが、マシンのお蔭で幹を縦断するのに数分を要しただけ。但し、上部とはいえ、数メートルの幹そして枝葉で、隣家側ではなく、我が家の裏庭の小道に向けて倒すのには苦労した。

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← 「ホトトギス属 - Wikipedia」によると、「日本では 13種(変種を除く)が確認されており、うち 10種は日本固有種である。 日本列島を中心に分布していることから、日本が原産であると推定されている」という。鳥のほうのホトトギス(不如帰)は、雑誌の題名になったり、俳句などにも詠まれたりする。でも、花のホトトギスを詠んだ句はあまり多くないような気がする。「杜鵑草|ショウちゃんのブログ 俳句のある風景」参照。

 以来、チェーンソーは、全く活躍の場も機会もないままに、玄関に鎮座したまま。
 チェーンソーの脇には延長コードも置いてある。そこにさらに、ヘッジトリマーが仲間に加わった。
 今日、ようやく、秋も本格的になりそうなこの頃ということで、思い切って、ユリノキや杉の樹の伐採に乗り出すことにした。

 幹の土台部分、二メートルほどは残す。となると、脚立の上に登っての作業となる。足場が悪く、脚立がグラグラして、なかなかスリリングである。
 今日は、ユリノキ、杉の樹それぞれ一本ずつ。さらに、夾竹桃の伐採にも取り組んだ。
 が、夾竹桃は、延長コードを使っても、あと2メートルほど届かず、チェーンソーは諦め、ノコギリでの作業。

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→ 夾竹桃を伐採した、その挙句の姿を撮ろうと表の庭へ出てみたら、何やら白い花が一輪、咲いている。おお、シュウメイギク(秋明菊)ではないか。蕾がいっぱい。これからドンドン咲いてくれそうである。

 夾竹桃のある東南の角の庭は、一層、足場が悪く、脚立はグラグラ揺れっ放し。
 夾竹桃の太目の幹(?)に掴まりながら、掴まっている幹の上をノコギリでギコギコ切った。
 夾竹桃は、切っても切っても伸びるし、枝葉が茂る。あの生命力は凄い。
 枝葉を蔵の脇に纏めていたら、夾竹桃の白い花が一輪だけ、咲き残っていた。今年最後の花も我が手で散らしてしまった。

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コメント

今晩は  「ほととぎす」優しい感じのする美しいお花ですね。茶花ですか?日本のお花らしい独特感がありますね。一輪飾りたいです。o(*^▽^*)o

投稿: 赤津姫 | 2013/10/04 20:33

赤津姫さん

独特な風情の花です。
茶花かどうか、活ける方のセンス次第でしょうか。
上手く活けたら、見ごたえがありそう。

日本固有の花のようです。風情の独特さのゆえか、歌や俳句にはあまり詠まれていない気がします(小生が知らないだけかもしれないけど)。

水に映りて斑をふやす杜鵑草 檜 紀代

紫の斑の賑しや杜鵑草 轡田進

投稿: やいっち | 2013/10/04 21:39

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