台風24号接近情報に煽られて
台風24号が九州の西の沖合を過ぎたところで、北上のはずが東へ方向転換し、対馬、そして日本海へ。
進路からすると、北陸を含む日本海側への影響も避けられない。
← 畑に張り巡らした防草シート。一応の重しは置いてあったのだが、こんなものじゃ足りなくて、今日、せっせと重しとなる角材や石などを追加。
実際には台風は午前九時頃、温帯低気圧に変わったようだが、その頃には我が北陸は富山も、強い風が吹くようになっていた。
というより、未明頃、既に風が強まっていることを、家の戸などのガタピシ鳴る音や外で掃除用具やら何やらが風に吹き飛ばされたり、ボイラーに立てかけておいた板戸がやはり、飛ばされて庭に横たわったりしていたのだ。
小生の脳裏には、3年前の10月に富山に最接近した台風18号の悪夢が蘇ってくる。我が家の大きな杉の樹が幹の途中でポキンと折れ、隣家の茶の間の窓に倒れかかった悲惨な事態。
こんな日は家の中に閉じこもっているのが何より幸い、無事これ名馬のはずである。
しかし、そうはいかなかった。
昼前だったか、つい、恐る恐るというか、好奇心というか興味本位というか、よせばいいのに、台所の窓をちょっと開けて畑の様子を伺ってみた。
すると、畑の養生の名目で張りまくった防草シートが風に煽られ、捲れたり、はためいたり、ひどい惨状になっている。
防草シートが剥がれると、何処へ飛ばされていくか分からないし、近所に迷惑をかける恐れもある。
そもそも防草シートの一枚一枚は、ないお金を振り絞ってホームセンターで買ってきたものだ。飛ばされて紛失するなんて、勿体ない。失くしてなるものか! である。
→ 台所の西側の通路。ここにも防草のため、板切れや波型のトタンなどを敷きまくる。
無論、張ったあとは、飛ばされたり剥がされたりしないよう、家にあるブロックや石や板切れなどを重しにしている。
呑み終えたペットボトルに溜めておいた雨水を詰め、シートの上に置きまくる。
家に数十個とある鉢をも重ししてしまう。
古いトタンなどをも敷く。
昔、小生が高校時代、屋根裏部屋暮らしをしていた頃、知り合いに作ってもらった特製の木造のベッド。
一昨年、家が軋んでいるのを痛感し、家の中の重いものを片づける作業をした一環で、屋根裏の部屋を軽くしようと、部屋の中のものをドンドン片づけていった。
屋根裏部屋は、小生が郷里を離れてからは、いつしか学習机二個や布団、炭団、什器類、バケツにと、要するに物置代わりになっていたのだ。
最後に頑丈な作りのベッドの番となった。
ノコギリやらカナヅチなどを使い、せっせと解体し、屋根裏の窓から台所前の庭に放り投げた。
それらの板切れは、立派な角材であり、捨てるに忍びなくて、農作業小屋に仕舞いこんであった。
そうしたベッドの成れの果ての板切れをも、畑の防草シートの重しに使ってしまったわけである。
← 家の北側の細長い庭。この一角にミカンなどが育っている。ここにも板切れやらトタンなどを敷き詰めてある。
皮肉なことに、ようやく作業が終わった昼過ぎから、風が弱まってきた。昼下がりには、細かな雨も降り始めてきた。
これなら、重しの追加や補充作業も不要だった!
でも、まあ、これで今冬は乗り切れるはずである。
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コメント
最近は竜巻が頻繁に起こりますから、台風じゃなくても危ないですよね。
防草シート、飲みおえたペットボトルを重しにされているんですか、専門職の人が見て、どう思われているかな?
ところで、今日というか昨日、トーハクの特別展 京都に行って来たのですが、洛中洛外図屏風、富山の勝興寺が所有しているのが出てました。このお寺は有名なのですかな?
投稿: oki | 2013/10/10 02:34
okiさん
防草シートはともかく、ペットボトルや鉢などを重しにしているのは、業者でなくても、見るからに不格好です。
剥がれを止める留め金もありますが、強風には効果が弱い。
風さえなければ、ですが、今日も強風が吹いて、シートが躍っていました。
富山の勝興寺は重要文化財です。文化財も多数所蔵。
越中の国府跡という伝承があったりします。
「実ならずの銀杏 天から降った石 水の枯れない池 屋根を支える猿 魔除けの柱 雲龍の硯 三葉の松」などの七不思議でも有名らしい。
投稿: やいっち | 2013/10/11 21:03