雨の日は創作…だった頃も
今日はあさからどんよりした空模様。未明には雨が降っていたが(雨音で三時過ぎに目覚めてしまった)、夜が明ける頃にはいつしか雨音も消え去っていた。
でも、いつまた雨が降り出してもおかしくないと感じさせる空。実際、昼前には降り出した。
ということで、今日、日曜日は庭も畑仕事もしないと決め込んだ。
→ 裏の畑へ続く小道
朝になる前から寝床を離れ、茶の間に移動し、リクライニングに体を埋め、本を読みつつ、いつしか夢の世界へ。
観た夢は、いつも通り、味気ない、中身の貧相さを実感させるもの。女性はまず登場しない。
夢の中でも想像力が枯渇しているようで、夢の中身と現実の出来事を逐一、対応させられそうな気がする。
帰郷して5年と半年以上となる。東京在住時代は、今から思えば(あるいは自覚していたはずだが)恋をしていた。ステージの上の人で、日常の中では会えない人だったけど、恋していて、追っかけの真似事をしていた。
その記録はブログに縷々書き連ねている。あからさまには書いてない場合が多いが、ちょっと文面の書いてない空白の部分を想像したら、分かり過ぎるくらい健気な気持ちが分かるはず。
そのもどかしい情が、書く文章に張りを与えてくれていた…と云うより、書く上でのモチベーションを上げてくれていたということかもしれない。
抒情的なエッセイもだが、創作に如実にエネルギーの噴出口を見出していた。
米百俵の精神が称揚されていた頃だったが、別にそれに対抗したわけではないが、掌編を年間百篇を志し、実際、大晦日に百篇目の掌編を書き上げた年もあった。
誰一人、その<偉業>を称えてくれる人はいなかった(囃し立てた人でさえ、知らん顔だった)が、年間百篇の創作というのは、実に苦しい営為だったのである。
当時はやはり隔日出勤で、月に12回は、終日、外である。
つまり在宅は週に四日。
年に百篇の創作となると、在宅の日の二日に一度は創作しないといけないことになる。
小生は、日に一回のブログ(乃至、ホームページの記事)の更新をモットーとしている。これは、終日出勤の日も含めてだから、つまりは、在宅の日には、終日不在の日の分も併せ、日に二つ、書かないといけないわけである。
しかも、創作のジャンルは別枠なので、日に二つのブログを書いたその上に、創作を一篇、ひねり出さないといけなかった。
毎日ブログ(ホームページ)を更新するだけでも、大変な作業なのは、言うまでもない。
年間通常のブログ(ホームページ)の記事(日記)を365個、作る上に、別枠としてサンバレポートやエッセイ、さらには創作作品を作る。時に年間百個以上も!
それもこれも、胸の奥に叶わぬ恋心が燻っていたから、そのエネルギーが可能にさせたに違いないのである。
思えば、雨の日(無論、在宅の日に限るが)には、必ずのように創作していた。恋心というか、センチな気分が高まるからだったのだろう:
「雨に絡む創作の数々」
「雨絡みの創作の数々(後編)」
富山ではそんなことは全くなくなった。
身近に恋する存在がいない。東京はあまりに遠すぎて、現実性が薄い。
ワーキングプアの身には、そもそも美術館やショーの観劇などの外出の機会がない(買い物など実用的な用件は除いて)。時間的にもだが、経済的に不可能なのである。
中(うち)に閉じこもりがちになる。自然、女性とは縁遠くなる一方で、この悪循環のド坪に嵌っている。
← 紫陽花の現況
日に一回のブログ更新の方針は今も貫いている。
東京在住時代の最後の数年も、ワーキングプアの予備軍だったが、今は文句なしのワーキングプアである。。
東京時代は、月に12回の終日出勤だったが、富山では、月に14回の終日出勤である。
それでも、手取りで15万をやっと超える程度の収入(本は月平均一冊がやっと)。
時間給で計算すると、法廷の最低賃金さえ高いハードルに見えてくる。
とにかく、東京時代より、労働環境は遥かに悪化している。
労働時間(仕事のために奪われている時間)は、一割以上も増え、収入は逆にグンと減ったのである。
しかも、富山では畑や庭仕事、家の管理その他が圧し掛かっている。
そんな中でのネット作業なので、自然と、中身の薄いものになっている。
検索エンジンを使っての一つの事象を探求するという、東京在住時代にやっていた作業はまずできない。
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コメント
女性、僕は抗うつ薬の影響で、ほとんど性的な欲求がないけど、それがおかしいんで、一人暮らしの男性なら女のことを考えますよね。僕は別の意味で夢に女性が現れない。
さて台風ですね、経験したことのない大雨とは何か?
経験したことのないから、気象庁はサジを投げているのかいな。
これから関東接近です。被害でませんように。
投稿: oki | 2013/09/16 09:14
okiさん
人はないものねだりするもの。自分にあるもののことには無頓着に。
愛情、人、人との仲、孤立した中での人との繋がり。
人と密着することは一生、叶わないと心底、思い込んでしまったガキの頃。
誰よりも人を恋しがり、誰よりも人を遠ざける。
今は、孤立が完結してしまっているようです。淋しさが凍り付いて、淋しさも感じられない。
経験したことのない大雨などの災害。これからは猛暑にしろ、酷寒にしろ、干ばつにしろ、未曽有の災害が襲ってきそうです。
海水温が2度ほど平年より高いとか。気温も高くなっている。猛烈な台風や竜巻、寒波などが襲来しそう。
未知の領域に突っ込んでいく。
7年後、東京(に限らず)は、オリンピックどころじゃないような気がします。
投稿: やいっち | 2013/09/17 04:36