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2013/09/26

空を飛ぶ夢

 自宅では、川上和人著の『鳥類学者 無謀にも恐竜を語る』(技術評論社)を読んでいる。
 本書の題名にもあるように、無謀にもという性格はあるものの、まだ半ばまでも読めていないが、実に面白い。

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← 川上和人著『鳥類学者 無謀にも恐竜を語る』(技術評論社)
 
 鳥類が恐竜の一部から派生した生き物であることは、「CNN.co.jp 中国で新種の恐竜化石発見、「始祖鳥」より原始的」など、中国などでの相次ぐ画期的な発見もあって、ほぼ定説化しつつあった。
 一方、非常に大きな矛盾点もあって、論争も続いていた。

 その、最後(?)の矛盾点も、本書にも触れられているように、近年、発生学的観点からの解決を観た。
 その研究者は、東北大教授の田村宏治さんである。

【インタビュー】鳥が恐竜から進化した説を巡り、唯一残されていた矛盾を解決(東北大教授の田村宏治さん)/科学って、そもそもなんだろう?|宮城の新聞」を参照する。

「化石を見る学問(古生物学)では、鳥類は恐竜の一部から派生した生き物であること、言い変えれば、恐竜は絶滅しておらず現在も鳥類として生きていることが、ほぼコンセンサス(共通概念)として考えられてい」る。
「ところが、そのコンセンサスに合わない矛盾がいくつか指摘されており、古生物学的に見ると、それが解決されなければパズルが全部組み立たない状態でした。その最後に残っていたパズルのピースが、「指」の問題でした。しかし、それは大きな問題だったのです。」

 以下、詳しくは、上掲のサイト「【インタビュー】鳥が恐竜から進化した説を巡り、唯一残されていた矛盾を解決(東北大教授の田村宏治さん)/科学って、そもそもなんだろう?|宮城の新聞」を一読願おう。

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→ レオナルド・ダ・ヴィンチが描いた飛行機械の図。鳥の翼に似た構造図を描いてみた例。実際に飛行を行うことはできなかった。 (画像は、「飛翔 - Wikipedia」より)  レオナルド・ダ・ヴィンチ手稿「鳥の飛翔に関する手稿」には、「鳥の飛翔のメカニズムに関する考察が大半を占めるこの手稿では、翼や空気抵抗、風や気流の考察まで含めて、鳥の飛翔の力学構造を再現する方法が分析的に追求されている」とか。天才ダ・ヴィンチの夢に何処まで迫れたのだろう。まだまだ追いついていないのかもしれない。

 それはそれとして、今日の日記での関心事は別にある。
 それは、人類の夢の一つである、鳥のように空を飛ぶことへの切望。
 その夢をかなえるため、気球や凧や飛行機、グライダー、などなどが発明され、実現へ一歩一歩、近づいている、かのようである。
 一部には、もう、多少なりとも夢は叶っているじゃないかと感じている人もいるかもしれない。
 以前もブログで書いたことがあるが、小生が思うところの、鳥のように空を舞う夢とは、恐らくは同じ思いを抱かれる人もいるだろうが、出来る限り、人工物の頼りにならないこと。
 少なくとも、エンジンを使うような無粋な真似は願い下げである。

 だったら、気球や凧やグライダーはどうだ。多少のメカニズムは使うが、鳥に一歩とは言わずとも半歩は近づいているのでは…。
 小生が思う、空を舞うというのは、たとえば、今、この場所にいて、思い立ったら、パッと空を舞い飛んで行けることである。中空を舞いたいわけである。

 それこそ、夢の中では空を舞ったことは幾度もある。
 その中には、訳の分からない性格のものもあって、ロッキングチェアーかリクライニングのシートに身を沈めたまま、空高くとはいかないが、地上数メートルの高さを、シートに座り込んだまま、何処までも滑るように移動していくのだった。
 時に地上すれすれまで落ちそうになると、身を捩って急カーブを描くと、また、やや高さを増して、飛び続け、窮地を脱する…。
 これなど、リクライニングやロッキングチェアーに身を預けて読書しているうちに、眠気に襲われ、寝入ってしまうことの実に多い、自分の日ごろを髣髴させるような夢である。
 ロッキングチェアーに深く沈み込むだけじゃ、飽き足らなくて、さらに体をリラックスさせ、ついにはチェアーから滑り落ちそうなくらいに体が伸び切る。
 そんな態勢で寝入ってしまうから、体が本能的に椅子から滑り落ちるのを懸命に堪える、その窮屈さが夢となって現れているのだろうと思われる。

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← アンホルト,ローレンス【作】〈Anholt,Laurence〉『レオナルドと空をとんだ少年』 (あべのりこ【訳】  ベファーナ;バベル・プレス) 「むかし、飛行機も宇宙船もなかったころのこと。天才レオナルド・ダ・ヴィンチは、空を飛ぶことを夢みて、飛行機の試作品を作っていました。それを盗み出して、丘の上から飛ぼうとした、弟子のゾロとサライ。飛行機はふわっと浮くのですが…。ダ・ヴィンチの工房に実在した弟子をモデルにかかれたこのお話は、夢をもつことの大切さを教えてくれます。また、絵本のいたるところに、名画やデッサンが散りばめられ、ダ・ヴィンチの世界をわかりやすく紹介します」とか。 (画像や情報は、「レオナルドと空をとんだ少年-ローレンス アンホルト 本 - TSUTAYA online」より)

 以下は、レオナルド・ダ・ヴィンチの飛翔関係の手稿:

『鳥の飛翔と風の関係』、鳥の飛翔に関する手稿
『胎児と子宮』、ウィンザー紙葉
『ベツレヘムの星(オオアマナ)とその他の植物』、ウィンザー紙葉
『月の光に関する考察』、レスター手稿
『はばたき式飛行機械の翼の実験』、パリ手稿B
『飛行機械のスケッチ』、パリ手稿B

 だが、吾輩が懇願するのは、そんな無様な夢ではなく、ホントに空を舞いたい、地上に立っていて、思い立ったら、鳥が羽を広げ空へ舞いあがっていくように、この身一つで舞い上がりたい、そうであってこそ、鳥のように舞うという夢が実現したと云えるのである。

 こんなのは、背中に天使の羽根が生えるとか、反重力装置でも発明されない限り、無理だろうけど。
 天使の羽根も、ロマンチック、メルヘンチックのようだけど、ホントに背中に大きな羽が生えたら、その大きな翼を羽ばたかせるのに、胸筋が思いっきり発達しないと、羽根の動き、風や空気の圧力に負けてしまうのは目に見えている。
 やはり、夢は夢に終わってしまいそうである。
 それにしても、何故、鳥のように空を舞いたいと願ってしまうのだろうか。
 夢への飛翔? 現実逃避?

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コメント

ドラえもんの世界。
しかし、ダヴィンチというのは、手稿は、レスター手稿、ウインザー手稿、いろいろ残ってますが、画家としてより科学者として名を遺してますね。
それはともかく、人間の歴史は夢を抱き、挑戦し、実現して来た歴史とも言え、品川ー名古屋、40分のリニアモーターなんて実現するわけですから、弥一さんの夢もきっと叶いますよ。
そして、人間は遠からず原子力をコントロールする術も見つけると思いますね

投稿: oki | 2013/09/26 23:41

okiさん

レオナルド・ダ・ヴィンチは、万能の天才です。
科学や技術に興味のある人は、彼は天才科学者(技術者)です。

絵画に興味のある人には、『モナリザ』の画家です。

小生の飛ぶ夢は、出来る限り、マシンに頼らない(頼っていないと感じさせる)ものでないといけない。
水素やヘリウムを自在にコントロールできるようになれば、空を自由に舞う夢も叶うかな。

原子力をコントロールする技術の可能性は、あと百年は無理でしょうね。
原子の奥のクオーク、そのさらに奥の暗黒エネルギー(ダークマター)は、まだその探求の緒にも付いていない。

投稿: やいっち | 2013/09/28 21:33

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