日本海側でも、地殻構造調査を実施
川の水が近隣へ溢れ出し、田圃などが冠水。収穫前だった稲も、諦めんといかんねーと、取材された主婦の方が嘆いておられた。
富山は災害に見舞われることが少ない地域ではあるが、全く無傷なんてことはありえないのである。
ところで、昨日の日記「災害はいつ何処で発生するか分からない」で、「太平洋側の中枢の地域だとはいえ、研究や関心の度合いが偏り過ぎている、少なくとも傾き過ぎていた気がする」とか、「東南海地震対策が喧伝されている間に、東日本大震災が東北の太平洋側で発生したように、来るべき東南海地震の前に、日本海側に大震災が発生しないとも限らない」などと愚痴めいたコラム風な生地を書いた。
すると、まるで吾輩の記事を当てつけかのように、テレビで太平洋側に比べ研究や調査の遅れていた日本海側でも、地殻構造調査を実施するというニュースが報じられたではないか。
「入善から黒部 断層解明へ 東大地震研(富山 地域 YOMIURI ONLINE(読売新聞))によると:
日本海側の断層を解明し、将来起こりうる地震や津波に備えようと、東京大地震研究所などは20日から、入善町の沖合から黒部市の内陸に至る約30キロの地殻構造を調査する。太平洋側とは異なり、日本海側は地下深くに小さな断層が多数あるため、これまで詳細な調査は行われておらず、本格的な解析に初めて着手する。文部科学省が2008年から実施している「日本海地震・津波調査プロジェクト」の一環。今年度取り組む富山、石川、新潟の3県を手始めに、8年間をかけて日本海側全域のデータを収集し、地殻構造の全体像を解明する。その後はシミュレーションを行って地震や津波の規模を予測し、関係自治体の防災施策に役立てる。
調査は、特殊な「起震車」や「発震船」で地中に向けて微弱な縦波や音波を発生させ、その反射波などを受振器で測定することで地殻構造を解析する。これにより、地震を起こす可能性のある地下15キロ程度の断層まで把握でき、不明点が多い魚津断層帯(朝日町~上市町)の解明にも取り組むという。
3県での調査は来月中旬終了し、今年度中に結果をまとめる方針。同研究所地震予知研究センターの佐藤比呂志教授(57)は16日、黒部市で開いた説明会で、「これまで日本海側では統一的な地殻調査が行われておらず、自治体によって認識や対策に差があった。基礎データを整え、この状況をできるだけ早く是正したい」とした。
(2013年9月17日 読売新聞)
(「朝日新聞デジタル:東大地震研、地殻調査へ 日本海側を今後8年順次 富山 - 富山 - 地域」も参照のこと。)
迂闊な小生のこととて、知らなかった情報がいろいろあった。
「文部科学省が2008年から実施している「日本海地震・津波調査プロジェクト」」もその一つ。2008年は帰郷した年で、家事(介護やアルバイト)が忙しく、我が郷土に関する話題なのに、肝心のニュースを見逃したのだろうか。情けない。
(「日本海地震・津波調査プロジェクト」については、例えば、「「日本海で起きる地震のナゾ解明へ 来年度から本格調査」:イザ!」など参照。)
← 電気関係の設備ボックスのガラス窓の中に、何やら蔦草のようなものが。殺風景になりがちな計器を緑で彩っている?
ところで、全くの余談だが、東大地震研のこの情報をネットで検索していた(手元には朝日新聞の記事があるが、ブログ(ネット)での記事紹介なので、ネット情報を渉猟していた)ら、以下のような気になる情報が浮上してきた:
「美人すぎる助教 大木聖子 画像 東京大学地震研究所 - NAVER まとめ」
眉唾ものではないかと、ネットで調べたら、以下のサイトが浮上:
「Welcome to OKI's Website 地震研 大木聖子のブログ」
本人いわく、「2013年3月31日をもって東京大学地震研究所を退職し,4月1日から慶應義塾大学の環境情報学部准教授になりました」ということで、今は、「慶應義塾大学の環境情報学部准教授」のよし。
でも、専門が変わるわけではなく、「防災教育・災害情報・地震学など.大学と大学院で学んだ地震学をバックグラウンドに,防災に関する研究と実践を進めています」とのこと。
いずれにしろ、美人すぎる准教授のようである。
と、ここまで書いてきて、ふと、はて、大木聖子という名前、つい最近、耳にしたことがあったようなと、思い返してみたら、仕事中、ラジオは(無論、空車の場合だが)耳の友なのだが、今月10日放送されたNHKラジオ『午後のまりやーじゅ』(14時から16時)に生出演していたのを、断続的にだが、聴いていたのだった!
テレビなどに出演していたらしいが、残念ながら見逃している。
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