久しぶりに書店へ(前編)
この数日、爽やかという言葉を思わず使いたくなるような陽気が続いている。
秋の空というような、高い感じの薄い雲たち。
← 鉄道むすめのラッピング電車(富山ライトレール社のポートラム)。岩瀬ゆうこ、井川ちしろ、大月みーな、磯野みゆきなどのキャラクターが。「キャラクター紹介鉄道むすめ~鉄道制服コレクション~」参照。
湿気が感じられなくて、昼真っ盛りの時間帯に動いても、汗が滲み出ることもない。
そんな天気も、今夜辺りが峠のようである。
その爽快な空の下、時間が出来たので、久しぶりに書店へ行こうと思い立った。
というより、今朝未明、寝入る前から今日は書店へ行くんだと、心の中で決められているようで、他に何があっても本屋へと、気持ちは向かっていた。
遅めの朝食…それとも、早すぎる昼食を摂り、畑や庭の用事は眼中から消し去り、いざ書店へと外出の準備を始めようとした、その時だった、ああ、行きつけの書店は、というか、書店の入っているデパートはもしかして今日は定休日ではなかったかと、不安になった。
調べてみると、まさしくそうである。
年に数回ほど行く書店は、紀伊國屋書店である。大和デパートの中にある。
少なくとも富山市の書店の中では、店頭の本の種類は一番多い。
他にも大型書店はあるのだが、岩波など堅めの本も含め、店頭の在庫は富山市の中では充実している。
ああ、思い立ったが吉日というが、そんな日に限って、肝心の店が休みなのである。
しかし、手元にある未読の本は、もう、限られている。
今読んでいる本であるフォークナーの『八月の光』は、学生時代に入手し読んだ本(余談だが、この大作を正味わずか二日で読み切ったとは、若さとは凄いものだと思う。今は、時間の制約もあるが、体力や気力の萎えもひどくて、一か月は要すると思う)。
車中でも、『八月の光』を読もうとするのだが、老眼鏡を掛けていても、読むのがきつい。
一方、車中で読む本を物色したい、それに莫言の『赤い高粱』の続編を入手したい、そんな思いは強烈で、余儀なく、スーパーへ行く途上にある町の書店に立ち寄ることにした。
岩波文庫も岩波新書も始めから置いてない書店。
文学や思想や科学や古代史や考古学や美術書や、つまりは小生の興味を惹くような本は、どの分野にしろ、一つの書棚さえ埋めていないほどの本屋。
でも、まあ、車中の友となるような本なら、見出せるだろう…。
結果、書店で物色し入手した本は以下の通り:
(「久しぶりに書店へ(後編)」へ!)
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