災害はいつ何処で発生するか分からない
「大型の台風18号は15日午後、暴風域を伴って四国沖を北上し、西日本と東海が強風域に入った。気象庁によると、16日朝から昼前に東海か関東に上陸し、その後東北地方南部へ縦断する可能性が高い」(「台風あす東海か関東に上陸か - 注目ニュース:@niftyニュース」)という。
← 2010年10月に列島を縦断した台風18号の強風で、我が家の大きな杉の木が幹の中途で折れてしまった(詳細は、「杉の木が倒れた」にて)。
北陸地方には直接の影響はないだろうが、雨は激しくなる見込みとか。
台風18号というと、2010年の10月上旬に本土に上陸した台風のことを思い出す。
やはり台風18号で、我が家では、家には被害がなかったものの、台所脇の大きな杉の樹が台風の風で倒壊した。
幹の中途でポキリと折れ、隣家の居間の出窓に倒れかかったのである(詳細は、「杉の木が倒れた」にて)。
自然災害は何処に襲い掛かるか予想もつかない。
台風もだが、地震も竜巻もゲリラ豪雨も、場所によっては火山の噴火もありえる。
日曜日の夕方のニュースで、予測される東南海地震で、大きな橋、救援物資を運んだり生活の拠点となる橋の中で、震度6ほどの揺れで倒壊の恐れのある橋のことが話題になっていた。
耐震対策(補修)の遅れが目立つという。
→ 雪で幹が縦に罅割れた杉の木の巨木(詳細は、「我が家の守り神・杉の木との別れ」参照)。
テレビなどマスコミでは、太平洋側の地震が話題に上ることが多い。
東南海地震も、地震計の設置など地震対策の進捗状況が話題に上る。
阪神淡路大震災が起こってからは猶更、対策が叫ばれるようになった。
その隙を突くように、同じ太平洋側と云いつつ、東北で東日本大震災が起こってしまった。警戒の度合いが低かった地域である。
この地域にも、東南海地震に匹敵するような研究が進められ、あるいは対策が講じられていたら、地震そのものの発生は予測不能だったとしても、地震や津波の対策も、従前以上には進んでいたやもしれない。
東南海地震の対策は大切である。
しかし、太平洋側の中枢の地域だとはいえ、研究や関心の度合いが偏り過ぎている、少なくとも傾き過ぎていた気がする。
← 2本の杉の樹の巨木の失われた、裏の畑へ続く小道。
太平洋側の、九州や東北、北海道はどうなのか。
一方、あまり話題には上らない日本海側はどうなのか。
東南海地震対策が喧伝されている間に、東日本大震災が東北の太平洋側で発生したように、来るべき東南海地震の前に、日本海側に大震災が発生しないとも限らない。
富山市における、危険性の高い、補修の必要性緊急性の高い橋について、本ブログでも扱ってきた。
主な橋の補修、震度6程度でも倒壊の恐れのある橋の対策は、太平洋側に劣らず日本海側でも為されるべきなのは言うまでもなかろう。
マスコミの関心も、一地域に偏らないよう、気を配ってもらいたいものだ。
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