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2013/08/30

立山砂防工事…工期は無期限

 昨日、テレビでニュースを見ていたら(NHK)、富山は立山の奥地ある砂防ダムが話題に上っていた。
 が、録画したわけでもなく、じっくり情報を確かめることはできなかった。

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← 立山砂防工事の現場は普通では垣間見ることはできない。立山駅からさらに国土交通省北陸地方整備局立山砂防事務所が管轄する工事用軌道である、国土交通省立山砂防工事専用軌道(トロッコ電車)に乗って現場へ。本画像は、立山駅へ向かう途上の光景。まだまだ奥地へ。

 どうやら、「報道関係者への立山砂防事業現地説明会」があり、その際に撮られた映像や情報など、現地のレポートが提供されたらしい。

 せっかくなので、ネット情報などを参照に、立山砂防事業の周辺を見ておきたい。

白岩堰堤 - Wikipedia」によると、「白岩堰堤(しらいわえんてい)は富山県富山市、中新川郡立山町にある砂防ダム。立山カルデラからの土砂流出を防ぐために造られた」とか。

1858年(安政5年)に発生した飛越地震の際に立山カルデラで発生した河道閉塞(天然ダム)が決壊し、大規模な土石流が発生した。死者・行方不明者は200~300名に及んだという。その後、立山カルデラから供給され続ける土砂のため、富山平野は度重なる水害に悩まされることとなる」!

 小生は、「飛越地震から150年」や「飛越地震…「地震」は遭っても「なゐ」とはこれ如何」などの関連記事を書いたことがある。
 よく、富山は災害の少ない県だ、などといった話を聞くことがある。
 なるほど、少ないような印象は受けるかもしれないが、洪水(氾濫)など過去に巨大な災害に見舞われたことがないわけではない。

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→ (国土交通省北陸地方整備局)立山砂防事務所

 また、「とやまの土木遺産|富山県」によると、「白岩堰堤砂防施設は立山カルデラ内の土砂を安定させるため、カルデラの出口に設けられたもので、昭和14年に完成しました。この堰堤は、右岸側の本堰堤、副堰堤、左岸側の護岸工と一体となった盛土部によって構成されており、提高が63mと砂防堰堤では日本一の高さを誇っています。後に「砂防の父」と呼ばれ、わが国の近代砂防の発展に大きく貢献した赤木正雄博士の計画によるもの」だとか。
「国指定重要文化財 建造物 平成21年6月30日指定」でもある。

 立山カルデラの砂防工事については、さすがに地元富山局だけあって、特集は折々組まれる。
 昨年の「これまでの放送|金とく|NHK名古屋放送局 立山カルデラ 女子ふたり ~潜入!崩れの山へ~」も楽しかった。

 そう、砂防ダムを理解するには、まずは、立山カルデラを知る必要がある。
立山カルデラ - Wikipedia」によると、立山「カルデラの広さは、東西およそ6.5km、南北およそ5.0km。立山火山の崩壊と侵食によってできた」とか。

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← 立山カルデラ砂防博物館

 詳しくは上掲のサイトを見てもらうとして、「現在でも、流出すれば富山平野が1 - 2メートルは埋没してしまうといわれるほどの大量の土砂(約2億 m³, 黒部ダムの総貯水量約2億トンとほぼ同じ量)が立山カルデラに残っている。そのため、流出防止のため大規模な砂防工事が、白岩砂防ダム含め今日においても毎年約50億円の予算をかけ行われている」のである。

 工事は百年以上経って現在も続いているのだが、「その工期は無期限と現在では考えられている」のだ!
「原因は、火山灰が大量に堆積し生成された土砂の地質のため、砂防ダムを建設しても「土砂の上にコンクリートのダムを造っている」ような大自然から考えると脆弱なものであり、完全に流出防止させることはその土砂の堆積量からも不可能とされているためである」とか。

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