草むしりに敗北感
今日もまた、雑草との格闘(に敗北)の一日。
別に終日、草むしりしてたわけじゃないけど、今日のメインのイベントは何かというと、草むしりしかないだろう。
他に、野菜の収穫もしたし、枯れ木の整理もした。
買い物(米やトイレットペーパーなどなど)も行ったし、郵便物を出した(誕生のお祝いの返しでカタログギフトを貰ったので、実用品ということでヘッジトリマーを選択)。
少しは本を読んだし(プルーストの『失われた時を求めて』の2巻目を読了した)、近所でよくやる警察の取り締まり現場を横目で眺めつつ(小生が警察車両の脇を通り過ぎる僅かの間に、3台の車が表通から脇道へと警察官に誘導されていった)銀行へも行った。
草むしりの後は、汗びっしょりの衣類を洗濯(草むしりの際は、作業着に着替えてのグローブ・長靴・マスクを着用の本格的な出で立ちなのである)。
食事も昼食と(これからの夕食)の準備と片づけ。入浴(そのためには浴室の水の入れ替えなど)。
家の中の掃除はしないが、それでも目立つところは、濡れタオルでパッパッと軽く拭っていく。
その一つ一つは大したことはなくても、電話の応対などもあって、用件の数が重なると、結構、慌ただしい。
特に午前中は、結構な土砂降りで、外仕事が昼からとなったので、気分的には目が回るような忙しさに感じられる。
そんな中、上記したように、プルーストの『失われた時を求めて』の2巻目を読了した。今夜から、第三巻目を手にし始める予定である。
訳者は、小生には初耳の方だけど、違和感なく読めている(生意気な言い方で御免なさい)。
プルーストの文章は、どの場面であっても、どの断面で読んでも、自分の表現であり、ダレルことがない。延々と文章が続くのに、どの叙述であっても、彼流の文体になっていて、間然としない。
ところで、冒頭に「今日もまた、雑草との格闘(に敗北)の一日」と書いた。
炎天下、二時間にもならない作業だったにもかかわらず、汗だくなのはもちろんだが、作業中、何度か精根尽き果てたように、座り込んでしまったから敗北…というわけではなく、それだけ頑張っても、全体の一割にも満たないからなのである。
なんとか、畑の半分は終わった(ということにしておく)が、用水路の先の貸借地の畑は、二平米をやっただけで、ヘトヘトになった。
数十平米に過ぎない広さだが、雑草の蔓延る凄さが半端ではないのである。力付くで引っこ抜く。
庭はほとんど手付かずだし、先は、見通せないほどに長く険しい。ホント、今日、頑張っての感想は、敗北感の一語なのである。
それは、この頑張りを誰一人、知らないし関心を持たれないことも、不毛の感を覚えてならないことも預かって大きいような気がする。
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