金鳥の夏 健診の夏
昨日から不穏な空模様。カラ梅雨だったのが、昨日の未明から雨が降り出し、風も吹きまくった。
畑や庭木には恵みの雨だったが、天は、大雑把というか、水不足? だったら、これでどうだとばかり、しとしとではなく、ザーという本降りの雨をもたらす。
九州などのような集中豪雨ではないが。
→ 今日の収穫。隔日ごとに、これだけ採れる。キュウリ3本だけ、浅漬け用に残し、あとは知り合いにあげた。
不穏な空模様と書いたが、それまでわりとカラッとしていたのが、低気圧のせいで、急にジトッとし始めたこと、前日の穏やかな陽気とは打って変わって、風が出てきたこと、何より、空の雲が黒かったり、動きや変化が激しかったり、日中でも暗い雰囲気が漂ったりと、昔なら幽霊の登場しそうな舞台を思わせるからだ。
雨が降らないと水不足を嘆き、降ったら降ったで降り方にケチを付けられ、天も困った顔をしている…かもしれない。
湿気が籠り暑くなると、いかにも今の時期らしいのが、蚊取り線香の小さな火、そして特有の煙や匂い。
金鳥の夏がやってきたのだ。
今日は会社の設定で、年に二度の健診日。
冬には胃カメラ(乃至、バリウム)検査や血液検査があったが、夏には、それらがない分、やや呆気なく健診が終わった。
健診結果は例年のように思わしくない(尤も、その場で数値を測る結果はともかく、幾つかの健診結果は未だ出ていないが、今年だけクリアー、というわけにはいかないだろう…)。
タクシードライバーは、特にこの十数年、平均年齢が上がっている。
小生でさえ、下手すると若手に入りかねない(実際は、平均年齢をやや引き上げているはずだが)。
若い人が参入する業界でなくなって久しいのだ。
一家の大黒柱の収入ではなく、夫婦共稼ぎでやっとギリギリの生活。
健診結果でも分かるが、みんなストレスを抱えていて、どこかしら体の不調を堪えている(病院通いしている人も少なからず)。
病気やストレスでリタイアする人も次々と(中には自殺する人も)。
他人には、人を載せて云われるままに走っているだけの気軽な仕事に見えるらしいが(少なくとも規制緩和を画策した連中にはそうだ)、実際には事故や違反と背中合わせ、人を載せているというプレッシャー、なのに低賃金という過酷な環境下にあるのだ。
ただ、思うに、現代は、他のかなりの業界も我々のような貧困層に追いつこうとしているように感じてしまうのは、気のせいか。
そうでもなさそうだ。
何処かのグローバルを志す有名企業が、世界各地で働く従業員の年収を、何処であっても平均百万をターゲットにすると豪語していた。
ということは、日本もその会社で働く従業員の年収をやがては百万に持っていくつもりなのだろう。
しかも、消費税の値上げが来年、追い打ちをかける。
酷薄な時代になってしまったものだ。
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