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2013/07/09

三回忌は昨年、済みましたよ!

 過日、親戚のものから電話があった。
 かなり近い縁者だと思ってくれていい。
 電話の要件とは、「今年、三回忌だにか。どうするがけ?」と。

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 小生、一瞬、頭の中が真っ白になった。
 今年が三回忌の年に当たる? ええ? 何の準備もしてないぞ、やばい、急いで…云々。
 あまりに突然の話、しかも重要な話にパニック状態である。

 しかし、少しずつ冷静さを取り戻す。
 あれ、昨年、三回忌せんかったっけ? その前の年は、一周忌をやったはずだし。
 そもそも、父母が亡くなったのは、何年前だった?
 吾輩がタクシー業に富山にて携わり始めて、二年余りを経過した。
 新聞配達などのアルバイトではなく、本業に就いたのは(就くことができたのは)、父母が亡くなり、半年が経過して、父母の死後の雑務を片づけ、落ち着きが多少出てきて、そろそろまともな仕事に就かないと、暮らしが成り立たないという事情があったからだ。
 
 電話では、細かな経過は話さなかったが、昨年は三回忌を(その電話をくれた方も参会していただいて)無事、済ませることができた。
 一昨年も、その方も参会者として同じ宿で一周忌を行った。
 父母が亡くなった年は、別の会場でだが、初七日や四十九日の法要を(その方も参会されて)執り行ったではないか!

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 年回法要の数え方(「なぜ、一周忌の法要の次は三回忌と呼ぶの!」より):


「一周忌の次は、一年プラスして三回忌と呼ぶます!」
 亡くなられて一年後の命日は「一周忌」と呼びます。それなら亡くなられて二年後の命日は「二周忌」と呼ぶはずですが、実は、「三回忌」と呼んでいます。一周忌は、亡くなられて一年を迎えたというので一周忌と呼び、一周忌以後の年間法要の数え方は、次の年を迎えるという意味で、一年プラスします。つまり、二年後の命日は、三年目を迎えるという意味で一年プラスして、「三回忌」と呼んでいます。ですから、三回忌の法要にあたる日は、二年後の命日です。

 そうなのである。亡くなられた年に行われる法要が、一回忌なのである。
 一年後の命日は、一周忌と呼び、二年後の命日は三回忌と呼ぶわけである。
 この辺りに混乱の元がありそうだが、しかし、電話を寄越された方は、小生にはきわめて近い縁者の方。
 その方が、小生が喪主として行った昨年の法要の際、無事、三回忌を…云々と話したこと、その件で大騒ぎ(?)したことを失念されている。
 困ったことだ。

 実は、勘違いされている方は、他の縁者にもあった。
 その方は、親が高齢で参会は難しいということで、こちらからは三回忌の案内は出していない。
 しかし、突然、過日、三回忌の「お供え」が届いたのだ。上記の縁者からの電話があって、間もない日のことだった。
 後で、お供えの件で電話したら、私、勘違いしてました、とのことだった。

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← 今年もアガパンサスの花たちが咲いてくれた。ヒマワリもグラジオラスも!

 暑中見舞いを出して、その文面に昨年は三回忌の法要にご出席を賜り…云々と、お礼方々、念を押しておくべきか。
 とりあえず、お中元を関係者に送っておいた。

 あー、びっくりした!

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コメント

なかなかねえ、うちは三回忌しなかったけど。
うちの親戚で、母の弟にあたる人が、母が死んですぐ奥さんを亡くされた。
葬儀はびっくりするほど盛大にやったけど、やはり、奥さんを先に亡くすと男はダメですね。三回忌は体調不良とかでせず、せず、と言うか、しませんと言う案内も来ない。
うちの方は明日が施餓鬼です。

投稿: oki | 2013/07/10 03:45

okiさん

小生、長男というか、喪主の立場で、関係者の目が厳しいので、やるっきゃない。
やって当たり前で、しないと文句を言われる、悪評が広がるわけです。
地方だからこその側面ですね。

投稿: やいっち | 2013/07/11 22:07

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