石を拾う
或る日、私は思い立って、庭の一角に石を積み始めた。
積むためには、石が要る。大小など問わないでいいようなものの、どうせなら粒揃いのほうが見栄えがする。
石そのものは、街中にどれだけでもありそうだった。
← 「岩瀬ゆうこ」 (画像は、「PL02 岩瀬ゆうこキャラクター紹介鉄道むすめ~鉄道制服コレクション~」より) 「富山ライトレール富山港線の13駅中11駅において、鉄道むすめ巡り2ndが開催中である旨を伝えるポスターが各駅にて、7月27日から9月30日まで掲示されます」(「鉄道むすめ富山ライトレール駅ジャック計画、岩瀬ゆうこの特大POPも設置(H240727~H240930) 蜃気楼の如く」より)とのこと。 なお、画像と本文は何の関係もありません。
道路を自転車で、歩いて通れば、路上に一個や二個は必ず目にする。
言うまでもないが、人の敷地から拾うわけにはいかない。
石の出所は、あるいは、誰かの家の庭から砂利石の一個など、転がり出たものだろうが、とにかく、道路上にあるものを拾う。
別に急ぐこともない。それこそ、日に一個でもいいのだ。
それを拾ってきて、庭の片隅に集める。
数がある程度、揃ったら、石を積んで、形を整えていく。
ただ、どんな形にするかは、決まっていなかった。それより、今は気長に石ころを拾い続け、数を集めることだ。
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