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2013/07/21

ろくでなしの論理

 今日は参議院の投票日である。
 今回ほど、投票へ行くのが気が進まないのも、初めてのような気がする。
 東京や大阪など大都市は、泡沫(?)候補も含め、各党からの立候補があって、それなりに選択の余地がありそうに見える(見えるだけかもしれないが)。
 が、富山などは、与党の自民党はともかく、他は共産党と宗教団体の党などお諸派で、要するに選択の余地が極めて狭い。
 本来なら(少なくとも嘗ては期待された)民主党が立候補させるべきだったが、それがない。
 負ける戦はしない?

 小生自身は、民主党の支持者ではないが、さりとて自民党に何ら期待もできず、切ない望みを民主党に託したが、呆気なく期待は裏切られてしまった。
 共産党は、自共対立を標榜しているようだが、我が富山にはそんな機運は皆無に近い。
 もともと保守王国の地盤で、新しい政治的動きには極めて保守的な風土がある。
 富山は中途半端に豊かな生活土壌(基盤)があるからか、半端なたくわえを犠牲にしてまで冒険する冒険心はない。

 共産党は富山においてもチャンスのはずだったのに、立候補した人物があまりに魅力に欠ける。
 これでは、無党派層の支持など得られそうにない。

 結局は富山など地方は、保守の体質を引きずったままに長期低落の運命を甘受するしかないのだろうか。
 補助金を後生大事にし、固い組織の今の態勢の温存に終始し、将来あるはずの若者は捨て駒にされ、分断され、階層化の一途を辿り、夢のない街へと化石化していく。

 民主党がパワーを持てたのは、小沢氏の存在があったからだが、その小沢氏の主張は、生活が第一で、アベノミクスで恩恵を受けるのはごく一部。グローバルな企業だけ。一般国民は物価高で苦しめられている。消費税アップなんてもってのほか。
 なんだか、社民やみどりや共産と似たり寄ったりの主張。

 いやしくも日本の政界の中枢にあった者、二大政党の重要性を訴え実現させる一助となった者として、自民に対抗できる強烈な主張が欲しい。単なる反対、生活が大事というのでは、ただの守りの主張に過ぎない。

 日本の国民の多くはもはや裸の王様で、人権も何も引き剥がされそうになっている。
 働く基盤が土台から崩壊させられつつある。
 生活の貧困は、特に若い層においては、少なくともその一部において、その生活の憤懣が政治的主張のタカ派的な過激化へ向かう傾向が感じられる。

 本来は弱者なのだから、政治的弱者に同情的共感的であっていいはずなのに、逆に一部のものへの苛め的言動へとエネルギーが向かう。
 今の与党もそれを歓迎しているようである。
 中国や韓国などとの対立を煽り、日本は何でも正しく、中国や韓国(朝鮮)はダメだし憎たらしい。バッシングする。憲法改正へのエネルギー源というわけか。

 安部首相の外交の下手ブリも極まっている。
 アメリカ大統領の韓国や中国の首脳に対する扱い、歓待ぶりに比べ、安部首相への冷遇ぶりは目を覆うばかりのものだった。
 中国や韓国と仲が悪いので、その周辺の国々と近攻遠交とばかりに愛想を振りまく。
 隣国となかよくできなくて、何が外交だ。拉致問題の解決や観光立国など夢の夢じゃないか。

 今の自民や維新の会の動きは、アメリカが作った日本の戦後体制を根底から覆そうという企みに見え、警戒感が高まったからなのだろう。
 戦争責任も取らず、戦争への反省も半端に終わり、(アメリカの公認それとも後押しで)A級戦犯の復権をあっさり果してしまった日本。
 だから平気で侵略はなかったとか、従軍慰安婦の軍による強制の証拠は見つからなかったなどとノウノウと云えてしまう。当時の当局の関係者が証言などするものか。袋叩きの目に遭うのが分かりきっているのに。
 犯罪の証拠が見つからないから無罪だ、従軍慰安婦なんて他の国だってやってたじゃないかなんて、ろくでなしの論理ではないか。
 そんなことを平気で云う連中が国のトップリーダーだなんて、恥の極みだ。
 

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コメント

地方は自民一色でしょうね。
東京では、脱原発を訴える山本太郎さんが、民主を破りました。
沖縄県では、基地移転を主張する野党統一候補が自民を破りました。
希望はあると信じたい。
しかし、小沢一郎の生活の党は未だゼロ。
もう小沢一郎の時代ではなくなったのか?

投稿: oki | 2013/07/21 22:37

okiさん

地方は、ますます寂れ、活気を失い、仕事を求め、選択の余地なくワーキングプアな仕事に就く。

小沢さん、国民の生活が第一と主張し始めた段階で、政治的生命は終わりましたね。
そんなに、社民や共産やみどりやに任せればいい。

国民の生活が大事なのは言うまでもないけど、グローバルな世界の中で戦い生き残るには、守るの一点じゃダメ。
タカ派路線を突き進む自民党に対抗する、強烈なビジョンを描かないと。
最後の仕事は、民主や社民やみどりなどを糾合し、共産さえも巻き込んで、再度、民主勢力を強固なものにしないと。
自民は今の世代さえよければあとは野となれ山となれのインフレ政策。
難しい課題は先の世代にずっしりと。

投稿: やいっち | 2013/07/23 18:24

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