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2013/06/16

ホタルブクロのこと

 一昨日だったか、夜分に帰宅したら、表の庭に今年もホタルブクロが咲いているのを発見した。
 余程、写真を撮ろうかとも思ったが、フラッシュを焚いて撮るのも野暮に思え、観察は翌朝…というかひと眠りしたその朝まで我慢した。
 朝、咲き始めたホタルブクロたちの可愛い姿に改めて感動。

Sscn4472

 そのホタルブクロ、翌日、仕事し、やはり夜半頃に帰宅してみると、咲いている花の数がぐっと増えている。
 ひと眠りして、そぼ降る雨の中、傘を差しながら、改めてホタルブクロの花々を眺める。
 気のせいか、雨の中のほうが生き生きして見える。
 そんなに派手な花ではないからかもしれない。

 14日の日記には、写真に付す形で以下のように書いた

ホタルブクロの「学名の Campanula は「小さな鐘」の意味で、花の形からきてい」るとか。誰しも連想が働くだろうが、宮沢賢治の小説『銀河鉄道の夜』に登場する人物名の「カンパネラ」はイタリア語で小さな「鐘」を意味する。

Sscn4474

ホタルブクロ - Wikipedia」には、「キキョウ科の多年草。初夏に大きな釣り鐘状の花を咲かせる」などと書いてあるが、「蛍袋(ホタルブクロ) - 季節の花300」にある、名前の由来の話が興味深い。

 英語では「bellflower(鐘の花)」という、として:

 名前は、「花の中に蛍を閉じ込めると、その明かりが外へ透けて見える」ところからきているらしい。
 また、提灯の古名を「火垂(ほたる)」といい、その提灯に似ているので「ほたる」、それが「蛍」になったとも。

 この植物については、「石川の植物 ホタルブクロ」が詳しい。
 上掲の2説が紹介されているが、異論も紹介されている。

 しかも、「ホタルをこの花の中に入れて遊ぶ」ことからホタルブクロという名が由来すると記してあるだけじゃなく、実際に、ホタルをこの花の中に入れて、その様子がどうなるか確かめている!
 その画像には、「暗闇の中で、蛍が光を発するたびに、行灯に灯がともったかのように、ホタルブクロが浮かび上がってきました。とても幻想的な光景でした」と付記してある。

Sscn4473

← ホタルブクロは、そぼ降る雨にこそ似合う気がする。

 最後付近に、「次の一文には心打たれるものがある」として、以下の一文が紹介されていて、感じ入るものがあった:
「少年の日を過ごした遠州の稲田のきわにも、ホタルブクロの花が咲いていた。少女たちはホタルをその花筒に入れ、そのほのかに螢光を放つ袋を、宝石かのごとく両の手で包み、指の隙間から漏れるかすかな光に笑みをこぼした。日は沈んでいた。」(栗田 2003)

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コメント

松下奈緒さんのファンなので、「鴨、京都へ行く。~老舗旅館の女将日記~」を録画して毎回、見ている。今朝、第十回( 2013年6月11日)放送の「最高のプロポーズ」を観た。
http://fod.fujitv.co.jp/s/genre/drama/ser4472/4472110010/
最後の場面では、部屋には誰もいないことをいいことに、つい涙。
ところで、この回で、カンパニュラ(小さな鐘)がドラマの小道具として使われていた。
その偶然に嬉しい驚き。

投稿: やいっち | 2013/06/17 13:50

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