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2013/06/30

復讐するは作者にあり ? !

 梅雨というのに、雨の降らない日が続く。
 降らないことは助かる面もあるあ、困ることも多い。
 富山は立山の賜物もあって水が豊富な土地柄だが、それでも、降雨量が少ないのは困る。
 田圃などは、水を引くシステムができている…ようだが、畑は、人力で水を撒くしかない。

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 その水自体は、用水からというわけにはいかない。やはり、水道の水。
 小生は今年は、雨水を溜めておくこと、洗剤などに汚されていない生活排水(風呂の水や、食器を洗った後の水)を可能な限り溜めておくことに徹して、その水を使うようにしている。

 食器の汚れ(生ごみ…ではなく、ソースとかドレッシングのような類。生ごみは一切、捨てない。全てコンポストへ!)を洗った水を溜めておいて使うので、ある意味、栄養分たっぷりの水とも云える。

 今日は、一昨日の作業の疲れも残っているようで、疲れていて、外作業は畑や庭の一部の樹木たちへの水遣りと買い物だけ。

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← ブライアン・フェイガン【著】『海を渡った人類の遥かな歴史-名もなき古代の海洋民はいかに航海したのか』(東郷 えりか【訳】 河出書房新社) 「原始、祖先たちはなぜ舟をつくり、なぜ海に乗りだしたのか。遺跡も文献もほとんど残されていない太古以来の人間と海の物語。東南アジア、地中海、インド洋、北大西洋、アラスカから南米の太平洋海域…斬新な視点から、知られざる壮大な歴史を発掘する」といった本。元々、こういった類の本が好きなのだが、今回は、朝日新聞の「書評:海を渡った人類の遥かな歴史―名もなき古代の海洋民はいかに航海したのか [著]ブライアン・フェイガン - 角幡唯介(ノンフィクション作家・探検家) BOOK.asahi.com:朝日新聞社の書評サイト」に、その存在を教えられ、刺激された面が大きい。

 その分、読書に時間が割けたはずだが、やはり、疲労の色が濃く、日中はリクライニングの上で寝たり起きたり。
 情けない体である。

 とうとうというべきか、やっとというべきか、シャーロット・ブロンテ著の『ジェーン・エア〔下〕』を読了した。
 40数年ぶりに読み返したのだが、読み進めるごとに、初めて読んだ当時の感激が、あるいは場面ごとの印象が蘇ってくる。
 何処までも自己の信条を守ることに徹するその頑固ぶり。

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→ 裏庭の紫陽花。我が家の紫陽花がこんなに花が咲き、色付いたのは、帰郷した数年で初めて。

 愛する人と結ばれるという、ある意味、こうした世界文学としては例外的なはずのハッピーエンドにしても、苦い味、読後感が残る、その彼女(主人公というべきか、書き手であるシャーロットの人間性というべきか)の過酷な性格。
 愛する人が、不自由な体になり、彼女の献身に全目的に依存する形になって初めて、愛する愛しい男性の愛を受け入れる。

 そこには、彼女が子供の頃から受けた虐待や厳しい躾への、あるいはそんなことがこの世にありえ、しかも自らがその犠牲となったことへの復讐の念、プロテストの念の遠い残響をさえ、嗅ぎ取らざるを得ない。

 小生は、この小説を読んだ翌年、初恋を経験したが、かなりひねくれ、ひん曲がった形でだが、この小説を裏書きするような結果に終わったような気がする。

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← シャーロット・ブロンテ/著『ジェーン・エア〔下〕』(大久保康雄/訳 新潮文庫) 「ロチェスター氏との結婚式の日、式場では意外な真実が暴露される。不気味な女の哄笑、引き裂かれたベール……。狂った彼の妻の仕業だった。屋敷を逃げだし荒野をさ迷うジェーンは牧師の家族に救われるが、ある晩、闇の中から彼の呼ぶ声を聞く。その声に導かれて戻ったジェーンは、失明し不自由な身となった彼と再会し、結ばれる。女性のひたむきな情熱をあざやかに描いた自伝的作品」。 (画像は、「シャーロット・ブロンテ 大久保康雄『ジェーン・エア〔下〕』|新潮社」より)

 さて、近々、プルーストという高峰に挑むつもりだが、その前に手元の本を読む。
 それは、ブライアン・フェイガン著の『海を渡った人類の遥かな歴史-名もなき古代の海洋民はいかに航海したのか』である。
 人類の海との遥かな昔からの関わり、挑戦の物語をじっくり味わいたい。

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