募れども君影草の恋なるや
これらの花の形はいずれも、鈴蘭にイメージされ代表されるような、釣鐘型である。
鈴蘭を巡っては、以前、「君影草…鈴蘭」と題した小文を書いている。
書いたのは、2006年。
その時は、我が家に鈴蘭が群生しているとは気付いていないようで、ブログにも画像は載せていない。
東京に在住していて、帰省するのは、五月の連休や冬休み、お盆などで、鈴蘭の小花たちが咲き誇る時期は、自宅には不在だから、なのかもしれない。
実際、ブログには、「近頃、実際に鈴蘭の花を見た記憶がない。見ているかもしれないが、地味な花なので印象に残らないのか、それとも、高原の花というから、あまり山間の道を歩いたりしない小生には、名前ほどには馴染みの花ではないのかもしれない」などと、トンチンカンなことを平然と書いている。
← 本稿で扱う鈴蘭やドクダミと同じ花壇の隅っこに毎年、咲いてくれる「ツキヌキニンドウ」。開花し始めたが、満開も間近のようだ。
鈴蘭の毒性や別名が君影草だとか、面白いエピソードなど、詳しいことは、「君影草…鈴蘭」に書いておいたので、ここでは略す。
本稿は、自宅に育ち花の咲く鈴蘭の画像を改めて載せる意味もあってのものである。
鈴蘭を巡っては、帰郷した5年前から、本ブログでも、幾度となく採り上げてきた。
我が家に鈴蘭が群生することに感激したから、毎年、鈴蘭が芽をニョキニョキと伸ばし始めると、絡む小文を書いてしまう。
特に、我が家の鈴蘭は、蔵の脇の細長い花壇に群生する。
この場所は、数年前から(小生のドジもあって)ドクダミが席巻するようになっている。
そのドクダミの攻勢に負けない鈴蘭の強さに感激したから、日記にわざわざ書き連ねたような気もする。
→ 裏庭の片隅にひっそりと咲き始めた「ツキヌキニンドウ」。我が家の花は、表通りじゃなく、誰の目にも触れないような、隠れた一角にひっそりと咲いていることが多い。花たちまでもが、主の性格に似てしまうものなのか。
ドクダミに負けないのは、鈴蘭が有毒植物であり、「有毒物質は全草に持つが、特に花や根に多く含まれる。摂取した場合、嘔吐、頭痛、眩暈、心不全、血圧低下、心臓麻痺などの症状を起こし、重症の場合は死に至る」(「スズラン - Wikipedia」より)ものだからなのか。
だとすると、興醒めするようでもあり、健気なような気もして、どう思っていいのか、気持ちが定まらない。
なお、表題は、拙稿「君影草…鈴蘭」に載せた駄句からである。
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