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2013/05/31

梅酒作り終わった!

 富山には珍しく、晴天の日が十日ほども続いた。
 そんな晴れ続きの日々も終わりが近づく頃、小生はせっせと梅酒作りに励んだ。
 まずは、梅の実の収穫。

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→ 梅酒作りの作業も終わって。3ビンと小さなビン一個も! このほかに、3年ほど前からの梅酒が蔵置。当分、梅酒をちびりちびりできる!

 これが大仕事で、脚立に登って三時間ほどの作業だった。
 梅の木の下には、さすがに死体は埋まっていないものの、ツゲやら何やらの草木が密生している。
 そもそも脚立の足場を設定すること自体が困難。

 無理やり脚立を設置するしかないから、登っていても安定感がない。
 なので、脚立に登りつつも、バランスに常に気を付けないといけない。
 尚且つ、無理やりの態勢なので、密に生い茂る梅の木の枝葉を避けながら、それでいて、時には枝に手をやってバランスの一助にしながらの作業なのだった。

 恰好は、畑や庭仕事をするための、本格的な装具。
 作業用ズボンにジャケット、麦わら帽子、マスク、ゴーグル、長靴、首にはタオル、である。

 脚立を何度も設置し直して、いろんな角度から梅の実を取らんとする。
 最初は、一粒一粒、手で捥ぐように採っていたが、あまりの数の多さに、段々、横着というか、枝に鈴なりで生る実を纏めて一気にもぎ取ろうとした。
 終いには、秋の終りの頃の、枝葉の剪定も兼ねるとばかりに、実だけを取るのではなく、実のいっぱい生っている枝葉を折り取るように採る。
 ついには、枝葉を剪定ばさみで断ち切るにいたった。
 お蔭で梅の木は五分刈りの頭のようにさっぱりした。

 ここ数年にない大豊作。
 例年だと、せいぜい洗面器に一杯ほど。
 それが今年は、洗面器に山盛り二杯ほど。

 但し、梅酒を作ることを念頭に置いているので、梅の実は小振りであり、やや青みがかっている。
 近所の方がまだ、収穫、早いんじゃない? なんて仰られていたが、梅干しにするのではないので、これでいいのだ!

Sscn4234

← バケツの中の青梅たち。水に漬けて、アクを抜いている。

 枝葉はもちろん葉っぱも落として、梅の実だけにし、バケツに水を浸して、一晩(以上)寝かせた。
 実のところ、これは、幾ら青梅のアクを抜くためとはいえ、水に漬けておくにしては長すぎるのだが、吾輩の仕事の都合もあるので、余儀ないのである。

 翌日は仕事をし、収穫した翌々日、つまり、一昨日、いよいよ梅酒作り。
 梅酒用の文字通り「梅酒にしませんか?」という表示のある、紙パック入りのリキュール2リットル。
 リキュールの入った梅酒用の大型瓶。
 さらには、これではビンが足りそうにないので、昨年や一昨年、作った梅酒(当然、梅の実入り)の中身をペットボトルに移し、瓶を2本、確保した。

 その前に、実は大仕事がある。
 それは、梅の実のヘタ取りである。
 あたら豊作だったばかりに、ヘタ取り作業に二時間以上を要した。
 フォークの波崎ならぬ刃先で青梅のオヘソの部分を突っついて、下手を抉り出す。
 二時間ほど作業して、ようやくコツがつかめてきたなという頃には、作業も峠を越えていた…。

 これでいよいよ最後の作業と相成る。
 今年は、氷砂糖ではなく、蜂蜜を用意した。
 実は、一昨年までは、マニュアル(ネットで観た)通り、氷砂糖を使っていた。
 が、ネットで調べると、蜂蜜を使うとよいいい、なんてあったので、吾輩も真似したのだ。

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→ 4月20日頃の梅の実の生り具合。実際には、五月の半ばには、まさに鈴生りに生っていたのだ。 (画像は、「庭の片隅の苧環」(2013/04/22)より)

 吾輩には、秘蔵の蜂蜜があったのだ。
 おそらくは、1993年の社員旅行で旅行先の台湾(台北)の土産物店で衝動買いしたもの。
 二瓶、買ったのだが、一つはビンが割れた。
 一ビンだけ、手つかずのまま二十年近く、蔵置(放置)されていた。
 せっかくなので、その蜂蜜を使うことにしたのだ。

 今年は、スーパーで買った市売品の蜂蜜を600ミリリットル、これでは足りずに、200ミリリットル追加した。
 4リットルだったり5リットルなどのビン3つ、では足りず、蜂蜜の入っていたビンにも梅を漬け込んだ。
 しかも、まだ青い梅の実が余っていたが、これはまあ、なんともはや…。

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