富山市の水道水、モンドセレクションで最高金賞を受賞
昨日、朝刊をパラパラ捲っていたら、「富山市の水道水、最高金賞 モンドセレクション」(日本経済新聞)といった見出しに目が留まった。
→ 水のペットボトル“とやまの水” (画像は、「富山市 水のペットボトル“とやまの水”」より)
「「とやまの水」は富山市内の主力浄水場で浄水した水を500ミリリットル入りのペットボトルに詰めて販売している」もの。
その「富山市の上下水道局が販売しているペットボトル入り水道水「とやまの水」が国際食品コンクール「2013年モンドセレクション」のビール・水・ソフトドリンク部門で最高金賞を受賞した」という。
(ニュースの詳細は、本稿の末尾に一部転記する。)
そもそも「モンドセレクション - Monde Selection」とは何ぞや。
小生自身は、昨年も富山の水道水「とやまの水」が「モンドセレクション」金賞を受賞したというニュースに接していたので、名前は知っていたが、一般的な知名度はいかほどなものなのか分からない。
「1961年の創設以来、モンドセレクションは消費生活製品を評価し、品質に応じ銅、銀、金および最高金賞と言った優秀品質賞をそれらの商品に授与することをミッションとしています」というが。
富山などでは報じられても、ローカルニュースに留まっているのかもしれない。
セレクションのカテゴリーは、以下である:
スピリッツ 並び リキュール
ビール、水、ソフトドリンク
食品
ダイエット 並び 健康製品
化粧品 ならび トリレタリー製品
インターナショナルワインコンテスト
タバコ
詳しくは、ホームページを覗いてほしい:「モンドセレクション - Monde Selection」
さて、肝心の話である。
何故、「富山市の水道水はなぜおいしいのか」。
それは当事者にご説明願うのが一番いい:
「富山市 富山市の水道水はなぜおいしいのか」
当然、察せられるように、富山市の「浄水場では塩素量を必要最小限にとどめることで衛生上、安全を保証しているの」だが、つまるところ以下だと云う:
1.源流が北アルプスの雪解け水で、真夏でも冷たい。
2.立山山麓のブナ等の自然林が緑のダムになっているので、清浄かつ豊富な水が蓄えられている。
3.急峻な地形を流れ下る水は、充分な酸素と、適量のミネラル分を含んでいる。
そもそも富山市は、「水の都」を謳っている。
それは、立山連峰の賜物である水、湧水が年中絶えることなく豊富だからだが、それ以前に水(川の氾濫)に苦しめられてきたからこその賜物でもある。
「『東洋のベニス』水の都とやま」(中村孝一氏)によると:
富山の街は、かつて度重なる洪水に苦しめられ、その解決法として、富山城の北側を湾曲して流れる神通川にバイパスを造り、その跡地を現在の松川だけ残して埋め立て、川の上に誕生した街であることが分かった。富山が『水の都』といわれる所以である。
より詳しくは、上掲サイト、さらには、「富山 地域情報とニュース YOMIURI ON-LINE」 (読売新聞)へ。
← 成願寺川やや上流にある小水力発電所(常西公園脇) 富山には各地に小水力発電所が設置されている。
「富山市の水道水、最高金賞 モンドセレクション」(日本経済新聞):
水道水が国際食品コンクールで最高金賞――。富山市の上下水道局が販売しているペットボトル入り水道水「とやまの水」が国際食品コンクール「2013年モンドセレクション」のビール・水・ソフトドリンク部門で最高金賞を受賞した。同コンクールで2012年に金賞を受賞していたが、今回新たに最高位となった。観光PRや災害時の備蓄用に13年度は2万本の販売を計画する。「とやまの水」は富山市内の主力浄水場で浄水した水を500ミリリットル入りのペットボトルに詰めて販売している。1箱24本入りで2400円。金賞を受賞した12年度は前年度比3倍の3万本を販売した。上下水道局の窓口のほか、電話やFAXでも注文できる。
富山市は1989年度に観光PR向け商品として水道水入りの缶詰を発売した。98年度からペットボトルで販売している。上下水道局は「豊かな自然がつくりだす、安心・安全でおいしい水であると評価された」とし、市のイメージアップを期待する。
関連拙稿:
「富山は…ガラスの街 くすりの街 水の街」
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