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2013/04/18

オオマサガスは驚異のガスか

 昨日は風はあったが、暖かだった。それが今日は一転して、ストーブが恋しくなるような寒さ。
 しかも、まだ寒くなるとか。
 また、パッチを穿かないといけないのか…

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 さて、昨日、夕食後のひと時、何気なくテレビを見ていたら、いつの間にか釘付けに。
 見ていたのは、「笑ってコラえて」で、テーマは「オオマサガスの新たな展開」だった。
 最初は半信半疑で観ていたが、それは小生の無知のなせるわざと分かった。
 今年の教科書にも載るほどに、評価の定まった研究成果なのだった。

 内容は、以下:

【笑ってコラえて!に経済部を作ろう!】
月末恒例「日本のエネルギーを考える会」で「水から作る燃えるガス」という驚きの開発をしている会社があることが判明。
さっそく経済部部長と副部長が向かったのは、大田区にある「日本テクノ株式会社」。出迎えてくれたのは大政龍晋(りゅうしん)社長。
社長が開発したのは、水を原料にして作る燃えるガス。
その名も「オオマサガス」
このガスは、燃える際に空気中の酸素を使わない為、排出されるのが水蒸気のみという、究極のクリーンエネルギー!
だがオオマサガスが出来るまでには、知られざるドラマがあった!
さらに、みなさん!酸素をマイナス183℃まで下げると、液体になるんです!マイナス219℃まで下げると凍るんですよ!

 改めて、説明しておくと、OHMASA-GAS オオマサガスで云うOHMASA-GASという名称は、「Oxygen Hydrogen Mixed Atomic Symmetrized Aeration Gas」の略である。

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OHMASA-GAS|新しいエネルギー「オオマサガス」公式サイトトップページ」によると:

LPガスに混合した新燃料として、環境負荷・コストを大幅に削減。1リットルの水から、2,000リットルのガスを低コストで生産する事が可能になりました。

OHMASA-GAS オオマサガスとは」によると:

水を特殊な振動撹拌で電気分解を行うことにより、振動流動下での電解時にナノ・マイクロバブル(酸素と水素のガスが微細な泡になったもの)が生成します。
これが破裂することで、強力なエネルギーが起こり、その結果、安全な酸素と水素の結合体のガス(OHMASA-GAS)が得られます。

 その上で、このオオマサガスの特徴として、以下などが挙げられている:
エンジンを作動させても、超高温になりません。
「アルミ合金製」の材質でも長時間の作動に耐える事が判明。

従来の化石燃料と同じ温度であるので、内燃機関の改造必要がなく、燃焼後の排気ガスは水蒸気であり、環境負荷ゼロが実現できる夢のエネルギーです。
CO2、NOX やSOX がまったく排出されません。

-178℃位で液化が始まりより低温にする事により「安定した酸水素」の液化として流通が可能です。
また、火焔の温度及び燃焼性について 、約600℃~700℃の比較的低温状態ですが、 その対象物によって3000℃以上の高エネルギーを発揮できます。
液化した酸水素を常温に戻し気体になると元の酸水素ガスとなって再び燃焼します。
従来のLPガスに準じた利用が可能です。

水素用の専用燃料電池を使用し、同じ条件下で純水素とOHMASA-GAS の起電力を比較したところ「OHMASA-GAS」の方が5-7%大きいという実験結果が出ています。
又、純水素にOHMASA-GASを混合することで従来危険とされてきた水素ガス燃焼も従来のインフラのままでも安全に利用できる実験データーが確立しつつあります。


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 要は、通常の方法で水を電気分解すると、通常は、水素と酸素が発生する。いわゆる危険極まりない水素爆発の原因となるブラウンガスである。
 なのに、高振動で水を撹拌し電気分解すると、ブラウンガスではなく、「水素と酸素が特殊な状態で結合しているガス」ということで、何か特殊な状態のガスが発生する。
 当初は謎のガスで、研究者は「オオマサガス」と呼称していた。

 やがて、これは昨年だったか、NHKのワールドニュースでも報じられたのだが、そのメカニズムなどが「首都大学の土屋教授により解明されたというニュースが報道され」、「東京海洋大学児玉教授により発電や車の動力源として実用化に成功し」たという。
(このくだりは、「オオマサガスの組成が解明された! 白木正四郎のブログ」を参照。)

「オオマサガスの生成方法」や「利用用途と今後の展望」などについては、「水から生成するクリーンで安全なガス 真理の追求と実践|S級情報.com」が詳しい。

 ブラウンガスではない、特殊な状態のガスのメカニズムについては、「”オオマサガス”を分析した横浜国立大学の土屋正彦名誉教授は「ブラウンガスと異なり、水素と酸素の分子の間に水の分子の集合体(クラスター)が入り込んでいる。爆発の原因となる酸素と水素の連鎖反応を妨げる形になり、爆発せずに安定している」と解説する」。

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 新エネルギーの可能性(•ワールドビジネスサテライト)は、「OHMASA-GAS成分解明」(YouTube)でも見ることができる。

 タクシーでも、LPGを使っている車は多い。
 今、高値安定しているのが実情。
 その中で、この「オオマサガス」の登場である。
 新しいタイプのLPGとしての期待値も高い:「新着情報 プロパンガス料金適正化協会本部

 なお、「環境省 地球温暖化対策技術開発事業 水素代替エネルギーとしての新水素・酸素混合ガスの実用化技術開発」(.pdf)は必読である。
 どうも、否定的な見解が出ているようだが、トンデモ科学…疑似科学なのか、続報が必要となるかもしれない。

参考サイト:
日本テクノ株式会社」(振動式攪拌機で有名な会社)
日本テクノ株式会社
OHMASA-GAS|新しいエネルギー「オオマサガス」公式サイトトップページ
[白木正四郎のブログ]水から生まれた奇跡の燃料「オオマサガス」 シャンティ・フーラの時事ブログ
「オオマサガス」に関連する情報」(主にテレビ情報)

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