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2013/03/06

クモから水へ

 まだ春が来たわけではないが、昨日は啓蟄だったし、昨日今日と日中は十℃を越す天気である。
 春の到来を告げるのは、我が家では二口コンロだ。
 二口のうちの一つは、冬の間も快調だったが、もう片方は、冬は点火しなかったのが、暖かくなると、段々、点火するようになってくる。

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→ 車道側から山茶花越しに我が家の内庭を望む。竹垣の朽ちようとったら!

 この怠慢な奴は、(ガスそのものは出てくるので)調理に必要な際はマッチで点火していたっけ。
 そもそもコンロ自体、購入してから四半世紀以上、経っていて、とっくに交換の時期が来ているのだが、先立つものがなくて、だましだましの使用である。

 我が家の庭の冬仕様も、少しずつ、雪吊りを外したりして、春仕様へ。
 もう、雪は大して降らないと願いつつ。

 さて、つい先日、大崎茂芳著の『クモの糸のミステリー―ハイテク機能に学ぶ』(中公新書)を読了し、今は、車中では、上平恒著の『水とはなにか―ミクロに見たそのふるまい (新装版)』(講談社ブルーバックス) を読み始めている。
 車中に持ち込む本は、文庫にしろ新書にしろ、ドアのポケットに入る、せいぜい300頁ほどまでの厚みの本。
 自然、新書が多くなってくる。

 ところで、上記のような選択となったのは、別に、クモ → 雲 → 水 とった単純な連想が働いたわけではない(と、断言できないのがつらいが)。

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← 上平 恒【著】『水とはなにか―ミクロに見たそのふるまい (新装版)』(講談社ブルーバックス) 「水素と酸素からなる最も簡単な化合物―しかし、見かけは単純でも水は常識を超えた多様な性質を持つ。固体(氷)よりも液体(水)のほうが密度が高く、物質を溶かす能力は群を抜き、表面張力が極めて大きい。生命システムでも重要な役割を果たす「水」の不思議をさぐる」。

 上平 恒著の『水とはなにか―ミクロに見たそのふるまい (新装版)』(講談社ブルーバックス)は、ひたすら水の神秘への関心から。
 水ほど身近でありながら、不思議なものはない、と思う。

 小生は、これでも、高校三年の夏休み直前までは理系志望だった。能のなさもあったが、高校三年の或る日、学校で哲学者・宗教哲学研究者である西谷啓治の講演を聞いたことが、哲学志望への転向の大きなきっかけになった。

 西谷は高校の教頭の京大での知人(友人)とか。
 確か、「水の哲学」あるいはもっとシンプルに「水について」と題して話された。ターレスあたりから話は始まった…ようだが、話の中身はすっかり忘れた
 ただ、小生の頭の中に「水」のイメージがどこまでも膨らんで、心底感動したのである。以後、この講演の要旨を書いた記録を探し、彼の本を漁ったりしたが、それらしき文章は見つかっていない。

関連拙稿:
西谷啓治と水の哲学と富高生時代の思い出」(01/04/22)
「蜘蛛の糸」を裏読みする」(2007/11/28)

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コメント

私などはクモのハイテクよりも、コンロの発火プラグが気になってしまいますね。冬の間に点火しないのは、コンロの吹き出し口のプラグ側が油で固まっているとか?一度掃除してみたらどうですか?

それか、口毎に発火為のの違う電池が入っていて、冬になると着火に十分なだけの電圧に至らないとかありえますね。単純な機構ですから、原因は分かると思いますよ。

ガス製品ですから機構が分からずに故障を放っておくのも気になりますからね。

投稿: pfaelzerwein | 2013/03/07 00:31

pfaelzerwein さん

我が家のコンロ、年代ものです。
設置してから、少なくとも四半世紀は経っている。

使用する電池は、一つだけ。
なので片方だけ、汚れか接触の悪さで点火不良なのでしょう。
この頃の陽気だと、段々、点火してくれそうです。

一応は布巾で掃除はしているのですが…

投稿: やいっち | 2013/03/08 03:31

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