デューラー『メランコリア1』の魔方陣
今日も昨日に続き、やたらと寒い。
どうも、日の巡りが悪く、在宅の日は寒く(暖房が要る)、仕事の日は暖か(車中なので、日光だけで十分、車内は暖まる)。
温暖の変化が吾輩とは波長が合わない。
← アルブレヒト・デューラーの銅版画『メランコリア1』 「砂時計隣に4×4の次の図のユピテル魔方陣が描かれている」。いかにも芸術家のみならず数学者でもあるヂューラーの本領発揮である。 (画像や転記文は、「魔方陣 - Wikipedia」より)
つい先日読了したマーカス・デュ・ソートイ著の『数字の国のミステリー』(冨永星/訳 新潮社)の中で、久しぶりに魔方陣の話題に接した。
本書の中でも触れられているが、魔方陣の中でも アルブレヒト・デューラーの銅版画『メランコリア1』に載せらている魔方陣は有名だろう。
念のため、説明を付しておくと、「魔方陣(まほうじん)とは、正方形の方陣に数字を配置し、縦・横・斜めのいずれの列についても、その列の数字の合計が同じになるもののことであ」り、「特に1から方陣のマスの総数までの数字を1つずつ過不足なく使ったもの」のこと(説明は、「魔方陣 - Wikipedia」より)。
→ アルブレヒト・デューラーの銅版画『メランコリア1』に描かれている魔方陣(画像は、「Good News Collection 「メランコリアの魔法陣」デューラーの不思議」より) 「この魔方陣の中には、偉業を達成した制作年の1514が埋め込まれている」。
アルブレヒト・デューラーの『メランコリア1』は、1514年に製作した銅版画で、「四体液説における人間の4つの性格の一つ「憂鬱」をテーマにしたもので、天使が憂鬱に沈んでいる」。
← アルブレヒト・デューラー Albrecht Dürer 彼(1471年5月21日 - 1528年4月6日)は、「ドイツのルネサンス期の画家、版画家、数学者」。 (画像は、「アルブレヒト・デューラー - Wikipedia」より)
「1513年から1514年にかけて、銅版画の傑作である『騎士と死と悪魔』、『メランコリアI(メレンコリアI)』、『書斎の聖ヒエロニムス』などの作品を発表した」。
→ 一昨日、富山城のお堀脇を通りかかる。青空に目を奪われたわけではないが、肝心の天守閣を撮り損ねた!
デューラー関連拙稿:
「デューラー『メランコリア I』の「I」再び」
「デューラー『メランコリア I』の周辺」
「デューラーの憂鬱なる祝祭空間」
「ブレスダン…版画と素描と」
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