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2013/03/31

もうすぐ全日本チンドンコンクール

 金曜日、肌寒い一日だったが、富山でも開花宣言が出た。
 例年より早め。午前中、桜並木も見事な松川沿いを車で流していたら、桜の木の芽がピンク色に染まっていて、ボチボチ咲きかけていると思ったら、案の定、開花宣言が出た。
 三分咲きですらないのに、宣言が出ることに、やや戸惑いの念も覚えたが。

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→ 「全日本チンドンコンクール」チラシ (画像は、「富山商工会議所/全日本チンドンコンクール」より)
 
 満開になるのも、間近であろう。4月の5日頃か。
 丁度その頃、第59回 全日本チンドンコンクールが催される:
富山商工会議所/全日本チンドンコンクール

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2013/03/30

「初公開・明治の刺繍絵画展」の周辺

 昨日(金曜日)、車中でラジオから、「刺繍絵画」なる言葉を聞きかじった。
 例によって、いくつかのキーワードだけ、メモ。

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← 「初公開・明治の刺繍絵画展 ~英国王室で愛された至宝~」チラシ表 (画像は、「高岡市美術館 _平成25年(2013)度_企画展示 特別展 イセ文化基金30周年記念 初公開・明治の刺繍絵画展 ~英国王室で愛された至宝~」より)

 例えば、「刺繍絵画 高岡 イセ」など。
 今日になって上記のワードなどでネット検索。

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2013/03/29

ドクダミには桜草とエニシダ!

 昨日も畑仕事。
 といっても、準備作業として、土起こし。
 さらに、管理だけしている畑の整地作業も。

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→ ドクダミにも負けない花ということで、桜草を3株、植えた。

 管理だけ…というのには、訳がある。
 以前は我が家の田圃だったのだが、十年ほど前、父母がもう農作業は続けられないと、田圃をやめ、手放してしまった。

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2013/03/28

アセビはなぜに馬酔木なのか

 今日も畑仕事。
 といっても、準備作業として、土起こし。
 さらに、管理だけしている畑の整地作業も。

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← 気が付くと、既にアセビ(馬酔木) の花が数知れず咲き始めていた。庭の入口にあって、目立つ…はず。

 ここはドクダミの野になっており、なんとかほかの植物を育てようと、この数年、いろいろ試みてきた。
 一昨年は、コスモスが立派に咲いてくれた。ドクダミに負けない植物ということでお花屋さんで注文したのだが、間違いはなかった。

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2013/03/27

「越中を自慢する会」だって!

 いつだったか、多分、ラジオで「越中を自慢する会」の存在を知った。
 仕事中でメモする暇もなく、幾つかのキーワードだけ、銘記。
 それは、「旧熊本藩主」「細川家」「越中寺」それから「越中を自慢する会」で、名誉会長が細川護煕氏など。

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→ 庭の山茶花(?)、今頃になって花盛りとなっている。

 ネットで「越中を自慢する会」をキーワードに検索すると、「越中守:越中を自慢する会」なるサイトがトップに浮上してきた。
 覗いてみると、残念ながらもう2年以上、会員記事が更新されていない。
 2006年に発足して3年余りで開店休業状態?

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2013/03/26

デューラー『メランコリア1』の魔方陣

 今日も昨日に続き、やたらと寒い。
 どうも、日の巡りが悪く、在宅の日は寒く(暖房が要る)、仕事の日は暖か(車中なので、日光だけで十分、車内は暖まる)。
 温暖の変化が吾輩とは波長が合わない。

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← アルブレヒト・デューラーの銅版画『メランコリア1』 「砂時計隣に4×4の次の図のユピテル魔方陣が描かれている」。いかにも芸術家のみならず数学者でもあるヂューラーの本領発揮である。 (画像や転記文は、「魔方陣 - Wikipedia」より)

 つい先日読了したマーカス・デュ・ソートイ著の『数字の国のミステリー』(冨永星/訳 新潮社)の中で、久しぶりに魔方陣の話題に接した。
 本書の中でも触れられているが、魔方陣の中でも アルブレヒト・デューラーの銅版画『メランコリア1』に載せらている魔方陣は有名だろう。

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2013/03/25

寒さにめげず『流離譚』へ

 寒い! 昼間は、畑や庭仕事に没頭し、汗が滲んだりして、それほど寒さが気にならなかったが、部屋でじっとしていると、寒さが身に沁みる。
 灯油が切れている。

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→  安岡章太郎/〔著〕『流離譚 上』(講談社文芸文庫) 「父親を主題に名作「海辺の光景」を書いた安岡章太郎が、土佐の安岡一族のルーツを遡つて、幕末の藩士達に辿り着く。その一人安岡嘉助は文久二年、藩の参政吉田東洋を刺殺、脱藩、天誅組に入って京に上るが、志半ばにして刑死する。日記や書簡を手掛かりに、自分の実感を大切にしながら臨場感あふれるスリリングな語り口で、歴史のうねりに光を当てる長篇歴史小説。日本文学大賞受賞」とある。

 ボイラーのための灯油を流用することも考えないではないが、なぜか意地のようなものがあって、今冬はもう灯油を買わないと決めた以上、ボイラーの灯油の在庫も使いたくない(← 理屈になっていない)!

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2013/03/24

「アトムが飛んだ日」からタクシー稼業のこと

 ネットをふらふらサーフィンしてたら、「10年後「なくなる仕事」は… web R25」という話題に目が留まった。
 読んで字のごとしだが、「技術の進歩や様々な流行により、昔はなかった仕事がいくつも現れる一方、なくなる仕事もある。自分の今の仕事がなくなるとは考えたくもないが、とはいえ何が起こるか分からない世の中。いったい、どんな仕事がなくなる可能性が高いのか?」という問題意識。

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← 田近伸和著『未来のアトム』(アスキー刊) 拙稿「田近伸和著『未来のアトム』を読了して」参照。

 意外だったのは、会計士とか窓口業務。
 なるほど思えば、証券業務ですら、インターネットが主流なのだ。

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2013/03/23

枯れ木をオブジェに ! ?

 今日は、(富山は)やたらと寒い。
 昨日のぽかぽか陽気とは雲泥の差。
 余儀なく、ファンヒーターを使うが、灯油は残りわずか。あと十分もしないうちに、灯油不足で火が消える。
 
 日中はそれでも、芝刈りに、というわけではないが、庭の芝の整理作業に没頭した。

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→ 昨日、金曜日はぽかぽか陽気。立山連峰がくっきりと。

 芝といっても、野暮なもの。
 昨秋、隣家の苦情もあって伐採した、恐らくはユリノキの枝葉。

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2013/03/22

バレンタインデープレゼント!

 ゴンチャロフ著の『オブローモフ』(井上 満訳)をようやくというか、ついにというべきか、読了した。
 恐らくは35年ぶりの再読である。

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← マーカス・デュ・ソートイ/著『数字の国のミステリー』(冨永星/訳 新潮社)

 初めて読んだのは、学生時代で、ロシア文学に傾倒していたころだった。
 フョードル・ドストエフスキーを始め、ニコライ・ゴーゴリ、レフ・トルストイ、イワン・ツルゲーネフ、アントン・チェーホフ、ミハイル・ショーロホフ、アレクサンドル・プーシキン、ミハイル・レールモントフと、有名な作品は片っ端から読み倒していった。

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2013/03/21

我が家を枯山水に ? !

 今日は寒波の影響か、晴れたけれど寒い一日だった。
 少しでも動いていれば、暖房は要らないが、じっといていると、ほしくなってくる。
 実際、日中は、買い物へ出かけ、そのあと、若干の庭仕事をしたので、汗ばむほどだった。
 それが、部屋の中に入ると、台所などは、吐く息が白く見えたり。

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→ 山茶花が次々と見頃を迎えている。

 今日の買い物のメインは、敷石と砂利である。
 例年、春の到来と共に、草むしりの日々もやってくる。

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2013/03/20

隠岐の海から隠岐諸島の周辺へ

 大相撲春場所10日目(19日・大阪府立体育会館)では、「白鵬が10連勝 2敗は隠岐の海 」(注目ニュース:@niftyニュース)といった状態である。

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← 隠岐諸島 島前。2008年7月 (画像は、「隠岐諸島 - Wikipedia」より)

 日馬富士が優勝戦線から早々と脱落気味(優勝の可能性はまだあるが…)。
 今場所の相撲を盛り上げてくれそうなのは、今や隠岐の海一人となったような。
 まだ、残り5日なので、余談は許さない。何が起きるか分からないのが、荒れる春場所なのだし。

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2013/03/19

今日は何もせず

 今日は何もしなかった。
 せいぜい、オブローモフの『ゴンチャロフ』を読んでいただけ。
 今日中には読了しそうだし。

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 それというのも、午前中は天気が愚図っていたからだ。
 だったら、何もしないと決め込んでしまった。
 途端、昼ごろから晴れ間が覗き出す。
 

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2013/03/18

三度目の観光タクシー

 過日、観光タクシーのご用命があった。
 これで通算三回目。
 観光タクシーとは何か、に答えられる知識も経験もないのだが。
 一定の時間、一定の料金で、一定の(といっても多少の融通が利く)コースを案内する。

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← 「海王丸」 修理が終わって、3月20日から一般開放される。

 これまでは、一時間半だったが、今回は二時間半だった。
 時間の許す範囲内で、富山市(あるいは多少ははみ出る)を観光案内する。
 現役を退かれた年配の夫婦で、日本各地を旅行して回っておられるとか。

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2013/03/17

嬉しい誤算?

 今冬は、昨12月上旬のいきなりの降雪(それも30センチほどもの)に驚かされ、先行きどうなるものかと暗澹たる思いに駆られたものだった。
 その後、師走に三度ほど、積もるような雪となったがその都度、融け消えてくれた。
 師走から正月(元旦)を皮切りに、今年になってからも何度となく日に何度も除雪を強いられる降雪がわが富山市をも見舞った。

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→ 川面には水鳥たちがいっぱい。

 東北や、まして北海道には比べるべくもない雪に過ぎないけれど、それでも、一人には広すぎる庭に道を作るため、除雪に追われた。
 それが、二月になって一転して雪が少なくなった。

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2013/03/16

「インカ帝国展」へ!

 昨日は全国的に晴れ!
 富山も例外ではなく、朝から真っ青な空が広がっている。
 朝方は、薄っすらと氷が張っていたほどに寒い。

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← 「まなざしのある少女のミイラ」(チャチャポヤ=インカ レイメバンバ博物館) 画像では分かりづらいが、ガラス越しでも実物をじっくり観察すると、眼球の名残りがはっきり見える。虚ろな目は何を見ているのだろう…

 しかし、やや風はあるものの晴れというのは、腰の重い小生をさえ、ほんの少しは行動的にさせる。
 洗濯に、トイレ掃除に、廊下や寝室のモップ掛け、庭の落ち葉拾い、外れたシェードの紐の締め直し、そして、野暮用になるが、おカネのやり繰りのため、外出。
 せっかくの晴天なので、自転車を駆って。

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2013/03/15

思いがけず『美しい恋の物語』など

 今日は、全国的に高気圧にすっぽり覆われ、この北陸は富山も例外ではなく、すっきりと快晴。
 青空に誘われるように、庭仕事しようと外に出てみたら、シェードの重しに溜まっていた水が凍っていた。
 陽気に誘われ、思わず洗濯し、思わず今年最初の落ち葉拾いをし、思わず自転車を駆って市街地へ向かい、野暮用を果たしたあとインカ帝国展を観てきてしまった。

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 落ち葉拾い…。冬の間、雪などに責められ、折れ落ちた小枝や杉の葉っぱが大半。
 先月、伐採した杉の木が、置き土産とばかりに、大量の葉っぱというか小枝を散らしていた。
 雪に埋もれていたけど、地面が露わになり、冬の間に荒れた庭や畑の惨状も露わになっている。

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2013/03/14

香西と久世と無言坂

 体調が良くないもので、砂嵐気味のよく映らないカーナビのテレビをダラダラ見ていた。「そして歌は誕生した - 名曲のかげに秘められた物語 -」というNHKの番組である。

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← 香西かおり『無言坂』 (CDジャケット画像は、「香西かおり オフィシャルサイト」より)

 最初に採り上げられていた青葉城恋歌を巡る佐藤宗幸もそれなりには聞いていた。なんといっても、青葉城恋歌は我が青春の地・仙台の歌である。作られ流行り始めたのは実際の大ヒットの数年前かららしいが、小生がヒットするその歌をよく耳にするようになったのは、昭和53年。つまり、小生が仙台から東京へ上京した年なのである。なんだか、自分を励ましてくれているような、あるいは仙台を忘れるなよと、歌われているような気がしたものだった。

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2013/03/13

梅が咲いたよ

 我が家の梅、つい先日、一気に開花。
 先週末には、蕾がピンク色になっていて、今にも弾けそうだったので、開花を待ち受けていた。
 我が家が建てられた頃に、一緒に杉の木や松、柿、泰山木、棕櫚、ツゲなどなどと共に梅も植えられたとか。
 せっかくなら、桜の木も一本くらいは植えておけばよかったのに、どうしてなのだろう。

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← 青空を背景に、梅の花がにっこりと満面の笑み!

 ところで、四十年以上以前には、今の場所には梅の木もツゲや夾竹桃などはなかった。
 それどころか、梅の木がある場所は、荷車などが通る道に面していて、なんと肥溜めがあった。
 畳一畳よりは広い肥溜めが、道に沿って堂々と!

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2013/03/12

月を巡る断章

 月の引力はどうやら我々が想像する以上に地球に住む自然や、勿論我々自身にも影響を与えているようである。
 潮の干満は誰でも知っていよう。場所によっては干満の差が数メートルとなることもある。
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→ 松林桂月「春宵花影」 (「花の宴」や「春宵花影・春宵十話」など参照)

 ところで、そうした月の引力は動物のみに止まらず植物にも強い影響を及ぼしている。毛細管現象で水分(栄養分)を大地から吸い取る植物達だが、月の引力の強いときは、いつも以上にたっぷりと栄養を吸収することができるわけだ。だから野菜などの収穫に際しても、月の位置を十分に把握しておくことが大切だと昔から言い伝えられてきたのだ(『月世界大全』ダイアナ・ブルートン著、鏡リュウジ訳、青土社刊)。

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2013/03/11

サンルーム欲しいな

 物干し台と聞いて、懐かしいと思う人は、ある年代以上の方だろう。まあ、東京には未だ、実際に活躍しているかもしれないので、懐かしいではなく、うまくすればここにありますよと、写真の一つも撮ってもらえるかもしれない。

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← 昨夏、縁側に付した網。雪の季節も去って(といいつつ、今朝もうっすら雪化粧していたが)、ふと内庭などを片づけていたら、蝉の抜け殻が網に張り付いているのに気付いた。中身の蝉は、一体、どこへ行ったやら。

 でも、知らない人には、何のことやらさっぱりかもしれない。物干しを「ものほし」と辛うじて読めるとしても、下手すると、物欲しげの「物欲し」と勘違いしたりして。
 ただ、物干しに台が付いている事で、洗濯物を乾かす場なのだろうとは見当が付くだろう。

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2013/03/10

春の憂鬱なるオブローモフ主義

 一昨日、昨日と、春どころか初夏の陽気。
 それが今日は、ストーブなしでは過ごせない寒さ。明朝は零度近くまで下がるとか。
 今冬は、気温の変化がやたらと激しかったことで銘記されそう。

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→ カルビーのベジップスに未だに遭遇できていない。代わりに、乾燥野菜のお菓子などなどをあれこれ買い集めてしまった。

 用事がいろいろ溜まっている。
 溜まり過ぎて、何から手を付けていいか分からず、身動きができない、なんて怠慢の言い訳にしかならないだろう。

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2013/03/09

「画鬼・河鍋暁斎に驚倒!」へ

 昨日の日記にも書いたが、一昨日より、車中にて狩野博幸/河鍋楠美著の『反骨の画家 河鍋暁斎』(新潮社)をめくり始めた。
 ほー、というため息ばかり。

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← 河鍋暁斎「閻魔大王浄玻璃鏡図」 真実の姿を映し出すはずの鏡に、美しいままの姿が映って、びっくり仰天する閻魔大王らの面々! 暁斎ワールドパワー炸裂! (画像は、「河鍋暁斎 本画Ⅰ Kyosai01」より)  「画鬼・河鍋暁斎に驚倒!」参照。

 凄い絵師がいたものだ。
 北斎だけじゃないのだ。


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2013/03/08

ツルゲーネフからゴンチャロフへ

 株価が順調に(あるいはバブル気味に)上昇していて、リーマンショック以前の株価を回復したとか。
 与党筋はもちろんだが、テレビなどマスコミも景気がよくなりつつあると、煽るような論調。
 現実はどうかというと、一気に円安に振れたせいで、ガソリンや灯油はもとより、輸入品や輸入に頼る原材料が多い商品が値上がり。

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→ ツルゲーネフ【著】『猟人日記抄』(工藤 精一郎【訳】 未知谷) 「本作『猟人日記』にインスピレーションを得てトルストイは『森林伐採』『三つの死』など、チェーホフは『葦笛』『猟兵』、国木田独歩は『武蔵野』、島崎藤村は『千曲川のスケッチ』を書き上げた。ありのままの自然と人間の姿を素直に知ろうとする自然主義文学がここから始まる」とか。そんなことより、ツルゲーネフの表現力の卓抜さ、ユーモラスでもある自然や人物描写を楽しむべし!

 上がって嬉しいのは、今のところ、気温だけである。
 昨日など、五月の陽気だった。

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2013/03/07

カルビーのベジップス!

 つい先日、食事しつつテレビを漫然と見ていたら、耳寄りな情報が。
 観たのはテレビCMで、最初は注意していなかったので、中途からのシーンだったが、小生の中の勝手な理解では、乾燥野菜をお菓子(スナック菓子)にしたような商品。

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← 「ベジップス 玉ねぎ かぼちゃ じゃがいも」 (画像は、「カルビー株式会社」より)

 名前(商品名)さえ、銘記しきれなかったが、野菜嫌いの小生には、うってつけの商品だと、翌日、早速、スーパーで買い求めようとした。
 店内をあちこち探し回ったが、見つからない。

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2013/03/06

クモから水へ

 まだ春が来たわけではないが、昨日は啓蟄だったし、昨日今日と日中は十℃を越す天気である。
 春の到来を告げるのは、我が家では二口コンロだ。
 二口のうちの一つは、冬の間も快調だったが、もう片方は、冬は点火しなかったのが、暖かくなると、段々、点火するようになってくる。

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→ 車道側から山茶花越しに我が家の内庭を望む。竹垣の朽ちようとったら!

 この怠慢な奴は、(ガスそのものは出てくるので)調理に必要な際はマッチで点火していたっけ。
 そもそもコンロ自体、購入してから四半世紀以上、経っていて、とっくに交換の時期が来ているのだが、先立つものがなくて、だましだましの使用である。

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2013/03/05

痛い、されど久しぶりに絵画エッセイ

 昨日、春の到来を実感させるような快晴。
 せっかくの天気なので、図書館へ行き、予約してあった本を借りに。
 ゴンチャロフの『オブローモフ』である。

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→ コンポストを覗きこもうとする猫。いろいろ残飯を捨てるから、匂いが漂うんだね。御免ね、蓋、閉まってて。

 学生時代読んで、その世界に惑溺した。小生に思い切りがあれば、ホントに浸ったかもしれない。
 生憎、怠惰な日々といった一時期を過ごしただけに終わったが。
 でも、今もその夢は捨てていない。
 30年以上ぶりに、再読して、夢を夢見る。

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2013/03/04

藤村『夜明け前』を読了して

 島崎藤村の『夜明け前』を過日、読了した。
 11年ぶりで、通算、三回目。
 初めて読んだのは、若い頃だったが、体力と意地で読んだようなもので、味わうより、読むこと自体が目的化していた。中央公論社の日本文学全集の中の一巻で、ドストエフスキーの作品などのようには、一気呵成に読めず、難行苦行した印象だけが残っている。
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 二回目は、11年余り前。
 その時は、敢えて中身を要約しつつ、ゆっくりじっくりを心がけて読んだ。それでも、二か月ほど。その頃は藤村の小説群を読み漁り、読み浸っていて、藤村の世界に少しは馴染んでいた。
 だからこそ、肝心の代表作である『夜明け前』を味読したかったし、楽しみたかった。
 そして、その日本文学の中でも際立つ独自性と先進性、何より物語る構想の骨太さを思い知った。

 今回は、四か月以上を費やして読み進めた。またいつか、それほど遠くない将来、読み返したい。今度は、木曽路を旅しながら!

 以下、前回、読んだ時の感想文を載せておく(掲げた画像は全て、小生が利賀村で撮影したもの)。

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2013/03/03

利賀村から遥か馬籠宿を想う

 過日、利賀村へ行った。但し、お客様の送迎という仕事である。
 それでも、小生には初めての利賀村ツアー。
 その日は、春の陽気で、各地で春一番が吹き荒れた。運転したのは大型のワンボックスカーなので、風の影響をもろに受ける。車体が揺れるし、車線の中で右往左往 ! ?

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→ ツルゲーネフ【著】『猟人日記抄』(工藤 精一郎【訳】 未知谷) 「本作『猟人日記』にインスピレーションを得てトルストイは『森林伐採』『三つの死』など、チェーホフは『葦笛』『猟兵』、国木田独歩は『武蔵野』、島崎藤村は『千曲川のスケッチ』を書き上げた。ありのままの自然と人間の姿を素直に知ろうとする自然主義文学がここから始まる」というが、まあ、そんな固いこと抜きで、久しぶりにツルゲーネフの世界を楽しむ。実際、いままでツルゲーネフの小説を読んで独歩や藤村を想ったことはまるでなかったし。それでも、藤村らに影響を与えたとあっては、再読しないではいられない!

 峠道を十キロ以上も走行する。道の片方は急斜面で、片方は崖下。
 山の奥のほうなので、里のほうより気温が低い。雪が心配されたが、このところのやや暖かめな雨や気温のせいで、路面には雪はない。凍結の心配もなかった。

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2013/03/02

島崎藤村『夜明け前』を、今、読む(13)

 半蔵は静の屋とも別名観山楼とも呼ばれる別宅に住んでいる。恵那山に連なる山々を眺められる絶好に位置にある。彼、半蔵が余生を楽しめる人間なら、風物を友としての生活を送るにふさわしい住まいのはずである。
 が、鬱々とする半蔵には檻のようなものだった。時折、何を思ったかと周囲に訝しがられるような素行をすることもある。女房のお民にさえ、理解できないことも多い。

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→ 「恵那山は長野県阿智村と岐阜県中津川市にまたがる、木曽山脈(中央アルプス)の最南端の標高2,191 mの山」で、「北山麓には中山道の馬籠宿と妻籠宿がある。馬籠で生まれ育った島崎藤村が幼少時代に眺めていた山であり、『夜明け前』で描かれている」。 (文と画像は、「恵那山 - Wikipedia」より)

 そうしたある日、長男の宗太が青山の家の整理を言い出す。本陣でも問屋でもない青山には借財が嵩むばかりだったのだ。耕地や、宅地、山林、家財などを売り払って弁済することにするという。
 旧本陣の母屋は土蔵を含めて医者に貸すことになる。半蔵夫婦は別居を余儀なくされるし、下女にも暇を出す。宗太ら家族も裏の二階に住み込む。

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2013/03/01

鳥餌果実の恩義も知らず?

 歳月の流れるのは、実に早い。
 今年ももう、二か月が過ぎた。
 時間が早く流れるように感じるのは、年齢のせいという。

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 日々を単調に過ごしているからか、感受性が鈍くなったからなのか、日々あくせく生きているからなのか、人生設計は狂いっ放しだし先行きは真っ暗なのだが、先はもう短いと感じてしまっていて、何を今から始めるわけもなく、坂道を転げるように、成り行き任せの生き方になっているからなのか、あるいはそのすべてが当てはまるのか。

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