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2013/02/28

とんでもない勘違い!

 冬も終わりに近づいている…のだろう。
 春の到来も近い…はず。

 今朝というべきか、丑三つ時頃、営業を終えて、我が家へ入った。
 今までなら、明かりを灯すとともに何よりもファンヒーターのスイッチを入れる。
 でも、まあ、荷物を片づけたり、郵便物を取り出したり、あれこれしてからでいいなんて。
 慌てて暖房を入れなくても構わない…陽気になってきたってこと。
 ああ、春間近。

 なんてのは、とんでもない勘違いだった。

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2013/02/27

読書拾遺…本を通じて世界を巡る

 本を買って読むという楽しみを持ちたい…と思いつつも、これで半年以上、本を買えないでいる。
 小生の働きが悪いと云えば、それまでだが。

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→ 狩野博幸/河鍋楠美 著『反骨の画家 河鍋暁斎』(新潮社) 観るたび、知るたび、驚倒される、まさに画鬼・河鍋暁斎。こんな奴が活躍出来た江戸も凄い。「浮世絵師・歌川国芳に師事した後、狩野派で研鑽を積んだ「画鬼」暁斎。本格的な仏画から戯画まで何でもござれの売れっ子絵師として、八面六臂の大活躍!! 幕末から明治にかけての激動の時代を生き抜いた稀有なる画家の、波乱万丈の人生と多彩なる作品世界を余すところなく紹介し、その才能を再検証する!」だって。 著者の一人・ 河鍋楠美は、察せられるとおり、「河鍋暁斎の曾孫。1977年11月3日、自宅を改装して、河鍋家に伝わる画稿・下絵類を中心に暁斎とその一門の作品を収蔵・展示する河鍋暁斎記念美術館を開館」とか。

 ということで、またまた図書館のお世話に。
 二週間前に借りた本を返却し、新たに本を借りる。新しい出会いは楽しいものだ。

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2013/02/26

藤村『夜明け前』余談:水無神社

 一昨日のブログ記事「島崎藤村『夜明け前』を、今、読む(12)」には、以下の記述がある:

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→ 時折、休憩する場所に、百舌鳥(?)がいた。その前日の日曜日、我が家の鳥餌果実であるミカンの木から小生の気配を感じてか、慌てて飛び立つ百舌鳥を見かけた。そうか、百舌鳥が我が家のミカンを食い散らしていたのか。

 半蔵は妻のお民も含めて家族を馬篭に残し、一人、飛騨の水無神社 に赴いていた。四年の歳月の中で二度ほど帰郷しただけだし、その間、お民が一度、飛騨を訪ねたくらいである。
 (中略)
 飛騨において半蔵は空しく過ごしたばかりではない。何しろ、飛騨の位山 (くらいやま)は平安朝の昔より、山は位山とされ、歌枕にさえなるほどの山だった。その近くに水無神社 はあるのだ

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2013/02/25

スプレーしまくりました

 寒波が来襲している。これが最後の悪足掻きと思いたい。
 ただ、積雪のほうは(富山については)それほどではない。
 一昨日、30分を2度、行っただけ。拍子抜けかもしれない。

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← 山茶花の花が咲き誇っている。まだまだ咲き続けそう。日中は小雪だったが、夕方からは吹雪くような天気。寒くはないのか?

 と昨日の日記に書いたが、今日も寒い。日中、雪は降っても降り積もることはなかったのだが、風が吹いているせいか、ちょっと玄関を出ただけで、厳しい寒さに震えが来る。
 天気予報は見てないが、日中も零下なのではと感じられる。

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2013/02/24

島崎藤村『夜明け前』を、今、読む(12)

 欧米の目は木曽の山の中にも既に及んでいる。日本政府の依頼を受け、英国のヴィカアス・ボイルを先駆とし、ついで明治六年に来日したグレゴリイ・ホルサムが鉄道敷設を目的に木曽路などを測量・研究し始めたのである。

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→ 「 五万石 千里山荘」 「古民家の古材をもちい移築した合掌造り」の山荘。「日本庭園を含む広大な敷地には本館、別館、茶室などを揃え」、「川魚や山菜などを盛りこんだ会席膳をご堪能いただける」とか。過日、ここで法事を営んだ。故人の遺徳を偲びつつも、山荘の風格に、密かに、遥かな木曽の本陣を想ってもいた。

 ホルサムが実際に木曽の馬篭の宿に泊まったのは明治十二年である。
 東山道が鉄道敷設にふさわしいと政府に上申したのはボイルである。東海道は海に面し、海運がすでに便利である。それに比して交通の不便なる東山道に鉄道を敷くことの意義を明確にしたのだ。

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2013/02/23

やくざとピンク映画の頃

 寒波が来襲している。これが最後の悪足掻きと思いたい。
 ただ、積雪のほうは(富山については)それほどではない。
 一昨日、30分を2度、行っただけ。拍子抜けかもしれない。

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← 樋口尚文著『ロマンポルノと実録やくざ映画 禁じられた70年代日本映画』(平凡社新書)

 2月というのは、例年、タクシー業は暇らしい。
 会社関係は区切りの時期に近づいていて、今月末からは、送別会などが行われることもあるようだが、飲み会の類は減るから、やはり、忙しくなるかもなんて期待は薄い。
 俄然(?)、車中での待機中の読書ばかりが進む。

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2013/02/22

そば屋あれこれ

 東京の神田「やぶ」、並木藪蕎麦、池之端藪蕎麦の3店を称して「藪御三家」というらしい。
 小生は初耳である。
 さらに、蕎麦というと、「藪(やぶ)」「砂場」「更科」が「江戸三大蕎麦」と呼ばれていることも、初耳だった。

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→ 「かんだやぶそば。戦災を受けなかった一角に古い日本建築が残る。(2013年2月に焼失)」 (画像は、「藪 (蕎麦屋) - Wikipedia」より)  

 これらのことは、過日、老舗そば屋「かんだやぶそば」が火事に見舞われ、全国的に大きく報道された、ラジオでも関連する話題として語られていたのを聞きかじったもの。

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2013/02/21

「卑弥呼の墓」?箸墓古墳、初の立ち入り調査

 天皇陵については、10年以上も前、以下のように書いたことがある:

 古代史学者や考古学者ならずとも、箸墓古墳に限らず、天皇陵として宮内庁の管理の下、実質的には風雨と月日に荒れるままになっている現状を憂えている人は多いだろう。
 何故、宮内庁は、天皇陵の学術的研究を許さないのだろう。一部では天皇陵は正に墓であって、神聖な場所であるからとか、あるいは又、天皇陵を研究されることで天皇の出自が明らかになるのが困るからとか、憶測は尽きない(「天皇陵の学術的研究・保存を」参照)。

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← 「箸墓古墳(北西方面から)」 (画像は、「箸墓古墳 - Wikipedia」より)

 悲願でもある現地調査が、このたび、「墳丘の下段を歩いて観察する程度で」、「発掘や土器を取ることは認められ」ないなど、不十分な形であれ、一定の実現を見た。
 一歩とはいかないが、半歩前進とは言えるかもしれない。

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2013/02/20

島崎藤村『夜明け前』を、今、読む(11)

 青山半蔵は不思議な縁故から教部省御雇いとして奉職する身になったのである。田中不二麿の勧めによるものだった。

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→ 青木繁作『わだつみのいろこの宮』(1907年 油絵 180.0 cm × 68.3 cm  石橋美術館) (画像は、「青木繁 - Wikipedia」より)
 半蔵が上京したのは、どこかの古い神社へ行って仕えたい、その手がかりを得たい一心だった。が、徒食を続けることが心苦しくなっている中、平田一派が残る教部省(神祇局の後身)に奉職することを決心したのである。

 が、その教部省を半蔵は半年で辞めることになる。現実の役所は、彼の理想には遥かに遠いものだった。
 役所にいると、ある時、同僚の雑談が半蔵の耳に入ってきた。それは彼の尊信する本居宣長翁のことについてだから聞き流すわけにはいかない。

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2013/02/19

杉の切り株顛末

 今月初め、我が家の守り神的存在だった、大きな杉の木を切った。
 幹が縦に罅割れ、倒壊の恐れが高まったからである。
 日に一度は庭を見て回るのだが、天辺が断ち切られた松、幹を残すのみの杉と、風景は様変わりし、淋しい限りである。

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 杉などを断ち切る羽目に追い込まれたのは、最初は3年前の台風のためだった。
 強風が吹き荒れ、帰宅したら隣家のご主人から電話があり、お宅の杉の木が倒れ、我が家の壁に倒れかかっている、と云われた時は衝撃だった。
 実際にその光景を目にした時は、愕然の一言である。

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2013/02/18

『サイード音楽評論1』の周辺

 「40歳代前半で発表した『オリエンタリズム』(1978)で世界に衝撃を与えて以降、20世紀を代表する思想家の一人に数えられるE・サイード」著の『サイード音楽評論 1』 を読了した。
彼がかつてシェーンベルクの愛弟子E・シュトイアーマンに師事したピアニストで、西洋クラシック音楽に造詣が深いことはよく知られて」いるようだ。
 自身、折々ピアノを弾いていたとか(クラシック音楽は生活の一部だった)。

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→ 過日、法事のため、富山市のやや郊外へ。そのドライブの途中、神通川の土手にて、車を止め、窓を開け、ひんやりした空気を吸う。

「音楽評論をまとめた著書を出版し、音楽学との学際的な講義も行なっており、忌日が偶然にも誕生日にあたるグレン・グールドの熱心な信奉者として知られていた」という(「エドワード・サイード - Wikipedia」より)。

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2013/02/17

「路上小風景」より

 オレはいろんな路上アートを見てきた。
 高田馬場だったかで見つけた電信柱への白いペンキでの殴り書き。
 なんだか「練」って書いてある。どうして練なんだろう。練馬って書きたかったけど、誰かの気配を感じて途中で止めてしまったのか。それとも、もしかしたら「練」だけで完成なのか。
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→ マーク・ロスコ(1903/ロシア-1970/アメリカ)「無題」(1961年 油彩・画布 175.6×137.8cm) (画像は、「福岡市美術館」より)

 何処だったかで見たブロック塀の落書き。黒いペンキで奇妙な文字を連ねている。意味があるのかどうかも分からない。よく見ると、SRTという活字が装飾記号風に描かれていると分かる。それが幾重にも重ねられて描かれているので、一見すると分からないのだ。SRTって何だろう。

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2013/02/16

『早世の天才画家』(酒井忠康著)より

 酒井 忠康著の『早世の天才画家―日本近代洋画の十二人』(中公新書)を今日にも読了しそう。
 車中での楽しみに持込み、読んでみた。

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← 岸田劉生「赤りんご三個、茶碗、ブリキ罐、匙」(1920年)  岸田劉生といえば、一連の麗子像や自画像なのだろうけど、小生には、何と言ってもこういった静物画。「赤りんご三個、茶碗、ブリキ罐、匙」に尽きる。大きな画像が見つからなかった。(画像は、「北海道立近代美術館 大原美術館展 モネ、ルノワール、モディリアーニから草間彌生まで」より)

 やや著者としては思い入れたっぷりすぎる叙述が多く、読み手が絵や情報から思い入れる余地が少なかった気がする。
 多くは著者の若い頃に書いた、感慨深い文章を集めたのだろうけど。

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2013/02/15

健診すったもんだ顛末

 今日は健診に行ってきた。
 体に自信がないので、あまり気が進まない。
(体に自信がないって、何もスリーサイズが自慢にならないから……なんてわけない!)


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→ リオのカーニバル(テレビのニュース映像から)

 検診して、いろんなデータが告げられる(健診後、一か月後くらいしてから)。
 あまり芳しくない結果が出るようになって久しい。
 ギリギリ、セーフだったり、目を覆いたくなるような数値だったり。

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2013/02/14

啓蟄間近

 この数日の寒波。富山でも積雪が心配されたけど、多い日でも十センチは足らず。
 その雪も冷たい雨にペシャペシャと融けていった。

 寒い日が続く。灯油がみるみる減っていく。
 仕方なく灯油を買いに行った。
 リッター百円近い。

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← 鳥餌果実として残した我が家のミカン。数十個あったミカンの実は、ほとんど食い尽くされている。春は間近。もうすぐ啓蟄のはずだ。

 物価2%アップをターゲットの金融緩和を日銀に強いている。
 賃金の上昇につながるまでにはタイムラグがあるとか。
 本当に上がるのかどうか分からないし、その前に値上げラッシュで悲鳴が出るよ。

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2013/02/13

年縞の話に興味津々

 過日、テレビの番組表を見ていたら、「湖に眠る奇跡の堆積物 」( サイエンスZERO)なるメニューがあった「 サイエンスZERO」は小生のお気に入り)。
 家事がせわしく、いつ見ることができるか分からない、でも、興味が湧いたので録画。

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→ 「三方五湖俯瞰」(2005年11月8日付でラムサール条約指定湿地に登録されている。水月湖は、「五湖中最大の面積」を誇る。きっと観光客が一層、押し寄せることだろう。汚れないように祈るのみ。) (画像は、「三方五湖 - Wikipedia」より)

 そもそも、奇跡の堆積物って、何だ? 見つかることの叶わなかったお宝? でも、これだと埋蔵物か何かで、堆積物という表現は使わない。

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2013/02/12

「中教院」は調べるまでもなかった

 島崎藤村の『夜明け前』を読んでいたら、「大教院」や「中教院」という言葉に出会った。
「大教院」はともかく、「中教院」は耳馴染みである。
 富山市の西町の外れに、そういった地名(交差点名)がある。

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← 川沿いの東屋の屋根…というか絡まる蔓の中に埋もれるようにして、雀たちの姿。こんなところに潜んでいたのね。

 これまでは何気なく聞き流して(見過ごして)きたが、考えてみると、名称の由来が分からない。
 今は無くなった何かの院の名残り、くらいの安易な理解のまま今日まで来た。
 せっかくなので調べてみた。

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2013/02/11

「夭逝」と「早世」と

 図書館から借り出した本も残り一冊となった。
 五冊借りて、既に四冊、読んだことになる。
 読むのがとても遅い小生にしては、驚異的な速さ?

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 なんのことはない、このうち、新書三冊はほとんど車中での待機中に読んだのである。
 一冊は五百頁以上ある単行本で、さすがに車中に持ち込むには分厚すぎる。
 本は基本的にドアのポケットに収まる大きさ…厚さでないと困るのだ。

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2013/02/10

サスキンド著『ブラックホール戦争』とホログラフィック原理

 レオナルド・サスキンド著の『ブラックホール戦争―スティーヴン・ホーキングとの20年越しの闘い』(林田 陽子【訳】 日経BP社 )を小生にしては早いペースで読了した。

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← レオナルド・サスキンド著『ブラックホール戦争―スティーヴン・ホーキングとの20年越しの闘い』(林田 陽子【訳】 日経BP社 ) 本書の題名は、なんだか安っぽくて、手にしなかった。が、著者名が、レオナルド・サスキンドではないか! 数年前、読んで、なかなか読みごたえがあった、『宇宙のランドスケ-プ ― 宇宙の謎にひも理論が答えを出す』の著者なのだ。これは読んでおきたい。と書きつつも、実は、刊行直後に既に読んでいた。どうやら、その時は、内容がよく理解できない部分が多かったようだ。特に、本書の一番の眼目でもある、「ホログラムとしての世界」がそうだった。 今回は? その後、関連の本を読んできたお蔭で、少しは理解が深まった、と思いたい。サスキンドは、ホントに語り口が上手い。それはいいのだが、誤植なのか校正ミスなのか、大手出版社にしては、印刷ミスが多い。名前での間違いは、あんまりである。

 それというのも、書き手のレオナルド・サスキンドが素人相手でも実に説明が上手い。
 ドンドン読み進められる。どこまで理解できたか分からないが。

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2013/02/09

私のサギ物語

 いつだったか、何処かの川沿いの小道で車の中で休憩していた。
 天気も良かったので、ちょっと窓を開けてみた。
 すると…何やら蠢く影が。

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 見るとそれは、サギだった。
 白っぽいし、図体も大きいが、鶴や白鳥でないのは確か。
 やや青みがかった白という体毛からして、アオサギ(蒼鷺)なのかもしれない。

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2013/02/08

春一番に雪の降る

 昨夕から富山は雪。ただ、心配したほどは積もっていない。
 夕方から降り出したけれど、最初は霙(みぞれ)っぽくて、よほどの吹き晒しの場でない限り、水っぽい雪は地に降れた途端、呆気なく融けていく。
 が、夜になり気温が下がると、降る雪は路面に接しても融けない。
 夜半を回る頃には、またもや白銀の世界に舞い戻り。

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→ 6日、我が家の内庭の松の木を撮った。天辺の数メートルを断ち切った哀れな姿が陽光に寂しい。

 丑三つ時、帰宅したら庭は真っ白。さっそく、雪掻き。
 ひと眠りした、翌朝や昼過ぎにも竹箒で除雪。

 富山など北陸は春一番が吹いたという。
 となると、これからは雪が降るたび、春の訪れが迫ることになる。

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2013/02/07

始原への旅 暗黒物質の探求

 一昨日の日記で「ルーツへの旅」として、「始原を巡る旅、始原へ遡る探求が好きである。川を観れば、その源流を求めてみたくなる。宇宙の始まり、太陽系の始まり、地球の誕生、生命の誕生、細胞の誕生(原核細胞、そして真核細胞への飛躍的進化)、恐竜や鳥類の栄枯盛衰、哺乳類の誕生、人類の誕生、現生人類の誕生、そして日本人の誕生、心が生まれたとき…」などと書いたからだろうか(そんなわけ、ない!)、2月6日、「NHKクローズアップ現代」でILCの番組「粒子を探せ~巨大加速器は日本を変えるか~」が放送された(文末に番組の趣旨を転記しておく)。

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 ↑ 「ILC PROJECT[国際リニアコライダー計画]

ILC PROJECT[国際リニアコライダー計画]」によると、ILC(国際リニアコライダー; International Linear Collider)計画とは、「宇宙初期に迫る高エネルギーの反応を作り出すことによって、宇宙創成の謎、時間と空間の謎、質量の謎に迫」るもの。

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2013/02/06

お嬢吉三の科白とツイッター小説

 降雪の予報だったが、霙っぽい雪で、数センチほど積もりはしたが、積もったそばから融けて流れていく。
 東京など関東もだが、富山も今のところ、悲惨な状況にはない。

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→ 二階の屋根より高い杉の木も、今は一メートル余りの幹が残るだけ。我が家が丸腰、丸坊主になったようで、寂しい。

 歌舞伎関連の話題が賑わしいからか、ラジオに聞き入っていたら、歌舞伎の有名な一場面、その場での科白が聞こえてきた。
 河竹黙阿弥の『三人吉三巴白浪』の中のお嬢吉三(おじょうきちさ)の科白は短い科白なのだが、実に見事な言い回し

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2013/02/05

ルーツへの旅

 始原を巡る旅、始原へ遡る探求が好きである。
 川を観れば、その源流を求めてみたくなる。
 宇宙の始まり、太陽系の始まり、地球の誕生、生命の誕生、細胞の誕生(原核細胞、そして真核細胞への飛躍的進化)、恐竜や鳥類の栄枯盛衰、哺乳類の誕生、人類の誕生、現生人類の誕生、そして日本人の誕生、心が生まれたとき…。

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← 斎藤 成也【著】『 DNAから見た日本人』(ちくま新書) DNAから見た生物、人類、そして日本人の来歴を問うってのは、実に興味深いテーマ。新しい本は見当たらなかったので、とりあえず、本書で一服。日本は、人類にとって、それ以上は、太平洋が壁となる、吹き溜まりの国なのだ。日本民族の多様性には驚かされる。

 日本人(日本民族という表現は、やや抵抗がある)の成り立ち、淵源を探る本は、目がない。
 ルーツが気になるのは、人間の性(さが)なのか。

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2013/02/04

超短編小説を試みる

 昨日のこと、暇の徒然に何気なくラジオを聞いていたら、超短編小説のことが話題になっていた。
 携帯電話が当たり前のツールになった頃から、携帯の画面に収まる掌編に人気が出てきた、なんて話はあった。
 それが、スマホの普及で一層、広まってきて、超短編小説のサイトがあったり、懸賞があったり、人気作が集められて本になっている、なんて話題もあった。
 小生には必ずしも耳新しい情報ではない。
 ただ、最後に、ツイッター小説とやらで、140字という究極の超短編小説が一部で評判になっているという話には、なぜかビビビと来た。
 これも、初耳の話ではない。
 ただ、何かのタイミングなのだろうか、吾輩も試みてみようと思った。
 字足らずなのは、言うまでもない。
 描写において、描き込むってことも望めない。
 窮屈…かもしれない。
 でも、やりがいがありそう。140字という制約がかえって楽しそう。
 早速、作ってみた。
 十分で3つ。ツイッターに投稿。


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2013/02/03

埒外のアーティストたち

 以前、もう6年以上も前、「小生が好きな画家の名を一人、挙げるとなると、オディロン・ルドン、パウル・クレー、ハンス・ベルメール、ジャン=ミシェル・バスキア、それともジャン・デュビュッフェ、アントニ・タピエスかなと思いつつも、やはりヴォルスである」と書いたことがある。

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→ イヴ=アラン・ボワ+ロザリンド・E・クラウス『アンフォルム―無形なものの事典』(加治屋 健司 近藤 學 高桑 和巳【訳】 芸術論叢書 月曜社)

 日本にも高島野十郎などなど、そして海外にも他に好きな画家は有名無名を問わず、フリードリッヒやルドン、ムンク、シーレなどと居るが、好きというより、自分の中の自分でも捉えがたい魂の原風景に少しでも近いアーティストは、というと、やはり、上掲の画家たちとなる。

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2013/02/02

孫崎 享著『日本人のための戦略的思考入門』読了

 孫崎 享著の『日本人のための戦略的思考入門―日米同盟を超えて』を読了した。
 面白くて、仕事中も含めてだが、読破するのにまる一日を要しなかった。

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← 孫崎 享【著】『日本人のための戦略的思考入門―日米同盟を超えて』(祥伝社新書)

 本書の著者である孫崎 享(まごさき・うける)氏の強味は、なんといっても、類稀なその経歴にある。
1943年、旧満州国生まれ。1966年、東京大学法学部中退、外務省入省。英国、ソ連、米国(ハーバード大学国際問題研究所研究員)、イラク、カナダ勤務を経て、駐ウズベキスタン大使、国際情報局長、駐イラン大使を歴任。2002~09年まで防衛大学校教授」!

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2013/02/01

我が家の守り神・杉の木との別れ

 木曜日、とうとう我が家のシンボルとも云える大きな杉の木を断ち切った。
 好き好んで伐採したと¥わけではない。
 木の幹が縦にスパッと割れていて、今にも倒壊しそうだったので、やむなく切ったのである。

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← 枝葉の半分だけが残る杉の木。

 残ったのは、杉の木の幹の土台部分の一メートル余りだけ。
 これは、竹垣の柱(杭)として使うため、意図的に残した。
 杉の木の幹が縦に亀裂が入ったのは、偏に小生のせいである。

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