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2013/01/11

夜間信号待ち時のヘッドライトは?

 数日前、「富山の運転マナーを嘆く 」なる日記を書いた。
 もともとは、以下のツイッター上の発言を巡って何か書くつもりだった:
Sscn2405

年末年始、救急車の出動が頻繁。ご苦労様です。ところで、東京だと、救急車が通過しやすいよう、一般車が道を空けると、救急車が「ありがとうございます」と必ず云う。富山じゃ、救急車は、ただ黙って通過するだけ。

夜の車の走行。東京だと、信号待ちの間、ヘッドライトは消す。特に坂道では。富山では、みんな点燈したまま信号待ち。無駄だし、交差点を通過する車には邪魔なんだよね。

 前者もだが、今日は、後者をめぐって書いてみる。

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 小生は十年余り前、以下のようなコラム的記事を書いたことがある:
ヘッドライトについての瑣末な考察

 趣旨は、「ヘッドライトは何のためにあるか。 答えは、車やオートバイなどが夜など視界が悪い中を移動する際に使用するものである。暗闇や霧や土埃の舞う時に前を照らすため、更には自らの存在を周囲や対向車(者)に知らしめるために使用する」である。

 では、交差点で(特に先頭車両として)信号待ちしている際に、点燈したままがいいのか、それとも消すのがいいのかであった。
 結論は、東京は(上記の記事を書いた頃は、小生は東京在住だった)坂の町なので、ヘッドライトを照射したままだと、交差点を今まさに通過するドライバーらの走行(視界)の邪魔になる、だから、消すべき、というものだった。
 実際、東京では(坂の町だからなのか)、信号待ちの際はヘッドライトを消すのが当たり前の慣行であり、小生もそれが当たり前のこととして励行していた。
 これは礼儀ないし努力事項として行っている、とも読める。
 実際、上掲の記事を書いた際には、法規的な観点などは調べなかったし、考慮に入れていなかった。

Sscn2402

ヘッドライトを効果的に活用しよう|安全運転ほっとNEWS|東京海上日動火災保険」を読むと、「交差点などで停車しているとき、対向車の運転手や歩行者の幻惑防止のためにヘッドライトを消している車を見かけますが、発進する際に点灯し忘れたり、周囲に自車の存在を認識してもらえず、事故に繋がる可能性があります。交差点などでの停車時は、ヘッドライトを消灯しない方が良いでしょう」とした上で、「踏切では道路が上り坂になることが多いため、ロービームにしていても対向車は幻惑されることがあります。踏切での停車時はライトオフ、踏切が開いたらライトオンにしましょう」と書いてある。
 やはり、努力規定であり、配慮として事情に応じて停車時は消すべきということのようだ。

 さらに、「夜間、走行中に先行車や対向車がいるときにハイビームにしていると、相手の運転手はヘッドライトを直接目に受け、幻惑されることがありますので、先行車や対向車がいる場合にはロービームにしましょう」ともある。
 実は、ここが問題なのである。
 踏切では坂道(上り坂)になることが多いので、ヘッドライトが上向きになる…のは分かりやすいが、実際には、通常の道路でも、案外と思わぬところで坂道になっていることがありがちなのである。
 富山市は、かなりの範囲、平坦な町で、海から十キロ離れた場所でも、標高が10メートル、20メートルほど。
 けれど、川が何本か流れていたり、特に北陸線のガードからすぐ上がったところに交差点があったりして、緩やかとはいえ、坂がないわけではない。
 
 坂道などでヘッドライトを消したほうが望ましいのは、対向車のドライバーに眩しいからもあるが、蒸発現象を防ぐというのが理由として大きい。特に雨の夜の走行の際。

 さて、教習所ではどのように習ったか、30年以上も昔のことで、覚えていない。

Sscn2403_5

 法律的には、道路交通法では、「第五十二条  車両等は、夜間(中略)道路にあるときは、政令で定めるところにより、前照灯、車幅灯、尾灯その他の灯火をつけなければならない」とあるようである。
 だとしたら、坂道だろうが、踏切だろうが、停車時でも消してはいけないことになる?
 雨でも、幽霊現象の可能性があっても?
 
 マナーのこと、道路状況、天候、その他、考慮すべき事項が存外多いようで、結局、結論は出せない。
 情けない!
 状況に応じて臨機応変に、とだけ述べておく。
 ただ、懸念事項は、上掲の道交法の縛りはどれほどのものか、ということ。こちらは配慮のつもりでも、夜間の(事情に応じての)消灯は、やはり違反は違反なのか。

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コメント

「東京だと、信号待ちの間、ヘッドライトは消す」のは町が明るすぎるからで、消灯しても車が認識できるからです。車の基本はハイビームで走り続けることで、対向車がいるときだけロービームにすると保険屋の言う通りが正しいです。

信号や停車中は対向車がいる場合消すのは、ドイツではエンジンを止めるという行為です。何十秒かの停止の場合はエンジンを止めることが嘗ては頻繁に行われてましたが、最近は長い待ちの交差点はロータリーになってしまったので大都市の繁華街以外は信号待ちは少なくなりました。

日本は兎に角信号が多過ぎます、これが最大の問題で、山間部の突破と合わせて自動車の交通網が発達しない最大の原因かと思います。

投稿: pfaelzerwein | 2013/01/12 07:54

都会では、臨機応変、つまりは考えて点灯、考えて落とします。
富山では考えなくていいのだと思います。

片側4車線くらいあって、
歩行者もバイクも自転車も、バスもタクシーも多い中、
車線変更を繰り返さないと曲がれないような道では、
他人のことを考えないと事故ります。

いま時の、ボンネットが高くて、やたらまぶしいライトの車が落とさないのに、
全高133cmの薄暗いライトの旧ミニが気をつかってもしかたがないので、
僕は落とさないことが多くなりました。
小さい車なので認識されないと困りますし。

お先にどうぞ、の意味や、
横断中の歩行者のためには落としますが。

いずれにせよ、考えて点けたり消したりしている訳で。

投稿: 青梗菜 | 2013/01/12 21:25

pfaelzerweinさん

東京など都会は確かに夜間でも街灯などの施設が充実していて、明るいですね。だから、ヘッドライトを消しても十分、車の存在は際立つ。
ただ、経験からすると、暗いほうが逆に車幅灯だけでも、結構、目立つような気がします。
「車の基本はハイビームで走り続けることで、対向車がいるときだけロービームにすると保険屋の言う」というのは、初耳。
確かに、最近は警察も夜はハイビームの使用を推奨していますね。

ドイツの道路事情、特に日本のように起伏が多いのかどうか、知りたいものです。
東京もでしたが、富山も案外と起伏が多い(川が中心部を流れているから、橋などが大いからかな)。
結果、信号待ちの際、ロービームでも、ハイビームになりがちだなーと実感しています。

日本には信号のある交差点が多い。
これは、車と歩行者(自転車)との分離がしっかりしていないという、道路事情に負うところが多そうです。
道路行政の遅れは、まだまだ歴然ですね。

投稿: やいっち | 2013/01/12 21:37

青梗菜さん

都会と田舎の道路事情、交通事情(マナー)の違いってのは、大きいですね。
都会は、多彩な人々、膨大な交通量ですから、ルールとマナーが重要で、車を運転する人にも、相手を、周囲を思いやる想像力が必要。

富山のような田舎、つまり、大半は地元出身者というような町(その意味で、大阪も大きな田舎ですね)は、身内同士の集まりのようなもので、ある種の甘えの構造が成り立ってしまう。
道を譲っても、お礼も言わない(示さない)奴が(特に女性に)多いのも、田舎なればこそでしょう。
救急車にしても、通行の邪魔にならないよう、路肩などに止めて救急車の通行を見守っても、一切、礼も云わないで過ぎ去っていく。
マナーがなっていないと感じますが(東京の救急車は、必ずお礼を言いますね)、富山じゃそんな救急車のあり方が普通なのです。

田舎のほうが都会より、想像力(思いやりやマナー)が乏しくても通用しますが、しかし、なくてもいいというわけではありません。
実際、富山市の道路も結構、起伏があります。
夜間、信号待ちの車はヘッドライトを消したほうがいいなーという交差点が案外と多いのです。

運転にしても、最後は想像力、これですね。

投稿: やいっち | 2013/01/12 22:08

「起伏が多いのかどうか」 - 自然の起伏はあっても交差点で上下関係になる信号は限られるでしょうね。まぶしいのは整備不良か、なるほど特殊な車の場合か。視認性の点では、イタリアなどの南欧でも、冬は昼から点灯して走らなければ違反になる。

前の記事も改めて拝見。日本語のマナーで疑問なのは、法的な決まり事とそうではない点です。当て逃げは、法的な刑罰事項で、刑事的にも民事的にも定まっているかと思います。先の当て逃げも、ドイツなら二件とも警察が容疑者を呼び出して、場合によっては逮捕になるか、訴追されます。その前に拳銃を構えて自宅訪問となります。要するに、交通法規上の犯罪で、対物の破損の加害は保険屋を含む民事上の訴追事項となります。

しかし、反対に救急車など緊急車両は公共性から法的に優先が決まっているので、譲られるのは当然のことで、譲らない車両には罰則規定があるますね。それでも一言断るのはマナーとしても、最も重要なのは社会生活を円滑に秩序つける立法であることはかわりありませんね。

私が感じる「マナーの問題」はまさにこの点で、刑事民事双方の法制が円滑な社会の運営の基本とはならず、行政の運営の基本となってしまっている社会です。そもそも法制化が洗練されていて、遵法精神が行き渡っていればマナーなど必要ないということでしょう。

関連して、先の自損事故化の件も大きな問題ですね。駐車中の当て逃げなどは届け出ても犯人は見つからないのは普通ですが。

投稿: pfaelzerwein | 2013/01/13 15:59

pfaelzerwein さん

本稿で訴えたかった一番の眼目は、やはり、東京と富山でのマナーのあまりの違いです。
当て逃げは論外ですが(それでも、二度とも女性で、逃げればそれでOKというのは驚きを過ぎて呆れました)、夜の交差点でも、一見して双方のヘッドライトがハイビーム状態になっていると分かる、そんな場所が富山に何か所かあります。
そんな場所を想定してのコラム風発言です。

救急車についても、一般車が止まるのは当然だと分かりますが、安全性を確認して止まって協力しているのですから、「ありがとう」の意思表示はあってもいいのかなと思うのです。
東京の救急車のマナーが当たり前と思っていたので、郷里の富山のマナーの低さにがっかりなのです。

教理のことですから、贔屓目に見たいのに、到底無理なことにがっかり、その気持ちが本稿を書かせたわけです。

投稿: やいっち | 2013/01/14 21:08

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