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2012/01/21

「ももしき」か「ももひき」か(後編)

 小生の乏しい古典の素養からも、「ももしきの」という枕詞があったような、朧な懸念も脳裏にちらついていたのだ。
 ズボン下の「ももしき」と古典の「ももしき」が共に言葉としては正しくて、たまたま表記(発音)が似ている、つまり、似て非なる、ということもあっていいが、しかし、何かすっきりしない。

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← 「神通川 舟橋の図」松浦守美(1824~1886) 株式会社 源 所蔵 「松浦 守美(まつうら もりよし、文政7年(1824年)‐明治29年(1896年))は、江戸時代後期から明治時代にかけての浮世絵師」。「明治19年(1886年)まで富山売薬版画の下絵を描いていた」という。(画像は、「日本一の神通川舟橋」より)

 そこで、今日になってそのあたりのことをネットで調べてみることにした。
 答えはすぐに出た。

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2012/01/20

「ももしき」か「ももひき」か(前編)

 自宅では、相変わらず、ジャック・ケルアック著の『オン・ザ・ロード』(青山南訳 河出文庫)を読み続けている。
 こういった勢いに満ちた小説は、一気呵成に読み倒したいが、そうもいかない雑事ばかりの日常が恨めしい。
 こうした小説は若い頃に出合いたかった。
 小生が若い頃に遭遇した似て非なる小説は、仙台の古書店で発掘したルイ=フェルディナン・セリーヌ の『夜の果てへの旅』だったっけ

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→ 冬の富山には珍しい、晴れの日々が続いている。このまま春になってほしいが…。

 昨日の日記で、ズボン下のことなど(も)話題にした。
 コメントを寄せていただいたりしたが、昨夜、仕事中、ふと不安になった。
 いや、なにかもやもやしたものがあった。

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2012/01/19

悴(かじか)む手(後編)

 四年前に帰郷した折に、石油ファンヒーターを一台、また一台と買い込んだ。
 茶の間と小生の部屋用である(父母の寝室用は以前からある)。
 小生の部屋は相変わらず同じだが、石油ファンヒーターがあるだけで、まるで居心地が違う。

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← 山下守胤『富山城下神通川船橋図(とやまじょうかじんづうがわふなはし)』  (画像は、「博物館だより 第三十号 平成11年6月16日」より) 「富山藩のお抱え絵師で狩野派の絵師として幕末に活躍した」というが、小生は初耳。
 
 それでも、一昨年までは、寝る前にストーブを消していた。
 寝入る(就寝)前は、暖かだった部屋も、やはり一気に冷え込んでしまって、寝床で読書なんて夢の夢だった。
 布団(毛布)から手を出すと、悴んで、頁を捲るなんてできない。

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2012/01/18

悴(かじか)む手(前編)

 以前、「悴(かじか)む」という言葉を巡って、雑文を綴ったことがある
「悴(かじか)む」は季語なので、一応は季語随筆を気取ってみたのだが、書き出してみると、いかにも小生らしく、駄文調の、まさに雑文

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→ 広重『六十余州名所図会 越中 富山船橋』 (画像は、「国立国会図書館のデジタル化資料」より)


 この小文を書き連ねたのは、7年前の1月23日。
 僅か7年の歳月を重ねただけなのに、体(力)の上で随分と違いを感じる。
 体力の衰えは歴然たるものだが、それは動かなければ、そんなには感じない。
 でも、動かなくとも感じさせられるのは、寒さに対する弱さ。

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2012/01/17

「月虹」…冬宵一刻値千金

 過日、テレビのニュース番組で、「月光が水平線上にアーチ…石垣島で「月虹」」(科学 YOMIURI ONLINE(読売新聞))といった映像と情報に接した(このサイトで綺麗な画像も見ることができる)。
 小生は、「月虹」という現象は見たことがない。
 その前に、そんな現象のあること自体、初耳。

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← カスパー・ダーヴィド・フリードリヒ(Caspar David Friedrich)「虹山の風景(Gebirgslandschaft mit Regenbogen)」( 1810) (画像は、「月虹 - Wikipedia」より)

 こんな美しく稀な光景を実際に目の当たりにしたら、さぞ感動ものだろうが、でも、まあ、この目で見たわけでもないし、敢えて小生が日記に載せるまでもない。

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2012/01/16

我がヒートショックハウス(後編)

 さて、小生がヒートショックの危険を感じるのは、まずはトイレ。
 居間(茶の間)などは暖房を使うが、玄関やトイレにはさすがに暖房の暖気は及ばない(何時間か家に滞在していたら、そのうちに、数度は上がるかもしれないが、吐く息が白いことに変わりはない)。

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→ 「スーパー風呂バンス1000」 一昨年の初冬から使い始めた。広告によると、「強力1000Wヒーター搭載のスーパー風呂バンス1000。これまでにないハイパワーで、寒い冬でも水から速やかにお湯を沸かせます」と銘打っているが、十時間の使用では、入浴には足りないぞ!

 茶の間のドアを開ける瞬間、そこは外気であり、零度に近い世界が迫っている。
 吐く息が白い。
 トイレはさっさと済ませようと、時に焦って失敗することもある。
 小はともかく、大ともなると、お尻(下半身)を外気に晒すわけで、何かマゾの気分を味わうようでもある。

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2012/01/15

我がヒートショックハウス(前編)

 年初、まだ御屠蘇気分も抜けきらない6日午後、富山県朝日町の温泉施設で、入浴していた70代の男性2人が溺れて死亡するという事件(事故)があった。
 温泉施設で高齢とはいえ、男性二人が同時に溺れて死亡する。

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← 金子 邦彦【著】『カオスの紡ぐ夢の中で』(ハヤカワ文庫NF―数理を愉しむシリーズ) 本書は文庫本の形での復刊。複雑系研究の第一人者だという同氏の本を読むのは(多分)初めて。人気があった本だというが、ちょっと、数理に疎い素人をあまりに軽く見すぎている気がする。専門家だからこそ、マトリョーシカ風な入れ子の論理を弄ぶのも、一興なのだろうが、どうも、食い足りない。遊びつつ、夢中にさせられ、気がついたらとんでもない世界を垣間見せられていた、といった体験をさせてほしいもの。数式を用いないのは一つの工夫として、フラクタルやカオス理論などは、素晴らしい図像の一つも載せてほしかった。昨日の営業中にあっさり読了してしまった。やはり、理数系の啓蒙書というのは、欧米のものに一日の長があると痛感させられた。

 当初は、出来事は謎めいていて、事件の可能性が当局の関係者を含め、考えざるをえない状況にも思われた。
 一人ならありえても、二人が同時にってのは、ちょっと普通は考えられない。
 

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