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2012/12/25

忙中忙あり

 今日は休みの日。
 前日の営業は、暇だったこともあり、夕方、早退。
 なので、通常の休みの日とは違って、朝から動けた。

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← 長沼 毅 藤崎 慎吾【著】『辺境生物探訪記―生命の本質を求めて』(光文社新書)

 今日のメインの雑事は、まずは車検。
 10年の1月、雪の中での新聞配達のため、スーパーカブでは怖いので、なけなしのお金をはたいて車を買った。
 買ったのは、知人の勧めもあり、パッソ。
 深い雪の中、パッソで岩瀬近辺の街を駆け回ったものだ。

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 あれから、もう間もなく初回の車検となる。
 わずか三年足らずだが、父母が亡くなり、身辺はすっかりさびしくなり様変わりした。

 軽自動車を代車に。
 これは4WD。ダイハツの軽。乗ってみて、なかなかグッド。
 冬の間中、借りたいくらい、気に入った。

 他、読売新聞を解約し、来年から朝日新聞に切り替える手続きを取った。
 読売は、義理で取っていたが、父もいなくなったし、三回忌も済んだので、自分の好みに従うことにする。
 やっと読売と縁が切れて嬉しい!
 会社では北日本新聞を読めるので、ローカルとややグローバル新聞の両輪で行く。

 他、今日は、印刷を頼んでいた年賀葉書を取りに行った。
 葬祭の業者との契約を解除した。
 通販で注文した品物をキャンセル(車検代に充てるため)。

 無論、ゴミ捨て、洗濯、雪掻きも欠かせない。
 さらに、明日の月命日の法要の準備も。

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← ガブリエル・ウォ-カ-著『スノーボール・アース―生命大進化をもたらした全地球凍結』(川上 紳一【監修】 渡会 圭子【訳】 ハヤカワ文庫)

 本書『スノーボール・アース―生命大進化をもたらした全地球凍結』は、「オリヴァー・サックス、リチャード・フォーティ、サイモン・シンから絶賛を浴びた注目のサイエンス・ノンフィクション」とのことだが、実際、紹介される説の興味深さもさることながら、読み物として実に面白い。

 実際、小生は、スノーボールアース説については、テレビで特集番組を組まれたこともあり、かねてよりそれなりに知ってたし、一昨年、田近英一/著の『凍った地球 スノーボールアースと生命進化の物語』を読んで、簡単なメモを綴っている

 本書『スノーボール・アース―生命大進化をもたらした全地球凍結』は、説の紹介もだが、一定の結論に至るプロセス、人間ドラマが面白い。
 …と云いつつ、途中まで読んで、時間切れで図書館に返却。すぐに更新できるかと思ったら、既に先約がいて、次に借りられるのは来年と相成っている。
 がっかり。まさか、バッテングするとは。
 でも、まあ、楽しみが先に待っていると思うことにする。

 代わりに車中で読むにふさわしい、適度に刺激的な本ということで、図書館の書架を物色していたら、長沼 毅/
藤崎 慎吾【著】の『辺境生物探訪記―生命の本質を求めて』が見つかった。
 インタビューというか、二人による掛け合い漫才風な語り合いで、読んで楽しそう。

「南極や北極などの極地、深海底、火山、砂漠、地底、宇宙空間…低温、高温、高圧、乾燥、無酸素、高放射能など、どんな過酷な環境にも生命は存在する!?辺境生物学者で、「科学界のインディ・ジョーンズ」の異名を持つ長沼毅と、『クリスタルサイレンス』『ハイドゥナン』などの小説で辺境を描いてきた藤崎慎吾が、地球の“極限環境”に生きる奇想天外な生物たちを訪ね、生命の謎や本質について語り合った。生物学の最前線がわかり、科学の面白さが堪能できる一冊」とのことだが、実際、二人の語り合いは、一応は作家・藤崎 慎吾の長沼 毅へのインタビュー形式なのだが、突っ込みや掛け合いが息がぴったりで、読んでいて楽しい。
 昨日、月曜日(24日!)は仕事だったのだが、暇で、80頁ほども読めてしまった。
 悲しい喜びである。

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← 田近英一/著『凍った地球 スノーボールアースと生命進化の物語』(新潮選書) 拙稿「スノーボールアース(全球凍結)と生命進化の物語」を参照願いたい。

 自宅では、相変わらず、藤村の『夜明け前』と、ジョン・D. バロー著の『天空のパイ』(林大 訳 みすず書房)を少しずつ。
 バローの著書は、実に深い。
 数学音痴の小生だが、その吾輩に数学の奥行きの深さ複雑さを想い知らさせてくれる。

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コメント

こんばんは。読売新聞なんてとられていたのですか?
毎日新聞という選択肢もありますが?
夕刊はとられてますか?読むところないんですよね。
さて、忙しいことはある意味良いことで、小人閑居して不善をなす、とも言いますし。
振り込め詐欺なんて手口をいろいろ変えて、よく研究するなと思うけど、人の金とる時間があったら、働けよとね。
クリスマス何かやられましたか、僕は一人チキンを。

投稿: oki | 2012/12/25 22:06

okiさん

ようやく読売新聞と縁が切れます。嬉しい限り。
といっても、今月限り、つまり年末までは、読売、来ます。

原子力の平和利用の美名のもとに、原発の安全神話を作り出した、先兵であり、今もって反省の色なし。
正力というA級戦犯が、アメリカの走狗となって読売を作った。その正力は富山出身。

毎日新聞が富山にあるのか分からない。富山では朝日新聞同様、影が薄い。
富山は圧倒的に北日本と読売なので。

朝日新聞も、どうかなと思うけど、読書欄で採り上げる本の好みが割と合う気がする。
読売は、全然、食指の動かない本ばかり紹介されていて、参考にならなかった。

クリスマスは小生には全く無縁。
過去、数十年と同様に、一人きりのクリスマスです。
ただ、今日はいろいろ活動した自分への褒美に、スーパーでお寿司を買いました。
さすがに寿司屋さんに行くのは敷居が高いし。

投稿: やいっち | 2012/12/25 22:23

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