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2012/11/17

賑わいのない街

 昨日、金曜日は久々の晴れだった。
 見渡す限り、雲一つない晴れ渡った空。
 仄聞するところによると、晴れは十二日ぶりだとか。

Sscn1853

→ 昨日16日は、久々の晴れだった。雪を被り始めた立山連峰の雄姿にも再会し、なんだか嬉しくなった。

 翻って今日、土曜日は、朝から雨で、終日、降りつづけた。
 昨日の秋晴れが夢のようだ。
 ただ、寒気が若干、弱まり、ファンヒーターは使わなくても済むのが助かるだけ。

 秋も深まると、晴れの日は少なくなり、北陸特有の鉛色の空の日が続く。
 そんな貴重な晴れの日は、仕事はしたくない。

 そもそも、不況が長引き、いよいよ本格化しそうな今日にあって、晴れの日はいつも以上に仕事が暇になる。
 健康のためか、節約(倹約)のためか、短い距離だとできるだけ歩こうとする。
 それはいいことだが、歩くことを大切にするにとどまればいいが、外出自体を控えるようになっているのは、考え物である(吾輩の営業も沈滞ムードとなる)。

Sscn1854

← 車で富山市街地を、特に東を向いて走ると、巨大な白銀の屏風たる立山連峰に見守られていることを実感する。

 富山に限らず地方都市は、似たり寄ったりの状況だろうが、市民の暮らしぶりは同じようなパターンのようだ。
 朝、出勤し、帰りは定時にみんな一斉に帰宅の途に就く。
 可能な限り、残業は抑えるように指導されているらしい。

 さっさと退社するだけじゃなく、ほとんどどこにも寄り道せず、せいぜいスーパーやコンビニなどでの買い物にとどめ、まっすぐ帰宅と相成る。

 あるいは、夕刻となると、お母さま方は、お子さんの塾の送り迎えに走り回る。
 それとも、駅へお子さんを迎えに急ぐ。
 駅のロータリーを、子供やご主人を迎える車が埋め尽くす。

Sscn1859

→ 駅のロータリーで見かける謎の構築物。

 退社そして帰宅の途に付く時間はほとんど同じ。
 なので、夕方の五時を回ると、ラッシュが始まり、金曜日を除くウイークデーは、六時過ぎ…六時半ごろにはラッシュのピークが過ぎる。
 金曜日はさすがにラッシュの時間帯が幾分、長く続くが、それでも七時過ぎにはピークを過ぎる。
 八時頃には、駅の周辺を除くと、人影は疎らになる。

 断っておくが、富山県の県庁所在地である四十万都市の富山市の駅周辺が閑散となるのだ。
 夜の九時ともなると、それこそ数えるほどの人が折々、行き交うだけ。

Sscn1860

← 透明な煙突…のように見えるが、排気口なのかもしれない。

 景気が悪いこともあるが、昨年の大震災で、家族の絆が見直され、できるだけ家族が共に過ごす時間が長くなる傾向にもある、などとも聞いたことがある。
 いいことなのだろう。
 家族や友人を大切にして悪いはずがない。
 ただ、町が一層、賑わいを失っていく、そんな現実を淋しく感じるだけである。

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コメント

やいっちさん

こんばんは。

駅ロータリーの煙突画像、
ブレードランナーみたいですね(笑)

SFの世界みたい。

鈍く光る緑色の輝きが不思議なのですが、色が変化するのでしょうか。

立山連峰は、すっかり雪景色。
相変わらずとても綺麗、絶景です。


投稿: のえるん | 2012/11/17 20:16

のえるんさん

排気筒の煙突、三本あるってのも不思議ですが、でも、夜見ると、近未来的な光景に見えるって感じたので、つい撮影してみました。

ブレードランナー!
まさしく、その感じです。

煙突は、ステンレスか何かの金属製。
注意深く眺めると、近くのビルの窓の照明の色と符合している。
つまり、近くの照明が映っていることですね、恐らく。
でも、撮影すると、透明な筒に見えるって、画像を眺めて感じました。

立山連峰、いつもながら、素晴らしいです。
ただし、晴天の日に限るってのが残念ですが。
だからこそ、曇天続きの冬、たまに晴れると、立山連峰が拝めて、うれしく感じるわけです。

投稿: やいっち | 2012/11/17 21:52

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