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2012/11/30

終日の雨なので読書拾遺

 今日は、日中はずっと粉糠雨のように細かな、雪になりそうな氷雨。
 終日、雨雲で薄暗い。

 外仕事もできず、普段より読書に時間を割くことができた。
 お蔭で、2冊読了し、一冊は手を付け、一冊は(たぶん)今夜半過ぎから読むことになりそう。

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← ロベルト・ボラーニョ著『2666』(野谷 文昭、内田 兆史、久野 量一 訳 白水社) 題名…村上春樹の『1Q84』の向こうを張ったわけではない!

 出版社は、「小説のあらゆる可能性を極め、途方もない野心と圧倒的なスケールで描く、戦慄の黙示録的世界。現代ラテンアメリカ文学を代表する鬼才が遺した、記念碑的大巨篇!」などと謳っている。
 小生には全く未知の作家。図書館の新刊コーナーにデーンと置いてあって、なぜか目がそこに釘付けに。

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2012/11/29

ヒヨドリの飛来?

 水曜日は富山には珍しい晴れの日だった。
 晴れの日は外での用事にあくせくする日でもある。
 それでも、食事は家の中で。

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 好きな牛丼を食べ、お茶で一服していて、ふと、茶の間の出窓から動くものの気配が。
 小鳥! シャッターチャンス!

 見ると、二羽いる。
 番(つがい)なのだろうか?

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2012/11/28

晴れの日は忙しい…涙もポロリ

 富山には珍しい貴重な晴れの日。
 となると、外出に外仕事にと、忙しくなる。

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 使っているタブレット端末、タッチパッドの(たぶん、)パネルが故障…破損し、修理へ。
 店に持ち込んでみて初めて気が付いたのだが、パネルのガラス面が割れていた。
 過日、机から落とした際に、割れてしまったらしい。

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2012/11/27

外出したいのは山々なのだが

 日曜日、月曜日と連休だった。
 といっても、日曜日は夜勤明けのようなもので、帰宅は未明の四時ごろ。
 実質的に、普通の人の土曜日は半ドン、といった感じかもしれない。

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← つい先日、その名が正しくは満天星躑躅(どうだんつつじ)と判明した庭木。雨の中でも、発色がいい。満天星躑躅の生け垣が夢なのだが、今となっては、手が付けられない。

 日曜日は珍しく晴れ。立山連峰がくっきり見えた。
 新しくできたホームセンターへ視察も兼ね、買い物へ。
 間仕切りも兼ねたカーテン(とカーテンレール)、断熱パット、庭の敷石、砂利、除草剤などなどを買ってきた。

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2012/11/26

四面体の呪縛

 ある雨の日だった。
 霙(みぞれ)になっても不思議じゃない、冷たい雨。
 傘を持つ手が悴(かじか)む。
 傘をたたく雨の音は、まるで心を穿(うが)つようだ。

 いくら晩秋で雨天だとはいえ、夕暮れ時には間があるというのに、辺りは薄暗い。
 知らない町を歩いている。誰かを訪ねるために。
 目印となる郵便ポストを見逃してしまったのかもしれない。
 このままだと、人里を離れてしまいそうだ。
 戻るべきか、それとも、もう少し歩いて、様子を見てみるか。


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2012/11/25

藤村『夜明け前』を読む(2)

 家の内外共に何やらせわしない。
 会社では組合のトラブル、家では近所付き合い、そして家事。
 組合の件は、真相が掴めないので、ここではうんざりしているという気持ちだけ、メモしておく。

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 会社もだが、近所付き合いも大事で…といっても、できる限り逃げ回っているのだが、それでも生来のお人好しが祟ってか、全く付き合わないわけにはいかない。
 ありがたいことも、多々あるし、一人で何でもできるような人間でもないのだ。

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2012/11/24

ララバイをアザミ嬢に

 ケヤキ並木の道を歩く。
 富山市のシンボルの木々たち。

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 イチョウ並木の道をゆく。
 黄色の絨緞を踏みしめながら、銀杏を拾いながら。

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2012/11/23

藤村『夜明け前』冒頭に「安政東海地震」が

 今日、雨の中、哲学者・高橋哲哉氏の後援会へ行ってきた。
 出不精の小生だが、恩ある方に誘われたし、同氏には以前より関心があり、著書も少なくとも一冊は買って読んだことがあり、肉声をきくのもいいと思い、でかけてきた。

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→ 「安政の大地震絵図。江戸地震の惨禍」 (画像は、「安政の大地震 - Wikipedia」より)

 同氏は、富山の有志の方が呼ばれることもあって、年に何回か来富しており、今年も二回目だとか。
 後援会については、後日、時間が取れたらメモしておきたいと思う。
 さて小生、島崎藤村著の『夜明け前』を読み始めている。

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2012/11/22

読書日記ならいいのだが

 仕事のほうは相変わらず不況もあって不調だが、家にあっては雑用が多く、多忙である。
 庭仕事もすべきことが多々あるし、家の中も寒さ対策にとどまらず、あれこれ不備がある。

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←  G・ガルシア=マルケス/著『予告された殺人の記録/十二の遍歴の物語』(木村榮一/訳  新潮社)

 家の補修、たとえば台所や洗面所などの水道の蛇口の栓が緩んでいて、水がポタポタ垂れること。
 どんなに固く蛇口を絞っても、すぐに水がポタポタと。
 栓を交換しないとダメなのだろうが、自分ではやり方が分からない。
 そのうち、調べようと思いつつ、半年以上を経過してしまった。

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2012/11/21

ずっと勘違いしてました

 一昨日、ようやく自宅のボイラーを修理(器具を交換)した。
 早速、その日の夕方、食事前にシャワーを使う。

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→ 近所のお屋敷の庭。塀越しの木々の紅葉が素晴らしい。眼福になる。我が家の庭とは大違い

 我が家の風呂場に熱い湯のシャワーが出たのは3年ぶりだろうか。
 父母が亡くなった年には、ボイラーが不調になっていて、銭湯通いを強いられていたのだ。
 これからは、銭湯は温泉へでも出かけるつもりの楽しみの場(機会)となるわけだ。

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2012/11/19

むすんで ひらいて余聞

     「むすんでひらいて」(作詞不詳・ルソー作曲/文部省唱歌)
 

   むすんで ひらいて
   手を うって むすんで
   また ひらいて
   手を うって
   その手を うえに(したに)
   むすんで ひらいて
   手を うって むすんで

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2012/11/18

雨の夜に満月

 過日、不思議な気象に遭遇した。
 天気雨ならぬ雨満月である。
 天気雨というのは、「晴天にもかかわらず雨が降っている状態を指す」言葉であり、必ずしも、珍しくはないだろう。

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 また、三日ほど前、虹を見た。雨模様のぐずついた天気の一日だったが、束の間の晴れ間に、北の空に虹を見たのだ。
 でも、虹にしても、珍しくはないだろう。
 頻繁に出会うわけでもないけれど、何か嬉しくなる。夢それともファンタジーの感を覚えるからだろうか。

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2012/11/17

賑わいのない街

 昨日、金曜日は久々の晴れだった。
 見渡す限り、雲一つない晴れ渡った空。
 仄聞するところによると、晴れは十二日ぶりだとか。

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→ 昨日16日は、久々の晴れだった。雪を被り始めた立山連峰の雄姿にも再会し、なんだか嬉しくなった。

 翻って今日、土曜日は、朝から雨で、終日、降りつづけた。
 昨日の秋晴れが夢のようだ。
 ただ、寒気が若干、弱まり、ファンヒーターは使わなくても済むのが助かるだけ。

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2012/11/16

『眠れる美女の飛行』の周辺

 この数日、特に木曜日になって、急激に寒くなった。
 富山は日中の最高気温が10℃に届かなかった。
 9月17日に、富山における今夏の最高気温を記録したのが、夢のようだ。

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← 吾輩の心象風景のような光景。

 でも、その日から2か月さえ経っていない。
 木曜日にはとうとう灯油ストーブを使い始めてしまった。

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2012/11/15

シャワーを求めてジタバタと

 我が家の風呂は、遠い昔はともかく、四半世紀ほど前にボイラー(灯油)を使うようになった。
 ある日、帰省したら、風呂が立派になっていて、びっくりしたものだ。
 そういえば、同じころ、トイレも立派になり、水洗は当然だが、ウォシュレットなどが設置されていて、あまりの快感にこのままトイレに入りっぱなしになるんじゃないかと心配したものだ(← ウソ)!

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→ 今年は、青蜜柑じゃなく、黄色く色づきそうな予感のミカンである。

 実際、、ウォシュレットの噴き出す水の勢いを最大にすると、生温かな水が菊の門の穴の中に注入されそうな気にさえなる。
 もしかして、ウォシュレットのお蔭で、人間の感覚の世界、性の悦びの世界において、まったく異次元の、淫靡なる喜悦のステージに開眼した人も少なからずいるのでは、なんて思ったりして(← これも、冗談)!

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2012/11/14

報恩講へ行ってきた

 過日、近所のお寺で催された「報恩講」へ行ってきた。
 住職には前々から参加を勧められていたのだが、今一つ、腰が重い。

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← 冬対策(というより隙間風対策か)で、玄関口と廊下(フロアー)の間に断熱カーテンを設置。風を通さないように!

 実際的には、労働時間(拘束時間)がやたらと長い、しかも実入りの少ない仕事ゆえ、在宅の時間、自由になる時間が極端に少ない。
 一旦、報恩講へ行ったなら、世話役になる可能性もあるし、そうでなくとも、数時間はお寺に居ることになる(夜と翌日の昼にも行われるのだが、隔勤の小生には、両方出るのはもとから無理)。

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2012/11/13

川端とマルケス それとも日本と哥倫比亜?(下)

 先週末、土日が久々の連休だったので、いろいろ家の中のことをした。
 築六十年近い木造家屋なので(昔風な農家っぽい作り)、隙間風がすごい。
 廊下など、強風が吹き荒れると、埃はともかく、枯れ葉が舞い込んでくる。

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→ 玄関側の庭から裏手のほうへの、砂利の小道。そこに敷石を幾つか敷いて、ちょっと風情を期待してみる。まあ、実際には、雨の日、移動の際、足元が濡れないよう、苦肉の策を施したわけである。

 なので、目張りやら断熱シートやら、断熱シートに裏張りされたカーテンなどを、家の中に張り巡らした。
 まだ、肝心の廊下への対策が手つかずだが、暖房費を少しでも節約したくて、寒さを防ぎたくて、悪足掻きしているわけである。

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2012/11/12

川端とマルケス それとも日本と哥倫比亜?(上)

 家事があれこれあって、たださえ読むのが遅い小生、なかなか読書が進まない。
 それでも、G・ガルシア=マルケス著の『わが悲しき娼婦たちの思い出』を読了した。

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←  G・ガルシア=マルケス/著『予告された殺人の記録/十二の遍歴の物語』(木村榮一/訳  新潮社)

 再読である。図書館から借り出して読んだことがあるが、マルケスの本は蔵書にしたくて、敢えて購入し、読んだのである。
 木曜日、明日は仕事、というのに、早く眠りに就き過ぎたこともあり、その翌朝…にもならない未明に目覚め、残り数十頁を一気に読んだ。

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2012/11/11

ブリ起こしの冬も近い

 過日の昼過ぎ、物凄い雷を聞いた。
 稲光も凄まじく、昼間だったのに、一瞬、酷いほどに明るくなった。
 火花さえ、散ったように見えた。
 間違いなく、近くに落ちた!

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 富山駅近くの交差点で信号待ちしていたので、腕時計で時間を確かめた。
 一時二十分。

 しばらくして、ある人に何本か特急も止まっているらしい、などと聞いた。
 あの物凄い雷のせいなのか…

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2012/11/10

冬になっても青蜜柑

 朝晩どころか、日中さえ寒さを覚える。
 秋もいよいよ深まってきた。
 寒暖の差、気象の変化の激しさのせいなのか、今年は亡くなられる方が多いような気がする。

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← 葉っぱの陰に隠れるように、ミカンの実が幾つも生っている。青蜜柑なのか。

 それでなくとも、体調を壊された方も多いようだ。

 体調の維持が難しい。そんなに年老いたはずではないが、それでも年々、冬を迎えるのが憂鬱だし、冬を乗り切る自信が薄らいできた。
 先のことなど考えず、とにかく日々を乗り切るだけ、やり過ごすだけだったりする。
 

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2012/11/09

太閤山という地名

 仕事柄、車で富山市のみならず、富山県内各地をうろうろすることがある。
 ほとんど、通過するだけなのだが、それでも気になる風景や地名に遭遇することが結構、ある。
 その中の一つに、「太閤山」がある。

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 過日、車中の雑談の中で、「太閤山」と太閤(秀吉)と関係があるのか…という話題が出た。
 きっとあるのだろうが、この地名(地域)があることを知った当初から気になりつつも、生来の怠惰が災いして、情けなくも、つい先日まで調べるのを怠ってきた。

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2012/11/08

誕生日に寄せて

[以下の小文は、敬愛するある方の誕生日に寄せて(その方の身になったつもりで?)昔、書いたもの。実際には、その方への叶わぬ、ただ淋しいだけの思いを綴っているような。つい先日、その方の誕生日だったので、ここに再掲する。]

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誕生日に寄せて
               (前略

 今日は特別な日なのだ。何しろ、私が生まれた日なのだから。
 が、今日という一日は、私の感懐とは関係なく、いつものように淡々と、あるいは慌しく過ぎていく。それは、世界中の無数の人々が、私とは関係なく、私を欠片さえも意識することなく、私の傍を、いや私からずっと遠い世界を通り過ぎていくようなものだ。

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2012/11/07

東京ラーメンショー売り上げ杯数 富山県勢 4年連続1位

 昨日、地元の新聞である北日本新聞(朝刊)を読んでいたら、以下のような記事が:
東京ラーメンショー売り上げ杯数 県勢 4年連続1位(北陸発北陸中日新聞から(CHUNICHI Web))
 ここで、県勢とあるのは、富山県のことである!

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→ 東京ラーメンショーで売り出された「富山シロエビらーめん」(麺遊会提供) (画像は、「東京ラーメンショー売り上げ杯数 県勢 4年連続1位(北陸発北陸中日新聞から(CHUNICHI Web))」より)

「全国各地のラーメンがそろう「東京ラーメンショー2012」(十月二十六日~十一月四日)で、富山県内九つのラーメン店でつくる富山麺遊(めんゆう)会が、参加四十店の中で売り上げ杯数一位を記録した」というのだ。
 富山県は、隠れた(?)ラーメン県なのである!

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2012/11/06

晴耕雨読の真似事など

 昨日以来の雨模様の天気。
 雨の合間に、先日断ち切った樹木の巨大な幹を細分化する作業に取り掛かった。
 巨大な幹のままでは、燃えるごみにだすこともできない。
 が、すぐに雨が降り始め、中へ。そして読書。
 
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→  G・ガルシア=マルケス/著『わが悲しき娼婦たちの思い出』(木村榮一/訳  新潮社)

 B・マンデルブロ=著の『フラクタル幾何学 下』を読了。数式などはほとんど分からなかったが、妙に楽しんでしまった。
 そして、仮眠後に、G・ガルシア=マルケス/著の『わが悲しき娼婦たちの思い出』を読み始めた。

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2012/11/05

飛行機雲幻想

 夕焼けを観たくて、慌てて家を飛び出した。
 絶好のスポットで観るため、自転車を駆って。

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 のはずだったけど、折悪しく、雑用が重なる。
 夕焼けの茜色が段々、薄れていくのが窓辺の様子でも分かる。
 逸る気持ちと裏腹に、世事は俺を離さない。

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2012/11/04

銭湯探し余談…今日は馴染みの銭湯へ

 一昨日、寒い寒い金曜日、暮れなずむ空の下、銭湯に翻弄され、最後はハッピーエンドに終わった顛末を書いた。
 我が家御用達の銭湯は、金曜日が定休日。
 その金曜日には、他の日が定休日である、やや離れた銭湯へ行く。

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→ 本文中の挿入画像については、拙稿「銭湯へ!」を参照のこと。

 その(申し訳なくも)穴埋めのための銭湯が、行ってみたら10月29日限りで…などと張り紙がしてあった。
 全く予期せざる事態に(後から振り返ってみると、前兆らしいものはあったのだが)、パニックになり、入浴はあきらめるべきか否か、一瞬は迷ったが、頭の痒さと寒さに、どうにも入浴(洗髪)願望(衝動に近い)止みがたく、過日の客人との雑談の曖昧な記憶を頼りに、自転車を駆って銭湯探しへ。

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2012/11/03

また一つ銭湯の灯(火)が消えた

 小生は、贔屓にしている銭湯がある。
 そこには嘗て、サウナがあったし(今年早々に休止となった)、何より近所なので、内風呂のなかった昔から、馴染みだったこともある。

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→ 朝、カーテンを開けると、そぼ降る雨……の先に、異な光景が。見慣れない鳥が、断ち切った枝の先に止まっていた。図体はハトほどで、綺麗な色合いの綺麗な鳥。デジカメで撮影する気配を感じたのか、飛び去って行った。(この鳥、「オナガ」だそうです。J次郎2(JJ2) さんに教えていただきました!(11/05 追記))

 いや、石臼を刳り貫いたような、変てこな内風呂があった頃も、利用させてもらっていた…ような。 やがて、我が家にも立派なボイラー式の風呂ができて、やや縁遠くなった。
 尤も、小生はボイラーの風呂ができたころには、富山を離れていたが。

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2012/11/02

夜明けは来そうにない

 自宅では、B・マンデルブロ=著の『フラクタル幾何学 下』(広中平祐=監訳 ちくま学芸文庫)を読んでいるところ。
 奇しくもと云っていいのか、車中では、一昨日から、イアン・スチュアート著の『現代数学の考え方』 (芹沢 正三 著 ちくま学芸文庫)を読み始めることになった。

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→ 庭先の秋明菊(シュウメイギク)が愛らしい。ホトトギス草共々、我が家の庭を彩ってくれている。

 いずれも数学の本。違う分野、できれば全く異質な分野の本を並行して読むように心がけているのだが、成行き上、こうなった。

 出版社のうたい文句によると、「現代数学は怖くない! 「集合」「関数」「確率」などの基本概念をイメージ豊かに解説。直観で現代数学の全体を見渡せる入門書。図版多数」という。

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2012/11/01

枯れ葉の行方を追う

 乾いた枯れ葉はカサコソと、森の木立に何事かを囁く。
 朽ち湿った葉っぱは、森の影に怯え口ごもる。
 踏まれた葉っぱの下から虫けらが飛び出してくる。
 黄色い匂いとベージュ色のクリームを撒き散らしながら。

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 靴底に粘り付いた粘液を葉っぱで削るように拭う。
 すると、さっきの虫けらの仲間が朽ち葉の下から這い出してきた。
 …いや、這い出たんじゃない、先ほどの虫けらの下半身が葉っぱから食み出しただけなのだ。
 求めていたものは、これか?

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