仕事が暇ゆえの余裕
台風一過というには、富山は影響はあったものの、大過なく過ぎ去った。
テレビやラジオの報道には関心を払っていたものの、肩透かしを食らったような感じ。
← 岡本 綺堂【著】『もっと、「半七」!―半七捕物帳傑作選〈2〉』(北村 薫 宮部 みゆき【編】 ちくま文庫)
建物や人的被害はなかったものの、交通機関は大きな影響を被った。
台風は遠くにあるのに、鉄道も飛行機も早々と運行をストップ。
一方、ライトレールのようなローカル線は、(おそらくは)ダイヤ通りの運行。
雨は一時、ひどかったし、風もやや強めになった頃もあったが、これでは運行がストップするはずもない。
日曜日は営業の日だった。風雨が営業に影響することもあるが、実際、雨だからこそ乗ってくれたという客もあったし、普段なら乗らないけど、今日は余儀なく利用することになった、という方の愚痴も。
← ガブリエル・ガルシア=マルケス〈Garc´ia M´arquez,Gabriel〉【著】『迷宮の将軍』(木村 榮一【訳】 新潮社 )
夜半が近づくと人影はぱったり。
マスコミの報道もあって、人々は早々と帰路に就いたようだ。
繁華街も、普段の日曜日以上に閑散としている。
小生も、残業は一切、せず、定時で帰路に。
お蔭で、帰宅してから早めに就寝し、過日より読み進めていた、ベッドでガブリエル・ガルシア=マルケス著の『迷宮の将軍』(木村 榮一【訳】 新潮社 )を、ついで、岡本 綺堂著の『もっと、「半七」!―半七捕物帳傑作選〈2〉』(北村 薫 宮部 みゆき【編】 ちくま文庫)を、相次いで読了。
どちらも日にちを費やして、じっくり堪能してきた。
綺堂も読み続けるが、ガブリエル・ガルシア=マルケスのほうも、新潮社のガルシア=マルケス全小説は残すところ、あと二冊となった(『百年の孤独』など、何冊かは二度、読んだ)。
定時で仕事を切り上げると、普段より二時間は余裕が生まれる。
仕事が暇なゆえの余裕とは、皮肉なものである。
これが皮肉でなくなるには、定時の時間帯の営業が充実すればいいわけだが、実現が叶うことは絶望的である。
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コメント
日曜日、東京でも早めに帰宅した人が多かったですね。
去年の台風直撃で、交通網麻痺しちゃいましたからね。で、道路は動かない。
タクシーというのも便利なようで、渋滞に巻き込まれるとどうしようもないですからね、運転士が裏道知っていれば、別ですが。
夜中の一時にはあがりましたね。新聞配達はホッとしたでしょう。弥一さんも新聞配達経験者だから。
しかし新聞配達も雑用があり大変ですね。
僕みたいな、銀行引き落としは電話で、美術館招待券請求するから、そういうのにも対応しないといけないし。
投稿: oki | 2012/10/02 22:39
okiさん
富山は、鉄道や航空などのダイヤはともかく、日常生活にはあまり影響はありませんでした。
それより、台風が来る、風雨が強いという宣伝のせいか、夜には人影がばったり。
新聞配達していたら、大変だったろうなー。
いま、思い出してもつらい!
実際、雑用が多かったです。
しかも、雑用でどれほど時間が奪われようと、サービス残業扱い。
ばかみたいでした。
それでやめたようなもの。特に朝日は地方ではバイトはしないほうがいいと肝に銘じています。
投稿: やいっち | 2012/10/04 20:59