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2012/09/25

我が家の庭も秋模様

 この一週間の間に季節は一気に秋めいてきた。
 半そでだと肌寒い。

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→ つい先日、庭の様子を見て回っていたら、裏庭にタンポポの綿毛のような、白い綿(種?)を見かけた。風のある日で、綿毛がふわふわ揺れて、次々と吹き千切られていく。まさか今頃、タンポポじゃなかろうし、正体は何なのか。それとも…まさか…ホントに…タンポポ?

 庭を見て回っても、先日までは雑草にばかり目が行ったが、今は落ち葉であり、季節の花である。
 夕餉にも味噌汁が不可欠に。

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← 「紫つゆ草」 五月のいつからだったか、ずっと花が咲き続けている。多くは涸れてしまったし、一部は毟り取ったのだけど、それでも、庭のほうぼうに顔を覗かせている。ドクダミもだけど、紫つゆ草もどんどん増殖していく。それでもあまり嫌われないのは、不快な匂いがしないからか、それとも可憐なネーミングのゆえなのか。

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→ おそらくは、萩の花びら。我が家の庭の隅っこに育っている萩は、六月末頃から花を咲かせ始めていた。以来、ずっと開花状態を続けている。我が家の色気のない庭にあって、今は紫つゆ草と萩だけが彩(いろどり)となっている。秋の七草の一つだという萩。と、過日より、夾竹桃が純白の花を咲かせているのを思い出した。

 萩の花は、「分布は種類にもよるが、日本のほぼ全域。古くから日本人に親しまれ、『万葉集』で最もよく詠まれる花でもある」という。
 不思議に、それともその花の形や散り様からか、悲しい句に詠まれることが多い…きがする。

白露もこぼさぬ萩のうねり哉    芭蕉

ほろほろと石にこぼれぬ萩の露   子規

萩散りぬ祭も過ぬ立仏   一茶

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← 萩の全体像。先月、汗だくになって敷き詰めた防草シートの上にも萩の花びらが次々と落ちてやまない。でも、しな垂れる茎に途切れることなく新たな花が咲く。とめどなく遣る瀬無い心のようだ。

とめどなく溢れて散りぬ萩の花   弥一

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