« 思い出の浜へ | トップページ | 夜のドライブ »

2012/09/21

秋が来れば冬はすぐだ

 この数日、折々、雨が降るようになってきた。
 最初の頃の雨は、日中の空に入道雲を思わせる、真っ白な雲がモクモク立ち上っていたし、最高気温が三十度台の半ばだったりして、夏の雨を感じさせていた。
 それが、今日の雨は、はっきり秋を感じさせる雨だ。

Sscn0495

 何が故に秋の雨だと感じてしまうのか、定かではない。
 少なくとも、小生には説明できない。
 何か物悲しいというか、どこか淋しいのである。
 あるいは、単純に日中でも最高気温が30度に届かないから、なのかもしれない。

秋雨 - Wikipedia」によると、「夏から秋に季節が移り変わる際、真夏の間本州一帯に猛暑をもたらした太平洋高気圧が南へ退き、大陸の冷たい高気圧が日本海や北日本方面に張り出す。この性質の違う2つの空気がぶつかる所は大気の状態が不安定になり、秋雨前線が発生する。梅雨前線と同じく、前線を挟んで夏の空気と秋の空気とが押し合いをしているため、前線は日本上空を南下したり北上したりする、こうして長雨が続く」とか。

 確かに不順な天候である。
 一日の中でも天気の変化が激しい。
 夏場、ずっと猛暑の日が続いた。
 雨の日が少なくて、雨を待望する毎日だった。

Sscn0497

 それが、ひとたび雨が降ると、ほんの一瞬は嬉しくもあるのだが、いざ外出となると、自転車が使えない、車の乗り降りだけでも、濡れてしまう、などと億劫になったり憂鬱になったり。
 勝手なものである。

 気温が30度を下回るというと、いろんな場面で気分が変わってくる。
 夏の間、ずっとハーフパンツだったのが、外出の際、ズボンを穿いて出ようと思い立った。
 家の中では、上はTシャツオンリーだったのが、半そでだけどポロシャツをかぶるようになった。
 冷たいものをこれでもか、とばかりに飲んでいたのが、量も種類もずっと減った。

 何より、夕食の際、久しぶりに味噌汁を作ろうと思った。
 家の中でガスなどで調理すると、熱が籠り、暑苦しい。
 なので、夏の初めからご飯は炊かなくなった。
 味噌汁も作らなければ、暑いお茶も飲まない。
 
 それが、今夕は、味噌汁だし、暑いお茶を御膳に添える。

Sscn0499

 余談だが、仕事柄、車中でお客さんとお喋りをすることがある。
 その中で、地球温暖化だとかで、猛暑もそのせいかもしれない、でも、不思議なのは、だったら冬も暖冬というか、平年より暖かくなって、雪だって減らなきゃ変だ。夏は暑いは、冬は寒いは、なんて理屈が通らない。これじゃ、踏んだり蹴ったりだ、云々。
 
 秋雨が降るようになり、気温もぐっと下がり始め、冬にはやはり雪がたっぷり降るんだろう…。
 なんて、爽やかな秋、紅葉の秋を通り越し、もう、冬(雪)の心配をしている。
 やはり、年のせいなのか…

|

« 思い出の浜へ | トップページ | 夜のドライブ »

写真日記」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 秋が来れば冬はすぐだ:

« 思い出の浜へ | トップページ | 夜のドライブ »