ユニバーサルタクシー
実際、乗ってみると、車高が高いこともあって、座り心地がいいし、視界も良好である!
小生は経験していないが、 無論、車椅子のままでも乗車できる。
導入当初は、実際に運転するドライバーにも戸惑いがあったようだ。
まず、外見からしてタクシーに見えない。
世間的に認知されるようになれば、解決されるのだろうが、それまでは運転手の苦戦が続くかもしれない。
ユニバーサルデザインタクシーとあるように、バリアフリータクシーなのである。
が、いわゆる福祉タクシーとは趣旨が違う。
あくまでバリアフリー化された小型タクシーなのだ。
よって、車椅子のお客さんだろうと、そうでなかろうと、料金は小型タクシーと同じ。
乗りやすく、座り心地のいい、視界も良好なタクシーに乗りたいと思われたなら、無線配車(電話)で気軽に呼べるわけである。
関連する記事を紹介しておく:
「 Car Watch 国土交通省、ユニバーサルデザインタクシー試作車の発表会 」国土交通省自動車交通局はバス・タクシー事業者、自動車メーカー、障害者・高 齢者団体、学識者団体等と連携し、同省が推進している「地域のニーズに応じたバ ス・タクシーに係わるバリアフリー車両の開発」事業を進めている。しかし、バス やタクシー車両は市場の規模が小さいため、市場原理に委ねるだけではバリアフ リーに対応する開発に遅れが出てしまうと言う。
そこで、地域、輸送形態に応じて高齢者、障害者等のニーズを調査するととも に、車両開発にかかる技術的課題やコスト等を踏まえ、普及しやすいように低コス トでバリアフリー化されたバス・タクシー車両の開発・改良および仕様の標準化を 目指した。
その結果、事前に予約を必要としない「流し」として運行される車両であること を前提に、足腰の弱っているご老人や、妊娠中の女性、子供などを含め、利用者に 優しいタクシーである「ユニバーサルデザインタクシー」が開発された。
今回展示されたユニバーサルデザインタクシーの正 式名称は「NV200バネット タクシー」。車両の紹介 は、日産自動車 執行役員 グローバル LCV ビジネスユ ニット 村上秀人氏から行われた。
同氏によると、「NV200バネット タクシーは、国土 交通省が推進している『地域のニーズに応じたバス・ タクシーに係わるバリアフリー車両の開発』事業に基 づいて日産が考えるタクシーとして試作したもの。ボ ディーに貼られるロゴマークは、ハートとシート(座席)をモチーフにし、ハート は一筆書きで描き、皆が手を取り合って安心して使えるように、シートは安心とや すらぎを感じて欲しいという願いを込めてデザインした」と言う。
最初は、好奇心からでも試してみるのも面白いかもしれない。
バリアフリータクシー化された新型タクシーは、近い将来のスタンダードとなるに違いない。
但し、課題もある。
普通のタクシーに比べ値段が高いこと。
認知度が低いのはともかく、車両の価格の高さに、導入をためらう経営者もいるだろう。
利用された方が、好印象を抱かれたなら、リピートの利用、あるいは、クチコミでの宣伝も嬉しいもの。
利用者の増加が、経営者の導入に向けての敷居を下げさせることだろう。
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