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2012/06/01

百鬼夜行:クラクションが発端でし た事件

 もう、数年前のこと。
 東京にて12年あまり、タクシードライバーだった小生のほぼ最後の頃のこと。

 場所は早朝の環七。 小生は帰庫(営業を終え、会社に戻ること)しようと片側二車線の外側(歩道 側)を会社に向かって走っていた。

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→ この写真については、「 百鬼夜行:クラクションが発端でした事件」( 2007/11/21 )を参照のこと

 あと数分で会社という時、小生の運転する車の前に暴走族風のガキがバイクで車 線を跨るように蛇行運転していて、成り行き上、仕方なく小生もその直後を付いて走ることに。

 後続の車が渋滞。

 その集団へ、追い越し車線(真ん中の分離帯に近いほうの車線)を走ってきた茶色の ジャガーに乗った奴が、クラクションを鳴らし、渋滞していた真ん中側の車線の 車をどかせ、さらにそのバイク野郎をも蹴散らして、走り去った。

 暴走族のガキ、バカだからか、何をどう勘違いしたのか、クラクションを鳴 らしたのは直後に居た小生の車(タクシー)だと思 い込んだ。

 普通、渋滞する車やバイクを蹴散らし 走り去っていったジャガーに目を付け るだろう!

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 でもバイク野郎は、小生の乗る法人タクシーの安っぽいクラクションの音と、高 級車だろうジャガーのクラクションの音とも区別できない奴。
 そもそも、クラクションはバイクの斜め後ろで鳴らされたんだし。 小生はバイ ク野郎の真後ろだった。
 音の聞こえてくる確度からでも、音源の位置、少なくとも音の出所の方向は分か ろうというもの。


 でも、そいつは、そんなことも分から ん奴。

 小生を睨みつけ、バイクを道の真ん中 に止め、小生の乗るタクシーの車種や 会社名、ナンバープレートの番号(の いずれか)をメモ(か記憶)してい る。

 その場は、奴は走り去った。
 が……。

 翌日(正確には次の営業の日、同じ時間帯)、そいつやそいつの仲間らしき連中 が、小生の車の前をノロノロ運転。

 その前に、奴の仲間らしい若い男が会社の事務所の車庫への入口付近にも来て、 こっちの様子を伺ったりしていた。小生は案の定だと思った。

 そんな嫌がらせ行為に悩まされる日々が一週間ほど続いたか(その間の営業は3 回ほどだったと思う)。

 何日かして、ようやく変な、脅しめいた(脅しそのものか)挙動は収まった。

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→ 萩か。

 ちなみに、小生も、用心のため、奴のバイクのナンバーは控えておいた。 メモ用紙(日報ではなく、小生が営業中にメモなどする時のため常に用意してあ る用紙)に番号などの情報をメモしておいた。 さらに、小生が15歳の頃から続けている手書きの日記にもナンバーなどをメ モ。

 奴が少しでも実力行使を図ったら、警察や会社に通報するつもりでいた。

 ただ、奴らが本当に実力行使を図り、集団暴行など加えられたら、重傷でも命が あればいいが、何も伝えられないという可能性だってありえる。 まかり間違えたら、冒頭の事件での被害者だって意識不明乃至は死に至っていた 可能性だってありえるわけで、自分が何か異常事態になったら、通報どころでは なくなる。

 だからこそ、証拠物件として誰が首謀者、あるいは犯行の関係者かを分かるよう にという用心(手掛かり)の意味も込めて日記そのほかにメモし机の上の目立つ ところに置いておいたわけである。

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← やや成長の早いアサガオのため、ツルの棚を設置。

 自分がクラクションを鳴らしていないのに、近くにいたというだけで、碌でもな い連中に絡まれたりする。

 街中には何があるか、分からん! (2007年11月19日夕方記)


百鬼夜行:クラクションが発端でした事件」( 2007/11/21 )


[この事件には実はとんでもない後日談があった。愚かにも、今にして気付いたことだが、このチンピラどもの嫌がらせは、本文に記したような、ちまちましたものには留まらなかったのだ。奴らの執拗さは、こんなもので終わるはずがなかったのだ。(2012/6/1)]

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コメント

僕は渋谷の事件を思いだしました。
ぶつかって頭にきて、ナイフで刺した事件。
世の中どうしようもないのがいるんですよ。
その場の怒りが人生台無しにしちゃうんですから。
うちの方も道が狭いから、クラクションがよく鳴ります。
環七へ通じる道なので一方通行に出来ないみたいで。
まあ短気は損気ということで。
もう6月ですね。そろそろ梅雨入りかな。

投稿: oki | 2012/06/01 22:03

okiさん

世の中、変な奴が、いろいろいます。
昨日の営業でも、酔漢に難儀させられました。
ろくに行き先も言わない、住所も言わない、最後には寝込む。しかも、朦朧状態をいいことに、カネを払わないで降りていく。
ヨロヨロ歩いて、路上や原っぱで寝転ぶ。

苦労の果てに、家を探し出し、客の父親に出てきてもらって、お金の支払い、そして、お客の引き取りを。

30分はロスしました。
折角の忙しい土曜の夜だったのに、どれほど貴重な営収を逃したことやら。

よほど、交番へ連れて行こうかと思いましたよ。


日中は暖かいけど、朝晩は低温ですね。
小生は風邪を引いてしまいました。
そろそろ蒸し暑い日々がやってくるのかな。
これはこれで辛い!

投稿: やいっち | 2012/06/03 21:50

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